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2026年4月23日木曜日

キムラ展示会 2026.04.22

 

地元の建材店である(株)キムラさん。住宅関係者であれば知らない人はいない・・というくらい道内ではメジャーな存在。何といってもコスパに優れた自社製ブランドのアルミックシリーズは自分が勤め人時代からある信頼のブランドです。

上の写真はその現在のラインナップ。断熱気密住宅を作る上で欠かせない各種のシート類やテープ、通気部材に専用ビスや釘。今年からは鋼製束もラインナップに加わりました。

毎年、最新建材の情報収集に各社の展示会にお伺いしています。

北海道で住まいの断熱気密化が大きく発展した理由に、こうした部材の地場産化があります。正確に言えば・・製造こそ道外の大手化学メーカーですが、現場での施工性や技術標準に合わせて市場調査を重ね製品企画されたアルミックブランドは道内であればどの地方の作り手であれ取説など読み込むまでもなく自然に使い易いもの。納期が早くすぐに欲しい場合も地場産は有利。もしそれでも間に合わないという場合は・・同社の販売チャンネルとなるホームセンター(ジョイフルAK)で店頭購入も可能です。

本州の作り手が断熱気密に関わる建材を各自バラバラに調達せざるを得なかった結果、望外に高価となってしまったのに対し・・住まいの断熱気密化を当たり前と捉えてコスパを追求したアルミックシリーズは断熱気密住宅を誰でも手の届く存在にしました。

全国的に見れば・・断熱気密化された住宅なんてまだまだ高級な存在ですが、北海道ではむしろ庶民の味方/笑。燃料費をいくらでも負担できるお金持ちはともかく・・庶民なら適切な断熱に投資して燃料価格の高騰を吸収できるように考えるのが賢いと思います。

今年からラインナップに加わった鋼製束。基礎断熱の割合の高い北海道には欠かせない建材です。

美しく加工された内装用の羽目板。けして安価ではないが、それでも複合構造とすることでコストダウンを狙うとともに狂いを抑えています。

様々な端末を磁石で貼り付けることが可能なtower。経年で磁力の低下はどうなのか・・もう少し様子を見てみたいと感じました。
今日はNO MELON NO LEMON なんていかが


2025年8月6日水曜日

南幌町がTVのけいナビに

地方移住の話題でなんと南幌町が・・ 


みどり野きた住まいるヴィレッジも残り区画僅かとなってきました。動画の中で役場の宮川さんがおっしゃっている通り今から7年前の2018年当時は600区画以上も宅地が余っていましたが今はもう僅か・・中でも土地区画が半額になるみどり野地区は人気が高いです。ご興味のある方はぜひ!

街のことなら・・南幌町HP https://www.town.nanporo.hokkaido.jp/

区画販売は・・北海道住宅供給公社HP https://www.hokkaido-jkk.or.jp/


2025年7月1日火曜日

 6/28(土)の「⽇本建築学会北海道⽀部 第98回研究発表会」は聞きごたえ満点の内容だった。残念なのは・・環境、構造、材料/施工、歴史&意匠の4分野に分けて4つの教室で同時進行するところ。実務者の自分的には、意匠も構造も環境も歴史も一緒に聞きたくて仕方がなかったが・・残念ながら体は一つ/笑・・

しかし小樽市の戦後建築についての調査研究は以前より興味を持っていた分野なので最高だった!/笑



写真は小樽市民会館。昔から何となく知っていたが、初めて近代建築目線で見直したのは2004年の冬。一見して分かる通り戦後のモダニズムを象徴する表現・・バラ板型枠によるRC打ち放し&タイルやPC部材の導入による繊細な格子、細いスチールサッシュによる光溢れるホワイエ、あまりに華奢なスチールのササラ、大胆に跳ね出した上層階等々・・その姿は学生時代に学んだ、前川や坂倉、佐藤武夫らの匂いそのものだった。当時も設計者である矢野良とは果たしてどんな人物だったのか興味を持ったが、今回21年ぶりに少しその実像が分かって嬉しかった。研究者のみなさまにはこの場をお借りしてお礼を申し上げたい。



北海道小樽市における戦後建築に関する調査研究 その2

2024年度調査報告:小樽市建設部所有図面について

○鈴木 明世(北海道博物館)・金子 晋也・小林 孝二・駒木 定正・武田 明純・西澤 岳夫

出典:研究発表会目次より

研究発表会目次  https://hokkaido.aij.or.jp/wp/wp-content/uploads/2025/05/fa5bf998ecdc31f796d993fc35ef9e9d.pdf 

プログラム https://hokkaido.aij.or.jp/wp/wp-content/uploads/2025/05/547800c7b5e657e4448d9f73c4188449.pdf


2025年6月18日水曜日

Meet up Furniture Asahikawa

本日はイベントのお知らせです! 

みなさんぜひ6月末は家具の聖地旭川に集合!大雪連峰の麓に広がる美しい景観の中で最高の家具たちに触れて頂ければ幸いです。当事務所の床ガラリや椅子を製作いただいている匠工芸さんももちろん参加します。


公式HP https://meetup.furniture/


2025年6月7日土曜日

住まリテ?もうそんな時代・・

 今日の話題は情報提供。家づくりを目指す人向けになんと国交省が官民連携で作ったサイト。その名も 住まリテ。中々の出来の良さなのでご紹介させていただきます。

住まリテHP https://www.mlit.go.jp/sumai_literacy_pf/

実は日本人の多くは自分の国を先進国だと思っているけど・・中でも凄く遅れている分野が暮らしと住まい。そう家づくりなんです。世間的にはリテラシーの低い分野・・

リテラシー:本来は読解力の意。近年は特定の知識を使いこなす力を差す。

みんな昔、社会の時間に習ったことがある昭和のキャッチフレーズ「夢は庭付き一戸建て」。庭すなわち宅地を買ってその上に一戸建てを建てることが昭和的な夢。男性ならこれができて一人前、女性ならそんな住まいに住めることが幸せ・・そんな風に昭和の夢は実に単純/失礼・・シンプルでした/笑。

その一方でそうやって大手住宅会社とそれを皆でお手本に一戸建てを量産し続けた結果・・僅か半世紀で約600万戸の空き家を抱えるのが令和の時代。もちろんこれでも築30年も経たずに壊される家が膨大にあった結果の数字なので、日本の家づくりの質がいかに低かったのかが分かる証拠となっています。

そう・・物のない貧しい時代を生き、自身の主張も認められなかった多くの昭和人にとっては「あなたの希望通りの家が建つ」というキャッチフレーズはものすごく心に刺さるものだった。幸運にも一戸建ての建て主になれた人はみんな、にわか勉強をして自分好みの間取りや壁紙、調度品で家を作り飾ったのでした。

そんな風に横並び意識の高い日本人が作った間取りや家々は本来なら普遍的で新たな住まい手にとっても暮らし易く、仮に直すにしても直し甲斐のある家のはずだった。ところは結果は前述のとおり、あまりに個人的な好みや自分的にはこれが最適!を積み重ねたところで住まいの質は上がらなかったばかりか、昭和の中古住宅の多くは肝心なところが使い難く住み難く・・おまけに夏は暑くて冬は寒い・・直したいけど高額過ぎて、それならいっそ新築の方がよくね/笑・・の悪循環。 平成までは何とかそれで乗り切れたけど令和の時代はそう甘くない。溢れかえる情報を取捨選択し使いこなせる知力が求められています。

この機会にぜひご一読を!

今日はPOLICEのカバーをHSCCで・・相変わらず質高し!です



2024年7月7日日曜日

色々な「北方型住宅」がある 2024.07.07

 最近、北方型住宅に関する質問が増えている。作り手としては凄く嬉しい。

ふと想えば・・スイスイハイムやヨサワホーム、参上工務店のように固有名詞と見た目が結びつき易い家は分かり易いけど、「北方型住宅」(商標登録済)と聞いて「ああ~あれね」と外観を思い浮かべる人は少ない。

          

そうなんです!「北方型住宅」つーのは特定のヴィジュアルや形は決まっていない。要は形や素材は建て主さんの自由でいいけど、それ以外の目に見え難い大切な事柄をまとめますから、家づくりの際はぜひ採用してね!というもの。要はスイスイハイムやヨサワホームを選ぶと”あの外観”もセットで付いて来るけど、「北方型住宅」だと高い性能や賢い間取り、暖かくて涼しい家づくりの専門家+設計や施工、完成後も設計図をデーターセンターに30年以上保存みたいな、見た目以外のメリットがセットで付いてくるという訳。

「ええ~っ・・早く言ってよ~もう工務店さん&設計者さん決めちゃったよ~」という人も心配ご無用。北方型住宅の仕様(約束事)が一冊にまとまった「技術解説書」が公開されているから誰でも無料でダウンロードして使うことができる。デザインはいいんだけど性能面は少々不安?とか自社仕様絶賛だけど~本当?みたいな作り手の場合は、ぜひこの技術解説書を守ることを契約条件にするといい。内容は現在道内で一般的なもの+α程度だから、どの作り手であっても難しすぎるということはない。

北方型住宅2020技術解説書ダウンロード https://www.kita-smile.jp/north2020

さて前回の記事で北方型住宅が北海道の長年にわたる寒冷地住宅研究の成果であることは説明した通り。今日はその北方型住宅の種類について。

そう「北方型住宅」といっても長年続いているから時代ごとに様々なバージョンが存在します。北方型住宅2005や2010(ECO)は見て分かる通りその年の省エネ基準の年号を取って命名されたもの。

ところで現在の最新版はといえば「北方型住宅2020」これが地域のスタンダード仕様つーことなんです。

ところで「北方型住宅ZERO」つーのも最近ちらほら聞きますよねと・・それって2020とはまた違うんすか?

よくぞ聞いてくれました/笑

この「ZERO」という仕様は「2020」の仕様をベースに任意に選択可能な「脱炭素に資する対策」を10ポイント以上選んで加えたものです。

北方型住宅ZERO={北方型住宅2020}+{脱炭素ポイント>10P}

北方型住宅ZEROとは? https://www.kita-smile.jp/kenchiku/post-675/

ちなみに・・この「北方型住宅ZERO」を南幌で8棟建てて展示販売しようという企画が進んでいてそれが「南幌町0カーボンヴィレッジ」という訳です。

南幌町ゼロカーボンヴィレッジ https://www.replan.ne.jp/articles/42243/

ご興味のある方は当ブログの過去ログをぜひご参照ください。

今日はHSCCでクラプトンのカバーなんていかが・・本家に迫ります。


2024年7月6日土曜日

北方型住宅とは? 2024.07.06

北方型住宅って?・・残念ながら道内/地元の人にその内容はあまり知られていない。

「スイスイハイム」や「結局は性能」、スゲーデンハウスに比べると存在は地味。

そこであらためて・・

北方型住宅:「北海道の気候風土に根差した質の高い住まい」

実は印象こそ地味だが凄いのは、最近ネットで流行りの「エコハウス」や「断熱気密住宅」、「全館空調」、「エアコン一台で家中~」等々の住まいの大半はほぼ北方型住宅の要素技術に関連しているか、その技術を使っているということだと思う。

北方型住宅は数こそ、多くないものの、その技術開発の過程で得られたノウハウを随時民間にフィードバックしてきたことで、今や道内における一般的な新築木造住宅のスタンダードな工法なのである。

上の写真は1981年の第24回寒地建築技術講習会のテキスト。当時で既に24回目の講習ということは、始まったのは1950~60年代と思われる。1988年にリリースされた「北方型住宅」はそれまでのこうした研究成果の集大成であり、その改良は現在まで続いている。
写真提供:菊地組/青森県

要は道内で 理想の住まいを求める際、まずチェックすべきワードが「北方型住宅」だと憶えておいてほしい。もちろん家づくりの情報収集は各人の自由だし、特に最近の住宅系youtubeは気軽で入り易い。その反面、地域性や前提が曖昧なまま個人の感想を押し付けている場合も少なくない。気を付けないと北国の人がそれとは知らずに南国の家づくりを目指している?そんな笑えない現実も増えている。

そもそも特定の作り手個人が自身の地域ではこうしてます!ということと・・それが道内どこでも適切です!というのは全く別の話し。特に北海道は広い・・意外に感じる人も多いが、住まいとはどの地域を前提にするかで適切な設計や施工、設備の内容なども大きく異なる。

先日も道内のかなり寒い地域にお住まいの人からエアコン暖房が最高!というお問い合わせを頂いた。話しを聞くと、築5年でなんともう建て替えたいのだと言う。えっ?最高なのになぜ??と聞くと・・理由は寒いから。厳寒期の夜中にはエアコンが停止してしまう。とのことであった。そもそも暖房設備の選択肢が豊富な道内でなぜ最も寒さに不利なエアコンをチョイス?と不思議に思いやり取りを続けたところ・・今まで6~7地域の設計者発信の情報を信じてきたことが判明した。

エアコンは平均外気温が0℃以上の地域でならば最高の効率を得られる旨を説明した上で、-10℃を大きく下回るような地域では効率が引き出せないばかりか、ご自身で体験されたように条件次第では停止してしまうものだとお伝えした。

これから家づくりを目指す人はまず「前提」を大切にしてほしい。具体的には「地域性」とそれに適した設計や施工、設備の選択を誤ることなく理解できるよう自らを賢く鍛えてほしい。この情報発信がその一助となれば嬉しい。

北方型住宅 https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ksd/200828hoppougata2020.html

*北海道建設部住宅局HPより


メールにて:はじめまして〇〇と申します。道内で住宅取得を目指していますが、一般的な価格や仕様の中でお薦めな方法はありますか?ネットも見ているのですが選択肢が多過ぎて正直どれがよいのかぜんぜん選べません。


山本:平均的な価格と仕様を目指すのであればまず上の二枚を作り手に示して下さい。大まかな希望概要が伝わります。もし設計または設計&施工契約に進みたいとお考えなら、「北方型住宅2020の技術解説書」を守って設計&施工していただくようにお願いしましょう。北海道の実情に即した非常に実践的な内容ですので安心です。

こちらがリンクです:https://www.kita-smile.jp/north2020

仮に自社以外の仕様は難しいと言われた場合はその自社仕様が北方型住宅2020の内容を上回るものか否かを必ず確認してから、頼むかどうかを決めて下さい。意外と大手住宅会社の方が内容がよくなかったりしますのでご注意ください。

冒頭でも少し触れましたが・・平均的な価格と仕様の家(けして自分ら贅沢なんて目指してないす/笑)と思っていても、一般の建て主が家づくりに必要な事柄の全てをyoutuberの動画や他のSNSから得るのは難しい。概要をバランスよく知りたい場合にまとめサイトが便利なように、必要な項目がまとめられた技術解説書は最高のまとめサイトという訳なんです。ぜひお使いください。/笑

今日は「夏」のジブリなんていかがでしょう





2017年5月23日火曜日

この人のブログ面白いです。

新潟を中心に活躍する工務店。オーガニックスタジオ新潟の相模社長のブログって面白いです。

お題はズバリ「大手ハウスメーカーの価格はどれくらいか?」だそうです(笑)

オーガニックな家ブログ

http://ameblo.jp/organi9-sta/entry-11865162739.html

2016年12月21日水曜日

これで良いのか断熱改修


2016年12月8日、先進的な工務店さんの集まりであるソトダン21さん主宰のセミナーで、福島先生と共にお話しをさせていただいた。演題はずばり「これで良いのか断熱改修」。会場には今旬なテーマとあってか80名を超える人にお集まりいただいた。その後その様子が参加者数人のフェイスブック等に取り上げられたが、今後益々大切になる断熱耐震リフォームのお話しなので、そもそもこの企画が生まれた背景を明らかにしておきたい。
 
直接のきっかけはソトダン21の役員を務めるアクト工房の松澤部長からのお誘いだった。「12月に耐震断熱改修をテーマに福島先生とトークバトルをしてほしい。」突然のお話しだったので理由を尋ねると「実は最近、福島先生に絞られたんすよ・・」とのこと。松澤さん曰く「断熱耐震改修はまともに取り組むと安くできるどころか新築並みに高くなる。」と何気なく語ったことから福島先生がそれに食いつき議論が勃発。
 
福島先生:「安いリフォームなんてどーせまともな仕事なわけない!なんて経験豊かな工務店さんが決め付けるから、うちはできますよ!っていう悪徳業者がいなくならないんだよ。」
 
松澤部長:「断熱をやりかえるとか耐震性を上げるってかなり骨組みレベルのお話しになるじゃないですか?そんな大切な工事を安く!安く!ってそんな無責任な仕事はできませんよ~。
 
福島先生:「言いたいことは安っぽい仕事をしてよ!ということじゃなくて、例えば退職した人があと20年くらい、せめて快適に暮らしたい。とか断熱も気密も通気層もあるけど今の水準だともう少し断熱性を上げて、どうせなら耐震性も上げたいね!とかいろいろニーズがあるでしょ?そもそもあらゆる年代の断熱建物が混在しているのが北海道の実情なんだし、それぞれの年代の建物や住い手の要望にきめ細かく対応できる処方箋を用意するのがあなたたち地域工務店じゃないの?
 
松澤部長:そりゃ~・・分りますけど・・・やっぱり建物の根幹に関わる部分の性能を上げる!って考えるとハードル高くないでしょうか?自分には難しく感じちゃうんですけど・・・・・
 
福島先生:それじゃあ~僕が自分でお客さんを見つけて実践してみるからさ。その成果をイベントにしようよ。
 
以上:名古屋の夜にて・・・とのことだった。
 
話しを聞いて、真っ先に浮かんだのは「やられた、さすが福島せんせ!」だった。確かに先生が指摘するように、「断熱」や「耐震」と聞くとすぐに新築目線で根本からやり直さねば!という意識が働きやすい。特に別の工務店が昔に作ったものを直してよ!なんて頼まれると責任感も相まって、あれもこれもと神経質に疑いがちだ。その反面、間取りや構造といった部分がよくないばかりに単なる寒さ対策、耐震補強では終わらないものだってあるはずだ。要はリフォームってスタートの状況がぜんぜん違うから、事前の検査や診断がほとんど必要ない新築とは似て非なるもの。むしろ遥かに複雑で難しいものだと思う。先生が伝えようとしているのはそういう事実なんだと感じた。その上で松澤さんにはこんな風に伝えた。
 
山本:「そーいうことなら・・私が思いっきり新築目線のリフォーム事例を発表するから、それと対比させて行きましょう。要はセミナー当日は私が名古屋で叱られた松澤さんを演じるってのはどお?/笑」
 
松澤部長:「それそれ!それ面白そーですね~(笑)」
 
そんな理由で当日のセミナーと相成ったのですが・・・みなさんいかがだったでしょう?(笑)
 
福島先生は単に通気層はもう不要だ!と過激発言をしたのではなく、その条件として、1:気密が確保されていること、2:室内を常時負圧に保てる機械換気を備えていること、3:子育てが一段落し生活湿度が比較的低いことを前提とし、さらには通気層を実際に塞いで実験までして発表していました。確かに新築工事費の1/10以下でGW120mm断熱から一気に250mm断熱に変身出来るならそれはそれで素晴らしいと思う。「断熱+耐震≒高価」みたいな先入観じゃなくて、もっと幅広く物事を捉えられる視点を大切にしよう!目からうろこは落とそうね!ということでした。
 
先日、別件で北海道のこうした家づくりのスタイルをどんな風に表現したらよいのか?を考える機会に恵まれた。私は「環境実学主義」というのがいいと思う。と発言したのに対して、ある女性建築家が「環境生活主義」でもよい。と言った。私も彼女の提案がすっかり気に入り、これから使うことにしたいと思う。私たち北海道の作り手はいつだって環境生活主義の視点を忘れてはいけない。なぜなら今の北海道の建築を育てた源泉こそ環境と向き合う生活なのだから。
 
この場をお借りして、貴重な機会を与えていただいたソトダン21のみなさまと、学びと気付きを与えてくれた福島先生、当日は師走のお忙しい中、会場に駆けつけてくれた参加者のみなさまに心より御礼申し上げます。これからは断熱+耐震リフォームで全国一を目指しましょう!(笑)
 
今日は2CELLOS・・彼らのようにありたいということです。(笑)
 
 
 

2016年4月5日火曜日

世界一貧しい大統領

一見豊かな私たちの世界。果たしてほんとうに自分たちは豊かなのか?大切なものを見失ってはいないだろうか?

ムヒカ大統領の演説より   http://logmi.jp/9911

2013年10月2日水曜日

震災をきっかけとして住いと建築を考える

 
今日は北総研のフォーラムに行ってきました。
震災は私たちの社会の有り様に大きな疑問を投げかけましたが、建築もまた同じ。一時の混乱もようやく収まり復興住宅をどのように作るべきか?もっと広く、今後震災大国である日本の建築が取り入れるべき課題はなにか?作り手や住い手、地域行政との関係をより良く繋ぐ方法とは?自らも作り手の一人として考えに向き合うよい機会をいただきました。

技術をいかに生かし使うのか?そうした計画思想や哲学に大きな変革が求められている。そんな涌井先生の提言に、はっとさせられました。私たちはすぐに便利で楽な技術(方法論)を喜びますが、実はそもそもそれを生かして正しく使っているのか?そう謙虚に問い直す瞬間は意外に少ないのでは?

被災地の建築家である佐々木さんの静かな語り口から、逆にその経験の凄まじさが伝わってきました。地域の建築家としていかに生きるべきか?そんな風に問いかけられているように感じました。

2013年8月2日金曜日

誕生日ありがとう!

先月ついに50になりました。たくさんの方から「おめでとうの!」メッセージをいただきまして心より御礼申し上げます。ほんとうに時間が経つのって早いものですね~(笑)、家族が開いてくれた誕生会も今回は節目らしく特別?(笑) 長男がデザインし全員からのメッセージが入った色紙は気恥ずかしさ:1/3+嬉しさ:1/3+泣ける:1/3。
 
知らないうちに自分の言葉を話すようになったんだなあ~なんて...普段を知らない男親の...すまない後ろめたさを感じました。

 
10年の勤め人時代を経て1998年に開業して以来、とりあえずは いけいけ!で突っ走って来たように思います。そんな意味では残念ながら自分は、机の上と、お客さんと、現場の三つしか知りません。「でも家族って大切なものですね」  なーんて感じるのは、やっぱ歳なのでしょうか?(笑)
 

2013年6月13日木曜日

これは面白い事に!幸せな札幌キッチン事情

すっかりブログでおなじみ、クリナップ㈱の石川氏より「新たなスペースが出来ました!」のお知らせをいただき、行ってまいりました。3年前に同僚建築家から紹介していただいたことがきっかけで、氏とのお付き合いも気付けばあっという間の3年間。地域の材料や技術を掘り起こし、建築のデザインとして市民に発信することをテーマにさまざまな分野の試みを紹介してきましたが中でも、地元の白樺を用いた美しい合板によるキッチンの製作に始まり、北海道で一般的な間取りであるLDKの大空間を使った各家庭専用のキッチンデザインは、今やクライアントさんから石川氏の逆指名をいただくまでになり大成功を納めました。従来はショールームを舞台に規格品を大量販売するイメージが強い大メーカー。良くも悪くも70点の商品をいかに流通させるのか?といった基本戦略に囚われすぎることなく一点ものを作り込むという、大企業が本来不得意とする分野に新たな需要を見出しています。

足回りのステンレスの巾木加工や内照式照明のセンス。床は無垢の北海道産ニレ材のフロア。

ゼブラウッドの突板で作られたニッチにLEDの極小ダウンライト。

調度品のセレクトや照明の入れ方も石川氏の提案が生かされている。

北海道産のカバとスプルスを用いた框(かまち)扉のサンプル。

通常どうりショールームではメーカーの規格品のラインナップを扱っているがこちらのスペースでは基本的にスペシャルなものが主体。

白樺合板の扉の見本も様々なものが用意され、ご当地グルメならぬ北海道スタイルのオリジナルキッチンを作ることが出来る。当然ながらこうしたスペシャルな要望に対応できるのは東京以外は現在、北海道支店のみ。良質な地域材や地元の美しいステン加工の技術を用いた世界に一つだけのキッチンをリーズナブルに作ることができるということなんです。美味しい食材に溢れる北海道だからこそこんな選択肢はとっても魅力的だと思いません?(笑)

旭川で加工された扉の彫りこみ引き手。

端部加工の種類の他に表面の仕上げにもバリエーションが。

ペーパーウッドをルーターで彫りこんだ扉の見本。彫りこむ位置や形状で挟まれた再生紙の緑の模様が様々に変わるので面白い。たとえば家中の家具や階段、枠回りとコーディネートすることも可能。デザインの可能性が色々と広がって楽しい。

地元のカバやナラ、タモ材で作った扉のサンプル。

見慣れていても、身のまわりにはほとんど使われてこなかった白樺。色は塗装すると赤味が穏やかです。派手さは少ないものの毎日使うカジュアルな材料としてはその分空きも来ません。なにより北海道っぽくてよいと思いませんか~(笑)

その名も「札幌キッチンスタイルラボ」

まだほとんど出回っていない国産の4点レンジ(但し魚焼き器はナシ)

ドイツ製の高級水栓メーカーであるグローエがずらりと並んだ一角。お洒落なアクセサリーやハイセンスなガラス棚等も実物を見ながらチョイスが可能。



こちらは天板のステンレスのバイブレーシヨン仕上。傷が目立ちにくくお薦め!一時の人工大理石人気も一段落し、近年は耐久性に優れるステンレス天板の人気が高まっています。確かに一生ものですよね~(笑)

光り方が穏やかで安っぽさもなし。ヘアーラインに飽きた方はいかが?

地元の加工業者が鏡面の水準まで磨き上げ曲げ加工したトレイ。

うーん!さすがクリナップさん。これから北海道のキッチンは凄く面白そうですよね~(笑)。たくさんの地元の素敵な材料や技そしてセンスで素敵なキッチンが生まれるといいですよね~。さて次はどんな仕掛けを考えようかな~(笑)

今日はクリスブラウンなんていかが?かなりマイケルの影響を感じるクリス。歌も上手だけどダンスも上手い!PVの中で寿司をつまむ中国系アメリカ人の豊かさに今の時代を感じますよね~。

2013年4月5日金曜日

年度末と新年度

毎年想うのですが、慌しく3月が終わりふと気が付くともう4月になっている。そんなここ10日ほどでした。ところでみなさんはいかがお過ごしだったでしょう?(笑)

私は、ひたすら法改正に関わる講習+勉強、セミナーに卒業式、建築家展に今度は入学式の準備に、計画案の概算に補助金の申請と頑張ったのはよかったのですが月曜日から二日ばかり熱を出してダウンでした。まあ~そろそろ年ですからいつまでも無理はききませんが、布団に入りながら昨年から今年のめまぐるしい建築界の様子を想いだすよい機会になりました。

先進国でありながら、増え続ける暮らしのエネルギー。3.11も重要な契機になって14年ぶりに改正が決まった省エネ基準。一見簡単そうで実はかなり複雑なんです。今年の10/1施行予定の新基準が従来の99年基準と建物の性能的には変わらないことから、まだ多くの作り手が「実態は改正!、改正!と脅かしてはいるが中身は据え置き!国のことだからまた脅かして~」と思っています。確かにその通りに見えなくもありませんが真実は少々異なります。実は昨年(2012年9/4施行)一足先に始まった認定低炭素住宅の税制優遇措置こそがくせもの!実は改正省エネ法の1割UPのこの「認定低炭素住宅」の仕様こそ事実上の新基準と見なくてはいけないのです。その理由は従来のほぼ全ての優遇措置(インセンティブ/補助金等を含む)がこの認定低炭素仕様に一気に移行するからなのです。要は99年基準から引き継がれ今年の10月1日施行予定の新基準とは「これ以上性能の低いものをつくることは出来なくなりますよ」という最低のボーダーラインを示すことが目的(確かに今までは単なる努力目標でした。)で、当然ながら最低すれすれをクリアーした程度のものに今までのような補助や優遇は与えません。という意図を読み取る必用があるのです。「今までのように補助や優遇が受けたければ最低1割以上はレベルを上げてきてね。」 まあ~毎度ながら国のメッセージは難しいのですが、今回は特にたいへん。これ以外にも再生可能エネルギーの全量を買い取る「固定価格買取制度/FIT」、目前に迫る消費税の値上げ、アベノミクスのお陰で一気に進む円安のために大きく変動する建設物価等々...全てが建て主にとって人事ではない事柄ですから、しっかり説明が出来るように日夜、勉強が続きそうです。 まあ~今にして想えばデフレもまんざらでも~なんて弱音も出そうになりますが...まあこれも試練、いつものように頑張ります。

お打ち合わせをお待ちの建て主のみなさま、お待たせして誠に申し訳ありません。来週からまたガンガンはじめますのでぜひお楽しみにお願いいたします。(笑)

まあ~今日は聖子ちゃんでもいかが?
http://www.youtube.com/watch?v=5GP93EgC5Lc

2010年9月13日月曜日

これからの は.な.し

今、中国人にとって北海道がブーム。昨日みたテレビでそんな特集をしていました。毎年二桁台の経済成長を続け、GDPでも日本を追い抜くことが確実となった中国。そんな彼らの憧れが美しい自然と歴史ある街並み美味しい食べ物に、異国情緒溢れる伝統文化と最先端の技術が同居する日本という国なのだそうです。不動産においても北海道の物件は中国国内に比べて割安なのだとか、国際化の波は今後どんどん押し寄せるでしょう。私たちも中国語や中国の歴史を勉強する必要がありそうです。
TVに出ていた中国の企業の経営者達は、海の見える住宅街がお気に入りとか。

高台に家を買って海を眺めながら保養ができる別荘地をもつのが夢とのこと。

ひとたび街を歩けば

情緒溢れる歴史的な街並みや


エキゾチックなお祭りに

夜店の賑わい

美味しく、バラエティー豊かな食材。

特に最近は、お刺身や焼き魚がたいへんな人気なのだそうです。彼らの趣向もひところの日本≒電気製品から大きく変化してきているようです。意外にも私たちの暮らしにとって当たり前のことが彼らにとっての憧れ(価値)のように思えます。ぜひみなさんもこの当たり前を見直してみてはいかがでしょうか?実は日本ってずいぶん良いところのような気がしませんか?(笑)