先週の5月26日は「北7条の家」のお引渡しでした。馴染みのお花屋さんにお花を仕立てていただいて準備完了。
半年以上に渡り、現場で苦楽を共にした紺野さん。担当は社長さん自ら務めていただきました。建て方からお世話になった高橋棟梁、そして黙々と美しい室内や階段、そして最高の造作を作り出していただいた一ノ瀬棟梁、設備全般をご担当いただいた相澤さん、太陽光発電とそのシステムをご担当いただいた佐山さん。いつも最高のキッチンを作ってくれる石川さん、同じく最高の家具を作ってくれる桑原さん・・感謝、感謝!
そして何より全国一の住宅基準である「札幌版次世代住宅基準」と「北方型住宅ZERO」への挑戦をお許しいただいた建て主さまにこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
ふと想えば・・2009年の「銭函の家」から早15年。巷で言われる高性能住宅専門の設計事務所として見た目は違えど300mm断熱の家を作ってきました。
「北7条の家」はその43棟目に当たります。
いつも思うのですが、最高の環境性能を持ち、燃費や居心地の良さが実感できること、そして地域の材料と技で作られていること。寿命の短い機械設備による短期間の高性能ではなく長い間、楽に手間が掛からずに住めること。子供に残して喜ばれる家にすること・・・
全て、今の時代から感じる疑問に答えることを家づくりの目標にしてきました。
事務所を始めて今年で26年目。このブログも15年目になりますが、不思議なことに大切な家づくりをお任せいただく機会をたくさんいただくようになりました。
設計者としては本当に嬉しい限り。引き続き良い家をたくさん提案して行こうと思います。
空間を邪魔することなく、軽やかで光あふれる階段。光あふれる室内はナラ材の床や白樺の家具を引き立てます。
差し込む光は少しづつ夏に、たくさん断熱をして空調計画もしっかり行いましたから夏も涼しく暮らしが楽だと思います。
ぜひ一年を通して住まいを楽しんでほしいと思います。
今日はバネッサ・カールトンなんていかがでしょう