2010年2月26日金曜日

新築.リフォームフェア

本日は、建築の見本市である新築.リフォームフェアに行きました。札幌白石区にある会場には道内外からたくさんの企業が出展していました。キーワードはやはりECO、環境的であることとして、再生産可能であること、地球に対する負荷が軽いこと、循環的であること、新築よりは再生に重点を置いていること、地産地消に見られるようにグローバル化からの回帰が感じられること、外国製品は特にその生産履歴や輸送に関わるCO2に関する説明を重視していること等々が会場の空気から感じられました。ひところに比べ、ECOの内容がかなり具体的になり商品も面白さを増しています。


会場の様子、輸入松材を扱うメーカー


会場は、平日ながら大賑わい。

ひところのように、快適冷暖房器具よりは断熱材に対する注目度が高い。10年サイクルの消耗品的な機械設備に高額な投資を考えるよりも、建築本体を断熱強化することで必要なエネルギー量を下げて今まで過大だった設備依存を見直す動きが印象的です。低燃費な建築を感じます。
人造大理石のシンク、シンクの底が固く水の落下による振動が出ずらい。要は音が静かなシンクです。


水栓はすっかりワンレバー+シャワータイプが最近の流行になりました。

2010年2月24日水曜日

北海道の建築家による住宅展のご案内

本日は、札幌で行なわれている住宅展のご案内です。二年ぶりにリニューアルした「北海道の建築家カタログ」の発売を記念して下記のスケジュールにて開催しています。ぜひ街中にお出かけの際はお寄りいただければ幸いです。会場には現在道内で活躍中の建築家たちの最新作を展示しています。当番で会場にいる建築家も多いですので、ぜひ一度お話などしてみてはいかがでしょう?私も25日の15:00~19:00までは当番で会場におります。みなさまにお会いできる事を楽しみにしています。

日 時:2010年 2月24日(水)~28日(日)
     11:00~19:00

場 所:札幌市中央区南2条西2丁目ブロックBLD.4F
     ほくせんギャラリー

入場料:無料



ちなみに2007年のイベントの様子。場所は同じ、ほくせんギャラリーです。



模型や図面、ポスターにスライド等、盛りだくさんです。

建築家本人達も会場におります。


2010年2月20日土曜日

あいの里house 模型作り

今年の着工物件の模型を作りました。この度の敷地は新興住宅街の中にあります。現在周りにはほとんど建物がありません。想えばこうしたケースはこれまでで3回目。意外とありそうでないのが新興住宅街です。周りには計画する上で手がかりとなる事柄が少ないので一見自由に発想できますが、数年で建て込むことを考えるとどんな計画がよいのだろう?初めての人どうしが集まって街を作るってどんな感じかな?そんなことを考えながら複数案を作りました。


クライアントの好みで三角屋根の無落雪型屋根のシルエット。勾配は初めての7寸勾配です。
小屋組みを全てトラスにして開放的で高い天井の2階を作ります。

一定規模以内ならば条件により2階の上にも階を設けることが出来ます。


平面的な面積はコンパクトでも天井が高いと、建築の中に建築を作るような発想が可能になります。天井の高さが一定の空間も悪くはありませんが、天井の高さに変化が付くと俄然空間が面白くなります。当然ながらそこに床を設けて使い方を工夫すると、洗濯干し場やサンルーム、ロフトや納戸、展望室やお昼寝スペース等々、どうしても2階建ての中で実現できなかった用途の空間が容易に取れることにもつながります。


2階のロフトの部分のみを作っています。合体すると上記のような空間が現れます。

2010年2月1日月曜日

週末の打ち合わせその1

今年の案件の打合せをニセコの家で行ないました。久々に訪れるニセコは凄い雪、豪雪という表現がぴったりです。近年、札幌も雪が少なく、知らずに慣れてしまっていたことにあらためて気付かせてくれました。雪の量って本来こうですよね~。(笑)4年前に雪とどう向かい合うか?をテーマにあれこれスケッチをしたことが懐かしく思い出されます。


隣の町営住宅は、屋根がすごい事に...雪庇が落ちただけでも下屋に被害がでそう。(怖)

1階の窓を守るために、落雪の弾道計算等を行なったのですが、もはや屋根の落雪は地面から2.5m上の窓に届いています。

画面:左(風上)から右(風下)へ風が吹くと屋根の上に残った雪は風下側が大きく重くなります。豪雪地域では、この風向きが実は非常に大切です。それにしても一時期は屋根の上に1.5mはらくに積もってますよね~。


リビングから見る朝焼け。


リビングの借景、クリスマスツリーも朝焼けに染まります。