2010年9月11日土曜日

菊水の家 型枠工事

菊水の家では布基礎の型枠取り付けが始まりました。

菊水の家は1階の床がコンクリートとなります。左側の断熱材が薄く見えますが、両方とも同じ10cmです。室内側の断熱材が床下で止まる為に、右側(外部側)の断熱材より低いのがその理由です。
地下水位が低い菊水では床下をより掘り下げることができます。反面型枠の高さが高くなり、取り付けが難しくなります。今回は床下の空間を用いて外気を加熱してから、換気装置に送ることを考えています。南あいの里の家が自然換気(パッシブ換気)スタイルなのに対して菊水の家は機械換気スタイルです。

南あいの里の家 脱型、埋め戻し

現在、現場は基礎の型枠を外し(脱型)、構内設備の配管を行っています。上水や下水の管を所定の勾配をとって建物の周りに埋設してゆきます。

基礎の内外に打ち込まれた断熱材です。北方型ECO+でポピュラーな仕様は外側に10cmですが南あいの里の家では倍の厚さを用います。地中に逃げる熱を最小にし、私たちの暮らしから発生する生活排熱を最大限に生かそうと思っています。

布基礎から鉄筋が出ています。この写真は一列の鉄筋、下の写真は二列の鉄筋です。理由は前者が玄関の土間コンクリート(積載荷重が比較的軽いことを想定)後者が車庫のスラブコンクリートです。車庫の床のコンクリートは鉄筋量を倍にして荷重に備えています。

床のコンクリートの厚さは同じ15cmですが、中に入る鉄筋の量が車庫の床は倍になります。