2020年6月22日月曜日

住宅の木外装が身近に

北総研(北方建築総合研究所)より画期的なニュースが届いた。

2020年現在、北海道で当たり前に建つ木造住宅の多くが壁内に100mmのグラスウール(以降GW)を充填して更に外壁側に付加断熱を加えた構造をしている。従来は壁内に充填する断熱材はGWのような繊維系断熱材が多かったが付加断熱に関しては、繊維系、ポリスチレンボード系、フェノールボード系と様々で、同じ系列でも各社の防火認定の違いで選べる外装材に制限がある場合もあった。

そこで北総研では木外壁のための新たな防火構造を一から開発するのではなく、既に誰でもやっている構造を上記の3系列ごとにまとめ、まずはフェノールボード系断熱材を付加断熱に用いたグループで防火構造の大臣認定を取得することに成功した。

今後は同様に繊維系グループ、ポリスチレンボード系グループと順次、認定を取る予定で、一気に住宅の木外装が身近になる。


例えば、道内には美しい道南杉、カラマツやエゾ松、トド松なんかがたくさん植林されているが今後は家の外装としてもより身近なものになって行くだろう。

また今後は同様に全国でご当地の銘木を外装に使った住まいが増えることが楽しみでもある。
今日はゲス極なんていかが