本日は、旭川へ。秋晴れの中、駅に到着です。
ホームの廻りの足場が取れてずいぶん見通しがよくなりました。
現場では、床スラブ(床版)が打ちあがっていました。この上にタイルを敷いて仕上げとなります。暖房配管はこの一層下に既に敷設が完了しているのです。これからどんどん寒くなりますが、N所長と考えているのは、この敷設済みの暖房配管に仮設のボイラーで沸かしたお湯を通し、暖房しながら現場を進めよう。と話しています。床下を暖めることで、コンクリートの水分も早くに乾燥しますし、なにより建物が暖まって入居が楽になります。さらに暖房して室温が安定した環境は1月に予定されている内装の仕上がりを助けてくれるでしょう。さて10日からは土台敷き建て方開始です。
床レベル0に埋め込む予定の浴槽部分です。
コンクリートは化学製品ながら、骨材は現地のものを使います。春光の家ではエントランスの表情と冬、凍結の滑り止めを兼ねて洗い出しという表現にしようと思います。コンクリートを脱設後、硬化遅延材を全体に散布し、水流で表面のトロを洗い流すと上の写真のような川砂利が顔を出します。
貫板の木目がプリントされたRC打放し壁
旭川駅の正面足場も取り払われてきれいな夜景が現れました。最近は公共建物でもずいぶんと光色が意識されるようになりました。従来は公共建物といえば色気のない白色蛍光管の色(色温度:4000K以上)というのが、お約束でしたが最近は電球色2700Kとずいぶん暖かで柔らかな印象になりました。特に冬の長い北国では、街の街灯の色やショーウインドウの色はとても大切です。帰りのJRのスーパーカムイの室内も以前のむき出しの照明から、洒落た内照式照明に変わり、色温度も2700Kとなって柔らかな印象です。
こちらはDB(ドイツ鉄道)の特急の室内。半透明の吊棚の上に置いた光源で窓際と人の顔、天井の3つをバランスよく照らしている。照明を部屋の中央に付けたくなる日本の感性と壁と天井といった異なる面の交差するところに光源を置くことのドラマチックな効果をよく理解しているEUの感性。あなたはどちらがお好きですか?
お洒落なヨーロッパのお父さんにも大人気!
今日はクリスレアでもご一緒に。