「北25条の家」の外装がどんどん進んでいます。壁の仕上げは板金で「立てはぜ葺」。この葺き方は、耐久性に優れながら、リーズナブルに納まる、取って置きの方法のひとつ。板金を屋根ばかりか壁にも用いるのは北海道の正しい伝統です。でも美しくスッキリ見せるには色々とコツがあるのです。今日も監理に一緒にお付き合いください。
まずは、板金壁の大敵、デコデコ感の解消!通常の板金の厚みは0.4mm以下。当然薄いものを外壁に貼れば凹凸が目立ちます。でも家の外壁がそんな風に見えると残念ですよね~(笑)そこで色々と知恵を絞ります。まずはその敷地に合った色を探すこと。板金の凹凸は横様に光を受けると目立ちます。敷地の日当たりをしっかり考慮して色選びをすること。詳しくは企業秘密ですかね~(笑)、次には貼り方を工夫すること。理想的なのはデコデコしないことなのですから、薄いものを精度よく貼れるようにしっかりと板金屋さんと下地に関する打ち合わせをしておきます。
窓の廻りの役物は板金を折り曲げて作られる。当然見付け(正面から見える寸法)が4cmくらいあった方が加工がしやすい。でも窓枠廻りはスッキリ見せたいもの。そこで見付けを2.5cmという極薄で作っている。
上は通常サイズの役物、巾約4cm。
縦はぜがぴったり中に入り込む精度で役物を加工している。
腰廻りはスッキリ。葺き下ろされた板金の足元には水切りなどは設けない。
最も難しい、裏の南面まで到達した板金チーム。緊張感が漂います。
今日は大好きなト.ラ.イ.セ.ラ一緒にいかがでしょう?
ところで彼らは、ロック界の巨匠たちに敬意を払うことでも有名ですが。
ぜひ聞き比べてみてはいかがでしょう?