友人でE.アソシエのメンバー、大坂崇徳さんのオープンハウスに行ってきました。実は自宅謙アトリエとのこと。エイジングを意識した木貼りの外観から覗く室内の様子が、実にそそりますね~(笑)室内は美しくペイントされた壁と天井が広がる大空間(天井高4.5m)な印象、空間の境界を曖昧に溶かしてより伸び伸びと見せる技はさすがです。よい刺激をいただきました。
水廻り等の生活コアを兼ねるジャイアントファニチュアーの上部はロフト。寝転がって真っ白な天井を楽しむもよし...
空間に用いられる材料は徹底的にそぎ落とされ、わずか数種類に限定されています。空間を簡素にスタイリッシュにまとめるコツは材料をなるべく限定すること。色も同様です。たくさん色も材料も使えることは一見豊かに感じますが、実は出来上がりは凡庸に見えます。各人の好みも当然ありましょうが、使う色と素材の数を極力絞って空間をコーディネートすると...思わぬ出来栄えに、に.ん.ま.り.しますよ~(笑)、また余計なこと教えちゃった...
空間の中央にそびえる大黒柱は5寸角。
壁は一部、黒板塗装とされていて、訪れたゲストの落書きも室内のインテリアとして取り込む仕掛け。スタイリッシュでありながら来訪者に緊張感を強いることのない設計者の優しさが素敵だと思いませんか?
「ミニマルさをもっと面白くしたいなら、静謐さの中に人間味を加えることかもね?」
そんな彼のユーモアを感じました。
もちろん熱環境としてもよくできていますよ~。
なんてったってE.アソシエの一人なんですからねっ!(笑)
竣工おめでとうございます。そしてご苦労様!
今夜は素敵なバラードを贈ります。