三月十日、いつもお世話になっている住宅雑誌の編集長さんと一緒に、岩手の工務店のみなさんをお迎えしていた。昨年、一昨年に完成した住宅を案内しながら北海道の住宅の今を岩手のみなさんに紹介することが目的のイベントです。みなさんお若く、聞けば工務店の二代目、三代目とのこと。自分の代はよりよいものづくりをしたい。そのためにたくさん勉強をしたい。そんな情熱に感心するとともに、北海道のノウハウやそれらが生まれる土壌に関する話題で大いに盛り上がった一日でした。光栄にも宴席まで頂戴し、「明日の朝6:30の飛行機で帰路に着くので」とお話ししてお開き。
その後は報道で大惨事を知った。
みなさんご無事でしょうか?きっとたいへんな不自由をされていることでしょう、電話も通じず安否も分かりません。しかしどうぞ希望を捨てないで、各国の救助隊がぞくぞくと終結しています。もう少しでそちらにも届くでしょう。沿岸部の方はすぐに高いところへ逃げてください。津波は繰り返し襲来します。家にものを取りに近づかないでください。半壊状態の建物の中に入らないでください。家はまた作れます。今はどうぞ生き残ることを優先させてください。