2017年10月7日土曜日

発寒の家Ⅱ 着工します!

ちいさな四角い家「発寒の家Ⅱ」が着工します。明日はいよいよ地鎮祭。完成予定は来年の3月です。担当していただくのは株式会社アクト工房さんです。札幌では外張り断熱を得意とする工務店グループ「ソトダン21」に所属する同社は性能もさることながらデザイン指向の高い工務店として知られています。
 
 ㈱アクト工房HP http://www.actkoubou.com/
 
実は「発寒の家Ⅱ」は壁にボード状断熱材を用いた300mm断熱。私の事務所でここ最近定番化している全てグラスウールの300mm断熱とは異なる仕様です。実は2010年の「南あいの里の家」と「菊水の家」で類似の工法を用いたこともありましたが室内の水蒸気を防ぐ防湿シートは充填断熱と同様に室内側でした。しかし今回は完全な外張り断熱よろしく防湿シートは全て柱の外側に梁の外側。要は構造を防湿シートですっぽり一度ラッピングしてその外側に主となる断熱構造を作ります。この構造はなかでも非常に高い気密が出ますので今から楽しみです。どうぞよろしくお願いいたします。(笑)

野幌の家 2017.10.07現在の様子

10月に入って毎日雨に悩まされています。それでも屋根の防水の後は、なんとか外部廻りに人員を集中配置して付加断熱を完了させていただきました。タイベックで覆われた外壁を見るとほっとします。この日も気紛れな空からはぽつぽつと雨が落ちてきました。

タイベックの下には石膏ボードが貼ってありタイベックが膨らまずにきれいに貼れる。もちろん通気層もばっちり効きやすい。

こちらは苦労の末にサッシを10枚連窓にした2階居間の窓。トリプルガラスのYKK430の普及は益々、北海道の住宅の窓を大きくしてゆくと思う。昔はガラス色は断熱性の高いグリーンが多かったけれど最近は明るめのニュートラル。

現在の室内はこんな感じ。あともう少しで外部が終わると基本的には中仕事に移ります。

晴れ間を狙って、1m以上跳ね出した庇を袖壁に載せる棟梁。
なんとか天気が回復してほしい。
 
今日はシシド.カフカ&横山剣なんていかが・・カッコイイ!