2010年7月17日土曜日

今年の北方型ECOプラス始まる

今年も、北方型住宅のハイエンド仕様である北方型ECO+(プラス)には国庫補助が付くことが正式に決定されました。
先日7/6の北方型長期優良住宅推進協議会http://www.juu-tsuu.jp/conference/の総会にて採択戸数と各事業者に対する配分戸数が発表になり、私の事務所も1枠予算をつけていただいた次第です。今年の「あいの里house」に使いますが、またお役所や民間確認機関と烈しい申請の攻防戦が始まります。早く着工するために今の時期は各社の申請が集中します。特にたいへんなのは構造事務所で、きっと今頃市内の事務所は木造の構造計算で目の廻る忙しさでしょう。意外に知られていませんが、「北方型ECO+」仕様で設計するとたとえ平屋の家でも実態的に構造計算が必要となります。構造強度を25%UP(構造等級2)しないと適合審査を通過できないので構造設計者はたいへんな反面、建て主にとっては安心度が増します。新築の地域ブランド:「北方型住宅」とそのハイエンドバージョンの「北方型ECO+」、長らく日本に根付かなかった、安心して住宅を作れる環境に一歩近づいたような気がしています。住宅展示場で時間をつぶすのもけっこうですが、こうした地域の取り組みにもう少し目を向けてほしいものです。