2014年6月18日水曜日

もの凄く緻密になった昨今の家づくり...

 
毎日溢れる程図面を書いて、最適なVE案(費用対効果を最大にする案)を練りそれらがまとまると次々に着工に向けた手続きである申請書類業務に移って行きます。一言で言えば簡単なこの作業も物理的には中々ハードなものです。建築の計画を進めるためにはクライアントさんが安心して意思決定できるように普段から綿密なコミュニケーションが欠かせません。そのためのスケッチや資料を作成するのも一仕事ではありますが近年、特に2005年以降の住宅建設にはさまざまな検討や追加条件が加わり設計のクオリティーは大幅に向上しました。それらを端的に示すのが関係機関に提出する書類の量です。上の写真は「澄川の家」の提出書類の一部ですが、民間確認機関、札幌市、住宅金融支援機構、建築主、設計事務所、全ての量を合わせると家一軒の着工時だけでこうした書類の量となります。実はこの他に「省エネルギー計算書」、「フラット35の共通仕様書」が必要で審査中に指摘されると全てを訂正せねばなりません。日本もやっと社会ぐるみで住宅といえども設計の大切さが認められつつあります。手間は増えましたが住宅の品質は明らかに向上し住い手の利益となっているのは良いことだと思います。
まあ~そうは言っても...ねぇ~、さ~てもう一頑張り!(笑)
 
今日はギターの神様Jベックなんていかが?
ところでベースのタル.ウイルケンフェルドはあんなに可愛いのに凄腕。こっちも最高です。