2021年7月26日現在、「桂岡の家Ⅱ」では外装の木張りが開始できる直前まで漕ぎ着けました。
今回から採用した防火構造(北総研バージョン)では従来、必要とされていた石膏ボードが不要となります。
確かに石膏ボードを上の写真のタイベックシートの下に全て貼っても「準防火構造」にしかならなかったものが「防火構造」に格上げになるのですからそれ自体は非常に嬉しいことなのですが・・一点不安だったのはグラスウール(GW)を押さえる石膏ボードが省かれたことで、GWの反発が大きすぎてタイベックを膨らましてしまい、通気層が充分取れないのではないか?との懸念がありました。
結論から言えば、20kg/m3の硬めのGWは固く膨らむこともなく写真のように充填してもほとんどタイベックを膨らませることはありませんでした。
通気胴縁もタイベックが膨らんだ時のことを考えて30×45に通気孔を加工したものを特別に用意しましたが、20kg/m3のGWを使えるのなら次回からは通常通り18×45で充分かもしれません。
こちらはカーポートの天井部分防湿シートの下に電気配線が終わったところです。
こちらは腰水切り廻り。通気層に蜂などが侵入しないように通気層の出入り口には全てイーブスベンツを入れて空気は通すも虫は通し難いように対策をします。
水切り板金色はサッシに合わせたステンカラーです。