2021年7月1日木曜日

桂岡の家Ⅱサッシ工事

 

「桂岡の家Ⅱ」に窓が付きました。

コンセプトは住宅街の屋根を避けながら上手に海や山並みの緑を室内に取り込むことです。ですからどの方向にどんな窓を付けるのか?
どんな景色や光を切り取るのか?は当初からとても大切な設計のポイントです。

あえて二階の北東ぎりぎりに設けた大開口部は屋根の連なりの間にぽっかり抜けた海への視線を確保するためのものです。

北東から東南の角部に設けられたコーナーウインドウは眼下に連なる屋根を見えなくしながら山の緑を取り込むために設けました。

こんな感じでトリプルガラスがコーナーに入ります。

今日はJ.Passなんていかがでしょう



◆移住者さんの家を設計した時の想い出


山本:もしもし、山本でございます。今シーズンの冬はいかがでしたか?

建て主さん:いやいや暖かくて快適だったです。暖房ナシでもいつも15℃くらいはあるし、実家からいいユニクロ(ヒートテック極暖?)も持ってきたし靴下はいて快適でした。

山本:ところで15℃ですか~・・あの~せめて20℃以上で暖房していただきたいんすけど~(笑)

建て主さん:ええ~っ暖かいですよ充分・・外が-10℃なのに家の中が15℃。充分ですよね~暖かいんだし・・

山本:あのう~ところで暖房は使ってるんですか?

建て主さん:だから~使わんでも快適なんですよ!せっかく山本さんの設計、褒めてるのに~・・(なのに・・なんで住み方違うみたいに言われなあかんの?/心の声)

山本:いえいえすいませんでした~

◆2年後

山本:お久しぶりです~その後はいかがですか?随分北海道に慣れたでしょう?

建て主さん:山本さん、以前軽い言い合いみたいになったでしょ?ごめんね。実は先日、ふと家の温度計見たらね・・23℃でした。子供らも自分たちも裸足で気持ちよく冬を過ごすようにいつの間にかなってて・・2年経ってやっとおっしゃる意味が理解できました。(笑)

山本:〇〇さんもすっかり北海道人ですね(笑)

建て主さん:アハハ確かにそやね。でもこの感覚は地元の子らには絶対に伝わらんと思うわ(笑)

山本:ですかね~

建て主さん:そんな訳で・・恥ずかしながら移住一年目の光熱費・・メッチャ安くて、二年目、三年目と増えたんですけど・・こないだその話し、近所で話したら、「それでも自分の半分やで」言う人がおって「いやあ~一年目は住まい方分からんかったんです」って言ったら「違う、分かってからの半分じゃ!」って返されて二度爆笑でした。