2015年12月22日火曜日

平和の家 ディテールの確認

夜間、窓を見上げるとロフトの床が浮かび上がる仕掛けです。骨組みを顕して照明で美しい陰影を演出したいと思いました。「平和の家」はけして華美ではないけれど、生活性能の高い簡素な気持ちよさをかたちにしたいと思いました。
 
こちらは階段の巾木。カバ材で稲妻型に小さく精巧に加工されて納まります。


こちらは建具枠のタイコ面を棟梁が手加工で摺り合わせているところです。今回枠の接合は45°のトメ継ぎ。

こちらが摺り合わせの完成品。45°で白樺積層合板の切断面が美しく接合されました。
 
 
こちらは建具枠の継ぎ部分。白樺積層合板の数少ない欠点は材の長さが1.8mしかないこと。当然ながら、建具の枠にするには今の時代ちょっと短く、20cmくらい延長のためのジョイント(継ぎ)が必用になります。でも生真面目なU棟梁はこんな風にぴったり継いでくれました。

こちらは階段。一般的な家より段数を1~2段多く設計します。「平和の家」は15段。現在、旭川で工事中の「東光の家」は14段です。

こちらは内照式照明のコーブ(天井反射型)です。
 
今日はスピッツなんていかが https://www.youtube.com/watch?v=B7T4NNNWeHg