2014年8月21日木曜日

宮の森の家 基礎配筋工事

みなさん、8/19の雨はひどかったですね、今年は全国的に大雨が頻発し特に西日本では死者まで出る大きな災害になっています。北海道もここ最近は、一端降り出すともの凄い量の雨が短時間に降るスコール型の天候に変わってきているように感じます。現在、基礎工事が進行中の「宮の森の家」の現場でも土の掘削終了後、雨に合いせっかく掘った地面に水が溜まってしまいましたが後日全てポンプで排水し砂利を敷き込んで基礎の鉄筋工事が始まりました。

基本的に札幌市内の旧国道5号線より山側は直接基礎に適した良好な地盤が多いです。「宮の森の家」の敷地も固く締まったシルト層。現在露出しているのが地山(じやま:もともとあった地層)。造成で盛り土するのは一見土地を使いやすくしているようにも感じますが硬く安定的な地山の上に不安定な土を置いた構造という見方も出来ます。数十年動いていない盛り土は信頼性が高く問題ありませんが、新たに行う盛り土の場合は固い地山まで杭や基礎を伸ばして直接建物の加重が掛かるように設計します。基礎下に砂利を入れる場合は後で下がる事がないように十分転圧し締め固めて地山と馴染ませておく事が大切になります。

緩い傾斜地のために基礎高さは二段階に切り替えます。理想を言えば傾斜地の勾配なりに基礎を作れると一定の深さが維持できてよいのですが、さすがに難しいので写真のように階段状に切り替えながら凍結深度を維持します。

明日は配筋検査。頑張るぞ!(笑)
 
今日はBuzzフェイトン!この調子で快調に行きましょう!(笑)