2012年10月23日火曜日

西野の家Ⅱ 着工

「西野の家Ⅱ」が着工しました。ところで今年は、札幌版次世代住宅基準の施行元年にあたります。普及のために札幌市は補助制度も作り、かなり力を入れています。「発寒の家」、「前田の家」も応募しましたが、設計者の日頃の行いの悪さのせいで抽選にはずれ、最後に残った「西野の家Ⅱ」だけが当たり、無事今日の日を迎えたというわけです。(ホッ...)そんな幸運も関係してか「西野の家Ⅱ」は記念すべき30cm断熱プロジェクトの10棟目となります。クライアントさんは昨年の「西野の家」を見て気に入っていただいたそうで、木貼りの家が建つ!と楽しみにしていたのも束の間...後の調査で敷地のほとんどが準防火地域内であることが判明し今回は泣く泣く木貼りを断念。防火構造プラス防火窓で新たなデザインにチャレンジします。

敷地の周囲は、かなり建て込んでいて今回もなかなかに手ごわい計画となりました。近隣商業地域のために周囲には3階建て以上の建物も多いことから、見下ろされる視線に対する工夫が強く求められました。反面、南に大きく開放され敷地の日当たりが良好なことから北側の子供室は3階建ての塔屋とし南側のLDKより高く作り、屋根越しの採光と眺めを取り入れようと考えました。乞うご期待です!

クライアントさまへ

長らくお待たせしてしまい誠に申し訳ありません。精一杯頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。一緒に素晴らしい家づくりにしましょう。

今日はシングライクトーキングなんていかが?


発寒の家 明日は?

実は明日、北海道庁さんのご一行を「発寒の家」にお迎えすることになりました。メンバーは建築行政関係者のみなさんとのこと。近年光栄にもたくさんの方々に視察に来ていただけるようになりました。地域の建築に注目が集まるのはとても嬉しい事ですよね。チーム一同テンションが上がります。(笑) 資料を整え、全道からお越しいただくみなさまに喜んでいただけるよう武田社長ともども頑張ります!

前田の家 気密測定直前

概ね室内のグラスウールが入れられ、設備の貫通部分が終了すると、皆さんおなじみの第一回目の気密試験の工程となります。「前田の家」は9軒目の30cm断熱の家となりますが、さまざまな部分でノウハウの熟成が進んだ内容となっています。外貼り断熱と充填断熱の使い分けによる室内の意匠表現や内装を行う前と完成時の二回に分けて行う気密試験。防火に配慮した木製の外壁貼や三角屋根ながら無落雪のステイルーフ等々。外観は控えめながら、北海道で暮らす際に「あっこれいいな~」と思えるように各部を煮詰めてみました。

30cmおきにリズムを刻む屋根の垂木はこのまま顕しますが、壁はグラスウールを隠すように白色で塗るつもりです。出来上がりは壁の中から30cm間隔で屋根の垂木が飛び出すように見せようと思います。でもそのためにはボード貼りも内装もかなり手間が掛かりますよね~?棟梁ごめんなさい。(笑)

室内の断熱工事が概ね終わった室内です。さて緊張しますがそろそろDr.タギ氏に連絡し気密測定の段取りです。

さて~毎日天気が悪いですけど皆さんいかがお過ごしですか~?今日はおなじみバンアパ!