2021年2月13日土曜日

桂岡の家Ⅱ構造図

 

本日は「桂岡の家Ⅱ」の構造図を描いています。
コロナや雪の心配もあれど、春一番の着工を目指して快調に実施設計を進めている「桂岡の家Ⅱ」。もちろん「北方型住宅2020」仕様ですから長期優良住宅の要件である耐震等級2を豪雪地域の小樽市内でクリアせねばなりません。そのために担当工務店である丸作吉田建産株式会社(以降:ヨシケン)さんオリジナルのハイブリッド工法で設計を進めています。

「北方型住宅2020」とは? https://www.kita-smile.jp/north2020

日本古来の伝統工法とは異なり戦後普及した我が国の在来軸組工法は当初、斜め材による筋交いで耐震性を確保していましたが、特に外壁に関しては断熱施工の難しさ、それに伴う壁内結露や腐朽の問題に直面し、現在では主に外壁に構造用合板を貼るスタイルに進化しています。

明治以降、地域をあげて洋風化が始まった北海道ではいわゆるお雇い外国人(洋風化を目的に本国から招いた外国人教師)を通して現在の枠組み壁工法(2×4工法)の元祖であるバルーン工法がアメリカからもたらされます。札幌時計台はまさにそれで、工法は知らねど全国的にすっかりお馴染みだと思います。

実は北海道って和風の流れの中にちょっと洋風の香りが混ざるのにはこんな理由があるからでして・・今ではこれも愛すべき地域性だと思っています(笑)。

その後、主に道東地域においては在来工法よりむしろ2×4がより身近な工法として発展したり、それが結果的に在来工法の進化も促したのは、やはりライバルの存在って大切だなあ~と感じるところです。
そんな理由で、北海道の作り手である私的には、在来工法も2×4工法も和小屋組も洋小屋組(トラス)もみな小僧時代から馴染み深いものですし、時代の中でそれを作り上げてきた工務店さんや棟梁さんたちをリスペクトしているという訳なのです。

まさにヨシケンさんのハイブリッド工法はそんな地域のオリジナリティーに溢れた独創性を感じさせるもの。過去には自社オリジナルとして個別認定も取得しています。

プレカットは従来通り工場で、柱の間に入れる耐力面材であるパネルは自社の土場で作り現地で合体するという共同作業がキモですから、設計者の役割は工場と土場を間違いなく結ぶことになります。

面白さ半分、緊張感半分・・でも学べば学ぶほど合理的で洗練されていて毎日、新たな学びに喜びを感じています。それもこれも私に自邸の設計というチャンスを与えて下さった住まい手さんのおかげ、もう一つはヨシケンさんをご紹介いただいた同期のM社長さんのおかげです。

ヨシケン一級建築士事務所HP https://www.daichinoie.co.jp/

引き続き地域色豊かな設計を楽しませていただきます。(笑)

最近は主に図面描きに全集中なので作図のお供はYouTube。コロナもあってたくさんのアーティストの方が動画をUPされていますよね。みなさんお上手な人ばかりでびっくり・・今日はそんな中からAyasaさんなんていかがでしょ!



2021年1月28日木曜日

建築知識2月号に寄稿しました


 

基本的なことほど易しく文章化するのって本当に難しいなあ~と感じた建築知識の2月号「進化技術ディテール特集」。今はじめて気付いたんですけど「説明義務化」やそれに係わるあれこれもまとめて”ディテール”と言い切る潔さに・・なんだかスッキリしました。(笑)恐らく説明義務化の始まる4月以降は「説明ってなにを語るんだっけ~??」とか「もっと簡単にできんのかあ~」とかいろんなSOSも増えると思う。そんな時に備えてぜひご一読してみてはいかがでしょう。

2021年1月25日月曜日

冬の山歩き

 

ここ最近は、コロナで外出もできないし、以前にも増してメールやZOOMの使用が増え資料作りや図面漬けの毎日なので昨日は久しぶりに山歩きの日にしました。

雪のある地域のレジャーとしてスキーやスノボは誰でも思い浮ぶと思うけど、実はお勧めしたいものがもう二つあってその一つがこんな風にスノーシュー(カンジキ)を履いて行う野山の散歩。
昨晩の粉雪が降り積もった雑木林は音のない世界。何より思いっきり深呼吸できるのがいい。そういえば「最近、大きく息を吐いたり吸ったりすることがなかったなあ~」とあらためて思う。
ぜんぜん人が歩いていない雪面を歩くのは、なんだか自分が船にでもなったような気分になります。
冬の空は空気が澄んでいてとにかく碧い。見上げる空に吸い込まれそうになります。雲がないのはそれだけ寒いという事なのですが、夏では見られない透明感です。
下山してくるとまちの風景が広がります。こんな風に都市の傍まで山並みが迫る札幌ならではの楽しみだと思います。基本は歩くだけなのでスキーのように上級、初級の差もありませんし用意する道具も基本はスノーシューとポール(杖)だけなので手軽に誰でも始められます。慣れてくるとそりやボードを背負って行くのもいいですし、子供を連れて行くときっと大喜びだと思います。

今日はIZ*ONEなんていかがでしょう。コロナの影響で一気に見る機会が増えたものがyoutube。MVの完成度が重視されるようになってアイドルの世界も大きく変わって行くのかもしれません。














2021年1月16日土曜日

仕事始め

 


遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

みなさまと同様、急速に設計の仕事の多くがZOOMやメールを使ったものとなり。数年前がずいぶんと昔に感じられます。

定着しつつある「新たな生活様式」に前向きに取り組めるよう本年も様々な仕事に挑戦して行きたいと思います。

1:桂岡の家Ⅱ 海の見える住宅街に美しい眺望と暮らす楽しさを詰め込んだ住宅を新築します。構造はより進化させた軸組&パネルのハイブリッド工法。担当していただくのは丸作吉田建産株式会社さん。現場所長のNさん、社長の吉田さんよろしくお願いいたします。

2:南沢の家 築30年の住宅を250mm断熱化するプロジェクト。極力ごみを出さずに、弱い部分はしっかり耐震補強して、家一軒丸ごと高断熱高気密化するプロジェクトです。担当していただくのは飛栄建設株式会社さん。松田社長さん、松田棟梁さんと共に新築を遥かに超えるリフォームを目指します。

3:マンション外断熱改修工事 築深の寒い大規模マンションを外断熱改修にて再生します。工期は今年一杯。こちらも頑張ります!

まずはハープシコードでも