2015年6月15日月曜日

山の手の家 大梁架け替え工事

予想以上に解体に手間取りましたが、現在は作り上げる工程に移行した「山の手の家」です。本日は新たな間取りのために大梁の架け替えを行います。以前の間取りでは3階が居間でしたが、新たな間取りでは2階にLDKを作ります。2間半(約4.5m)梁を飛ばすので、今日は大工さん3名で力仕事です。

現代の工法で作られているために、釘やビスの本数が多く柱から梁がなかなか外れません。

U棟梁とS職長共同で、以前の間取りの不要な梁と柱を撤去して行きます。

組み付けの精度も高く、土台から柱を引き抜くのも一苦労。

使えるものは加工し直して再利用します。リフォームの場合は現場に継ぎ手や仕口を加工しなおす簡単な設備があると便利かもしれません。昔のように全て手加工とは中々行かないので今後の課題かもしれません。
 
今日は2celloの二人!相変わらず凄いです。

先週は大阪の工務店さんがお越しになりました。

先週末、大阪から工務店さんが見学に来られました。みなさん凄く研究熱心なのとその行動力に脱帽でした。未知の断熱に取り組むに当たり本場視察とのことですが、なかなか地域の外まで勉強に出掛けて行くというのは勇気がいります。自戒を込めて見習いたいと思いました。
 
写真は板金屋さんの社屋でのスナップ。北海道のブログ読者の方はほとんどご存じないと思いますが、北海道以外の地域では断熱することは長らく不要とされてきました。北海道は寒冷地、それ以外の地域は温暖地と一括りにされることが多かったからです。しかし2020年を目処に沖縄以外の地域の住宅は断熱が義務化されます。言い換えるなら、北海道の当たり前が全国区になるということですから、地域の作り手の一人として素直に喜びたいと思います。今年もたくさん本州の工務店さんや設計者の方々がお越しになる予定ですが、少しでも北海道の家づくりのファンになっていただいて全国に断熱住宅を広めていただきたいと思います。
 
夏見工務店HP http://homepage3.nifty.com/kknatsumi/