昨年、熊本地震の被災地を訪ねる機会をいただきました。壊れた建物から、益城町のみなさんのたいへんなご苦労を知るとともに、現在の住いの問題点もまた垣間見えた経験でした。
熊本地震を取り上げたNHK特集はぜひ見ていただきたいです。普段何気なくいいなと思いがちな間取りの中にもさまざまな危険や事前に理解しておくべきことが隠れています。
立ち入りが危険であると判断した建物に貼られる赤い表示。
ボランティアのみなさんの懸命な協力が伝わってきました。
新しいにもかかわらず1階が倒壊した住宅。
構造金物が使われていて現在の耐震基準を満たすものである。
こちらの家は激しい横揺れで地表を滑り、家の裏側の擁壁の上に乗り上げて幸運にも家が止まった様子が見て取れます。
家の基礎が土止め擁壁の上に乗り上げているところ。