2022年8月8日月曜日

ミハエルさんより

今日はKARVIのミハエルさんよりお誘いが・・洞爺湖の近くで面白い家作ってるから見に来てよ~とのこと。そんで急遽170kmのドライブ・・オーナーは外国の方で家に使う材木は基本全部自分で切り出したそうな・・おまけに断熱材はヘンプクリート。乾燥した麻の端材を土とバインダで練ったものでイギリスの大学で研究されたそうな・・またまた面白い人と出会えました。ミハエルさんありがと!(笑)

北海道っていいね/笑

幅30cmの梁・・あるとこにはあるもんです・・

サッシはドイツのVEKA

こちらがヘンプクリート。こんな風に練った(面白い表現だけど/笑)を壁に突きこんで行く

こちらがそのヘンプクリートを練るミキサー。本当はもう少し大きいのが欲しいそうな

まあ何と言ってもでかい窓・・

今日はE・モリコーネな気分ですね~






 

匠工芸へ


7/30(土)に「藻岩の家」のクライアントさんと一緒に東神楽の匠工芸さんへ行きました。私の事務所では極力時間を作って住まい手さんを生産者さんのもとにお連れする活動をしています。住宅はたくさんの部品と仕事によってつくられますがその一つ一つに職人たちの技が込められています。

普段気付くことは稀ですが・・一生に一度の家づくり・・自分の家づくりに関わる人やことを知って見るのも面白いと思いませんか。

匠工芸さんとのお付き合いはかれこれ20年以上になります。いつも最高の技術で美しい家具や様々なパーツを作ってくれます。そんな匠工芸さんも最近は社長が息子さんに代わり新しい世代の挑戦が始まっています。
写真は当事務所の定番。パッシブ換気用の床ガラリ

本社の玄関前のナラが随分と高く育ってきました。本社工場は東神楽町の高台に位置しています。

こちらは唐松林の中の住宅。30歳の時に転職した第二の職場で初めて木造の図面にふれました。あれからあっという間に28年が経ち・・

不思議なもので完成当時よりずっと素敵に見えました。(師匠スイマセン/笑)
きっと住まい手が長年に渡り周囲の林に手を入れ、住まいと呼応する庭に育てたのだと思います。よく大自然の中がよいという人がいますが、実際はそれほど楽には行きません。素敵な家に育てるためには長い時間を掛けて周囲の環境を少しづつ味方にする必要があるからです。
本社の前には畑が広がっています。

本社二階のショールームの窓からは水田と遠くの山並みが望めます

素敵な家具たちが所狭しと並ぶショールーム。丁度、社長自らご案内いただきました。

匠工芸の作るハイライン、アメデオシリーズ。材料は主にウオルナットとメイプルと皮

工場全体の流れが分かる二階にて仕事の流れの説明。クライアントさんもモノづくりをされるので興味津々・・「僕ず~っと見てられますね~/笑」

ジョイントのフィンガー加工。これで糊で接着しても接着面積が何倍にも増えてより強くつなげるのです。

こちらは先代の時代に作ったナラ材のテーブル。厚みは約4cm。30年前に打ち込まれた割れ止めの契り(バタフライジョイント)は全く空いていない。凄くいい仕事・・溜息が出ます。
今日はE・モリコーネなんていかが








 

追分の家 気密測定


おおっ!やるじゃ~ん「チーム追分」のみなさんごくろうさまです。

初めての仕事でC:0.1cm2/㎡は立派(注:画面のC値は0.08を指していますが正式には小数点以下第二位を四捨五入してC値とします)。ちゃんとC:0.5以下専用の小口径整流筒で丁寧に測ってくれて数値も信頼できますね。

上の写真のラッパのようなものが整流筒。通常は26cm程度の大きさだが、超高気密な建物を計る場合は小口径のものが必要になる。

松澤社長さん、奥さん、M棟梁、設備の相澤さん、電気の向さん、測定を担当していただいたタギ先生、ありがとうございます。αAが7cm2/㎡って・・通常だと20超えるのが普通でC値0.2~0.3当たりでも十分過ぎるくらいの性能。出来過ぎなくらいだけど良過ぎて困ることは何にもないので素直に嬉しいです。

             

特に今回はウッドショックで室内側配線層ナシの壁構造・・要は気密コンセントBOX、防湿シートの重ね合わせ&テーピング、内外貫通部処理等々・・とにかく地道に丁寧な仕事が求められたと思います。また次回もぜひ一緒に仕事をお願いします!ありがとやした~/笑

今日はサラ・オレインで戦場のメリークリスマス