2013年10月2日水曜日

震災をきっかけとして住いと建築を考える

 
今日は北総研のフォーラムに行ってきました。
震災は私たちの社会の有り様に大きな疑問を投げかけましたが、建築もまた同じ。一時の混乱もようやく収まり復興住宅をどのように作るべきか?もっと広く、今後震災大国である日本の建築が取り入れるべき課題はなにか?作り手や住い手、地域行政との関係をより良く繋ぐ方法とは?自らも作り手の一人として考えに向き合うよい機会をいただきました。

技術をいかに生かし使うのか?そうした計画思想や哲学に大きな変革が求められている。そんな涌井先生の提言に、はっとさせられました。私たちはすぐに便利で楽な技術(方法論)を喜びますが、実はそもそもそれを生かして正しく使っているのか?そう謙虚に問い直す瞬間は意外に少ないのでは?

被災地の建築家である佐々木さんの静かな語り口から、逆にその経験の凄まじさが伝わってきました。地域の建築家としていかに生きるべきか?そんな風に問いかけられているように感じました。