最近、週末の雨が続いた札幌。「新琴似の家Ⅱ」はほぼ基礎工事が終了しました。この後、屋外設備配管の敷設、そして埋め戻し、いよいよ建て方が始まります。
基礎断熱も本格的に始めて20年経ちましたが、ここ最近は断熱材が十分厚く強度も高くなったので基礎の外周部分の型枠は不要になりました。
写真は中央を境に右を基礎断熱、左を通常の布基礎とした部分です。
こんな風に基礎断熱の部分は断熱材が型枠べニアの代わりをするので直接単管で押さえてコンクリートを打つことができます。
コンクリートは固まるまでは液体なのでこの型枠に強度がないと設計通りの形状を保つことができません。写真はEPSと呼ばれるボード状断熱材ですが断熱性能もさることながら十分な強度があって基礎の精度もよく出ます。
本来は梅雨のない北海道の6月ですが最近は雨が多くなってきました。雨が降るたびに基礎の中に水が溜まってしまうのも困りもの・・・そこで今回は集水のための穴をわざと残して雨水を排水しながら作業を進めました。
もちろん屋根が掛かった後には防水モルタルで塞いでしまいます。
こんな風に流し込んだコンクリートの圧力でアンカーボルトが倒れたり埋まったりしないように治具でボルトの頭を固定して作業をしてくれる基礎屋さん。
いつも丁寧な仕事に感謝です。
今日はガーシュインでも聞きますか