外部足場を解体し、窓のほとんどない外観が現れました。外部はほとんど杉板と破風の板金でかなり閉鎖的な印象を狙っています。素材を極力シンプルにすることで、軟石や煉瓦の倉庫のような静かな佇まいを街並みに与えたいと思いました。
室内に貼り込まれたタイル。割り肌と凹凸に光が陰影と表情を与えます。使用目的はもちろん意匠的な面白さがメインですが、室内に少しでも熱容量の大きな材料を使いたいと思ったのも動機の一つです。壁でも窓でも断熱性を高めてゆくと室内はどんどん穏やかで快適な温度環境に近づきますが、床や壁に大きな熱容量のものを使うと仕上げとしてさらに理想に近づきます。
今日はエルガーのチェロ協奏曲なんていかがでしょう。デュプレ好きのお父さんにも(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=0rNIohqHJwE&feature=related