2010年12月8日水曜日

みなさん業界紙はいかが?

最近ずいぶんブログを読んでいただいているようで、ほんとうに設計者として嬉しい限りです。現場から極力ものづくりのリアリティーを伝えたい。そんな思いで始めたブログですがみなさんの応援のおかげでずいぶん回を重ねることができました。あらためて御礼申し上げます。このブログのおかげで、内覧会にもたくさんの方々に来ていただけるようになりましたが、みなさんとお話しをすると意外に多いのは情報の仕入先についての質問です。こんなに便利なIT社会のはずなのに?いやむしろ情報が多すぎてほんとうに必要で大切な情報が見えにくくなっているのかも知れません。いつもブログでお話しするように、北海道は建築技術の先進地、これほど豊富なノウハウが簡単に手に入る地域も日本では珍しいのです。もうひとつ忘れてならないのが住宅関連を扱う業界新聞社のレベルが高いこと。読者はほとんどが工務店さんや設計事務所ですがその分地域的で一目で北海道の住宅事情が分かります。住宅雑誌をたくさん買い込んで読みまくるのも楽しいものですが、たまには業界紙なんていかがでしょう?きっと灯台下暗し。意外な発見があるかもしれません。ご購読は意外にリーズナブル。下記は先日特集していただいた時のものです。

㈱北海道住宅通信社 HP http://www.juu-tsuu.jp/index.htm

菊水の家 椅子製作工事

写真は菊水の家に納める、ダイニングチェアの製作風景です。場所は道北、東神楽町にある㈱匠工芸さんです。弊社のオリジナルダイニングチェアをいつも作ってくれる家具屋さんとしてまた一流ホテルを始めとする製作家具や什器を製作する家具工房として最近ではみなさんおなじみですよね~(笑)。今回は製作の様子をお届けしましょう。シンプルで丈夫、おまけにリーズナブルな価格がクライアントのみなさんに人気のダイニングチェアですが、製作はご覧のとおり全て手作りの一品生産なんです。写真は治具(ジグ)にて締め付けて接着後の養生をしているところです。極力ビスや釘を用いず、楔(くさび)やほぞで組み立てるために発注から仕上がりまで2週間を要しますが、使ってみると実に洗練された座り心地です。良い椅子は一生もの。みなさんはどんな椅子が好きですか?

一見、毎度の形ですが、今回から改良されたニューフレームになりました。

こちらは一体の背と肘掛です。

布貼りバージョンです。

ペーパーコードバージョンです。