2019年8月31日土曜日

芦別の家 内装工事

内装工事に到達した芦別の家です。パッシブ換気の戻り回路に欠かせない階段のスリットが見えます。 
24mmの段板は柔らかく太鼓面を取って、15mmの蹴込板がそこにピシッと取り付きます。

うーん・・政田棟梁・・次もお願いしたい!(笑) 
階段を下から見るとこんな感じでスリットが見えます。ビスの間隔まで合わせた政田棟梁の丁寧な仕事です。 
上の写真は、手摺の位置を決めているところ。階段のギザギザのかたちをあえて見せるのはとても手間がかかってたいへん。

でもこういう造形をあえて素のまま見せることで空間は俄然面白くなります。

建築にとって実用的なことはまず一番に大切なことですが、日々使う人の立場で愛着の沸く造形に仕立てることも同じくらい重要なのです。
こちらは階段と壁の取り合いです。巾木が稲妻のように組合わされるのがまた難しいところ。ここも巾木を留め切り(45°に組み合わせること)にして美しく納めていただきました。 
玄関のフローリングは美しいカバ材。意外にも原木だと見た目はほぼ白樺・・なのでとっても北海道らしい床になりました。(笑)

今日は週末、現場を片付けて戸締りをして早く家に帰りましょう!完成まで後一月・・また来週からよろしくお願いいたします。

今日は棟梁に大好きなロッドスチュアートを贈ります。今週も本当にごくろうさま!






高砂台の家 付加断熱工事

サッシを取り付け、付加断熱下地に取り掛かった「高砂台の家」です。構造用のスモールコーナー金物を使って206(38×140)を縦下地として組み上げます。

外装材が貫板の縦張りなので横下地を入れやすくすること、付加断熱と間柱が熱橋とならないように2011年の「西野の家」で丸稲武田建設の武田社長が考案してくれたのが最初です。

北海道内の場合、この下地にグラスウール(GW)を充填して上から石膏ボードを貼ると準防火構造として認められるので、個別認定の煩わしさを気にすることなく22条地域(屋根の不燃化地域)内の外壁仕上げとして木張りが可能になります。
こんな風にコーチビスがけんかしないように互いをずらす工夫をして取り付けていただきました。 

鍛冶川棟梁、ありがとうございます。(笑) 
最近は急に秋を感じるようになり、週末に激しい雨が降る日が増えてきました。とりあえず屋根は雨にあてる事無く組みあがりましたから、今度は壁を濡らさぬように気を付けてまた来週からよろしくお願いいたします。

今日は大好きなスティングを現場のみんなに贈ります!今週もごくろうさま!