内装工事に到達した芦別の家です。パッシブ換気の戻り回路に欠かせない階段のスリットが見えます。
24mmの段板は柔らかく太鼓面を取って、15mmの蹴込板がそこにピシッと取り付きます。
うーん・・政田棟梁・・次もお願いしたい!(笑)
階段を下から見るとこんな感じでスリットが見えます。ビスの間隔まで合わせた政田棟梁の丁寧な仕事です。
上の写真は、手摺の位置を決めているところ。階段のギザギザのかたちをあえて見せるのはとても手間がかかってたいへん。
でもこういう造形をあえて素のまま見せることで空間は俄然面白くなります。
建築にとって実用的なことはまず一番に大切なことですが、日々使う人の立場で愛着の沸く造形に仕立てることも同じくらい重要なのです。
こちらは階段と壁の取り合いです。巾木が稲妻のように組合わされるのがまた難しいところ。ここも巾木を留め切り(45°に組み合わせること)にして美しく納めていただきました。
玄関のフローリングは美しいカバ材。意外にも原木だと見た目はほぼ白樺・・なのでとっても北海道らしい床になりました。(笑)
今日は週末、現場を片付けて戸締りをして早く家に帰りましょう!完成まで後一月・・また来週からよろしくお願いいたします。
今日は棟梁に大好きなロッドスチュアートを贈ります。今週も本当にごくろうさま!