2013年3月4日月曜日
西野の家Ⅱ 内覧会のご案内
ブログを通して現場の様子をお届けしてまいりました「西野の家Ⅱ」の内覧会を行います。ぜひ当日はお誘い合わせの上ご来場いただければ幸いです。
3/10(日)のみの公開とさせていただきます。
「チーム西野Ⅱ」 プロジェクトマネージャー 山本亜耕
「西野の家Ⅱ」とは?
アウトドアが大好きなご夫妻と二人の子供たちのための家です。商店やアパートが建て込む西野の左股通りに近接した南向きの敷地。近隣商業地域で準防火地域のために周囲を3階建以上の建物に取り囲まれ、基本的には南と西の一部にしか窓を設けることが難しい条件。1階と2階を合わせた室内は僅か28.7坪ながら焼肉テラスや広い屋内土間、室内からも使える物置やロフトと吹抜を持つ子供室、1,2階双方に設けられたWCと洗面コーナー、小さいながら家庭事務を行える主婦コーナーに明るいLDK等々、今回も見所満載です。(笑)
近年増えつつある小さな家。不景気?とか狭小住宅?なんていうネガティブな印象とは別にとても面白いものが増えています。車でもなんでも大きいことが良いとされた時代を卒業し、ふと気付けば長引く不況。失われた20年とか構造的不況なんていう誠に暗澹たる時代の中で環境や省エネが叫ばれはじめ、社会に果たす住宅の役割もより複雑に変化しています。しかし一方で視点を変えると、お金で何とかなる時代や何とかしようとする人が大いに減った創造性溢れる時代とも言えるのではないでしょうか。現に従来よりローコストで燃費も見栄えも使い勝手もよい家を設計することが求められる日常があればこそ設計者は「つくる力」を維持できるのであり、そうした時代を生きる建て主さんの中には前向きな決断ができることや知恵.工夫の大切さをより重視する人が増えているように感じます。従来のブランドだった有名住宅会社の「土地付き建売」が最近苦戦しているようですが、その原因は不景気というより、こうした家づくりの意識変化のせいなのかもしれません。
■データー
①:Q値 1.3W/㎡/k
②:C値 0.3cm2/㎡(完了検査時)
③:必用暖房容量 3kw(*:但し外気温-13℃、室温22℃の場合)
④:断熱 新型グラスウールによる外貼+充填壁:33cm、屋根:44cm相当
(*グラスウール24kg/m3換算)
⑤:換気 パッシブ換気(デマンド型排気口/㈱マツナガ)
⑥:暖房 主暖房:ペレットストーブ、予備暖房:温水パネルヒータ
⑦:給湯 ガス潜熱回収式暖房+給湯ボイラー(エコジョーズ/LPG熱源)
⑧:断熱防火窓 エリート社製/枠:スウェーデン、ガラス:日本
(アルゴンガス入りLOW-E3層ガラス+アルミスペーサー) U:1.4w/㎡k
⑨:日射遮蔽 庇による
⑩:断熱材 極細繊維(λ=0.035w/mk)新型グラスウール
パラマウント硝子工業㈱
*:建築主さまのご好意により会場をお借りしています。内覧会終了後はお引渡しが決まっておりますのでご見学の際には、ご配慮をいただければ幸いです。また会場は住宅街ですので車でご来場の際は、近隣の迷惑になりませぬようお願い申し上げます。
「チーム西野Ⅱ」 紹介
■プロジェクトマネージメント(設計、監理) 山本亜耕建築設計事務所
■生 産(ゼネラルコンストラクター) ㈱丸稲武田建設
■建築環境計画 (有)タギ建築環境コンサルタント
■断熱材 パラマウント硝子工業㈱
■断熱防火サッシ ガデリウス㈱
■0勾配無落雪屋根 ㈱プロテック
■ペレットストーブ及び道産ペレット ㈱イワクラ
■オーダーキッチン クリナップ㈱直需事業部 札幌直需営業所
■製作家具 ㈱匠工芸
■構造材 イワクラプレカットシステム㈱
今日は久しぶりにバッハのフランス組曲なんていかがでしょう?
http://www.youtube.com/watch?v=I-ZmPB4OnQk
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