2014年3月17日月曜日

恵庭の家 内覧会のご案内


おかげさまで「恵庭の家」も完成を迎えます。この度、建て主さまのご好意と地域型住宅ブランド化事業の趣旨によりPRのための見学会を催します。ぜひご覧いただければ幸いです。
山本は22(土).23(日)現地におります。

詳しいアクセスは?ブレストガーデン恵庭HP http://www.hanano-denen.jp/index.html

■恵庭の家とは?

名古屋と兵庫から移住を果たしたご夫婦と3人の子供たちの小さな家。13棟目の300mm断熱プロジェクトとなりました。敷地は恵庭市郊外の田園住宅地「ブレストガーデン恵庭」。もと果樹園だった150坪の敷地は街区全体に景観を守るためのルールが定められています。具体的には勾配屋根の採用や範囲指定された中からの外壁材の選択、外壁後退距離等です。最初に敷地を訪れた時の印象は歴史的な建物から引用されたスタイルの家が多いな~というものでした。しかしデザインルール自体はクラシカルな雰囲気を押し付けている様子はありません。そこで同じルールの下、従来とは異なるかたちに挑戦してみようと思いました。また許された建て坪の中で満足すべき部屋と機能が非常に多いこともその大きな要因です。31.5坪、総二階の小さな家ながら広い土間玄関やそれらと一体になる客間。主寝室の隣に位置するUTには大容量の収納を備え洗面器と便器を配することで子育てと高齢化双方に対応。客間とつなげることで回遊型の動線としました。玄関土間からも屋外からも使える冷温庫は夏場は物置、冬場は冷蔵庫、なにより従来の高断熱住宅では難しかったお漬物(乳酸発酵調理)作りが手軽に楽しめます。二階は南面した大きな対面型キッチンを中心としたLDKを中心に家庭事務や子供達の勉強ができる家族コーナーやWC等専用の水廻り、将来的には3つに分割可能なこども室にはボルダリング(岩登り)コーナーを設けました。こうした大空間を可能にする背景には北海道の断熱研究の成果がある。といってよいでしょう。屋根裏や床下といった従来から屋外とも屋内ともいえない曖昧な空間を徹底的になくし全てを室内として使えるようにしています。

●北国の特徴を生かした、二階居間(LDK)型プラン
●断熱方式を変えることにより生まれる大吹き抜け空間
●室内土間を利用した玄関と一体となる客間
●寒さを暮らしに生かす冷温庫(屋内と屋外から使える)
●対面型キッチンは白樺積層合板を用いた専用デザイン
●パッシブ換気(換気と暖房を一体で行い自然エネルギーを併用する北海道産技術)
●ペレットストーブによる穏やかな輻射暖房
●道産カラマツ、カバ材による内装
●給湯と暖房(熱源:プロパンガスによる潜熱回収型ボイラー)
●ドイツのPHI-A認定のサッシ(断熱サッシとして現在、世界最高の性能です。)
●圧倒的な断熱性がもたらす寒さのない穏やかな室内(300mm断熱)
●夜を楽しむ内照式照明、LED照明
●北海道産とど松による木貼の外装
●屋根は勾配屋根でも無落雪

■おねがい

おかげさまで、内覧会には多くのご来場をいただくようになりました。これもひとえにチーム全員の活躍を楽しみにしていただいているみなさんのおかげと心より感謝いたします。しかしその一方で近隣とのトラブル(違法駐車、ゴミ、タバコの投げ捨て等)も見られるようになりました。残念!(もちろん少数の心ない人の仕業ですが/笑) 私たち地域の作り手に興味をもっていただき、貴重なお時間を割いてまでご来場いただくことは嬉しい限りですし、ぜひたくさんの方々に地域の生産者さんや職人さんたちの仕事を見ていただきたいのですがこうした現実も踏まえ、ご理解をいただければ幸いです。ハードルを上げることは本意ではありませんが、たとえ人数は減ろうとも実りある楽しい見学会を目指してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。 ぺこり

                         「チーム恵庭」プロジェクトマネージャー  山本亜耕

今日はカントリーロードなんていかが(笑)