2024年8月9日金曜日

福井の家 基礎型枠工事

 

「福井の家」の型枠工事がほぼ終了。本日はホールダウンボルト、止水板、基礎断熱材を主体にチェックを行いました。

約65坪の敷地にほぼ一杯となった基礎。建築面積は50%なので上限は32.5坪。それに対して福井の家の建築面積は約31坪 でぎりぎりOK/笑

基礎断熱は従来のEPS160mmではなく最高性能のXPS120mmへ写真は90mmに30mmを接着して120mmとした基礎断熱材の様子

布基礎を貫通するボイド管の下に見えるのが止水板。コンクリートに反応して隙間をピタリと埋め、床下に水が入るのを止める。その結果床下を室内として収納や設備機器の置き場パッシブ換気の給気予熱等、自由に使うことができるようになる。

当然、こうしたアイディアを盛り込んでおかないと、これらは全て床の上に必要となり部屋はその分狭くなる。かつての”家は黙って40坪”時代はよかったが、今はもう30坪時代、10坪(約20帖)も工夫なく削れる訳がない・・・

そこで従来は存在すれど未利用空間だった床下を存分に使える設計に進化させることで狭く感じない30坪を実現している。

今にして思えば・・昔は基礎を断熱すれば、それが基礎断熱だと思っていた・・おめでたいことに床下が断熱で室内化したのにそれに気付かなかった。収納も暖房も床の上に作るもの、設置するものだと思っていた。必要は発明の母というがそんな昔が懐かしい/笑

耐力壁の受ける地震力を確実に基礎に流すために必要となる太い16φのホールダウンボルト

今日も暑いですね~コンクリート打設が楽しみです。

最近TMってよく聞きますよね~



発寒の家Ⅳ 温湿度測定

本日は「発寒の家Ⅳ」に北海道科学大学協力のもと温湿度測定器を取り付けました。

 ここ10年でもの凄く暑くなった北海道。昔から全室暖房は標準でも、つい数年前まではエアコンの設置率なんて3割程度だった。それがあれよあれよという間もなく、ほぼ標準設置となった今日この頃です。

そんな理由で・・断熱建物における冬の温湿度解析の蓄積こそ長いものの、夏場の冷房環境の実測&解析と言えばまだまだ・・ただ何となく、ちゃんとした断熱建物ならエアコンの効きはいいよね!とか2010年くらいから私も少しの期間使っていた高熱取得型ガラスは夏凄く暑いよね・・くらいは分かっている感じ。

夏から夏1年間の実測を通して断熱建物の冷房環境を明らかにしたいと思っています。また実測をお許しいただいた建て主さまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。

今日はFromis9なんていかが