2015年11月14日土曜日

申請前夜

本日は月曜日に提出する「東光の家」の書類作りでした。住宅ローンの老舗であるフラット35の大幅な金利引き下げや補助金の充実。果ては住まい取得後の税控除まで受けられるとあって近年は一般に比べて上級仕様に当たる「長期優良住宅」の設計が増えています。いわゆる住宅品確法の10項目の中から1:構造強度の25%割り増し、2:省エネ等級4つ星、3:高耐久性の確保、4:維持保全計画策定の4項目に対して指定されたグレードのクリアが求められます。もちろんこの他に300mm断熱やパッシブ換気も込みで設計するんですが・・・毎回増える書類や追加資料にはちょっと凹みそうになります。(笑) おそらく現在、巷を騒がせている杭の偽装問題の影響でまだまだ書類は増えるでしょう・・・・・ まあ~これも仕方ありませんが、仕事をしながら見たニュースによれば他社でも同じことが常態化していたそうで建築関係者としてはとても複雑な気分です。
 
想えば・・・建築業界でも世界標準規格の導入ということで約20年前から始まったISO化の流れ。企業ブランドの確立や品質向上を目指すとのことでしたが、同時に膨大な書類作業が増えたのも大きな変化でした。とにかく書類で残せ!そんな感じを受けてふと気付けば社会全体が書類至上主義に陥っているように感じてしまうのは私だけでしょうか?もちろん書類として残すことは大切なことですが、机上の事柄にばかり足をすくわれぬよう、これから始まる「東光の家」の現場をまとめて行きたいと思います。 
 
妻よ!手伝ってくれて今日は一日ありがとう!