2024年は元旦に発生した能登の大地震から一年が始まりました。恐れていた冬場の被災・・避難所は寒く、少しでもエネルギーを失うと命を維持することが難しい私たちの社会の現実を改めて突き付けられた思いでした。今も不自由な避難生活をおおくりのみなさま、お亡くなりになられたみなさまには心よりのお見舞いとご冥福をお祈りする次第です。
私も設計者として少しでも日本の家を暖かくそして涼しくするために一層、精進してゆきたいと思います。
設計の仕事としては「神楽岡の家Ⅱ」、「発寒の家Ⅳ」、「北7条の家」が竣工し、未来に残せる特別な「北方型住宅」としての色合いが一層鮮明になりました。また毎年貴重なチャンスを頂く建て主のみなさまには心からの感謝しかありません。この場をお借りして心より御礼申し上げます。
引き続き現在、性能向上リフォーム「北郷の家」、新築「南幌まちなかの家Ⅳ」、同じく新築の「釧路の家Ⅱ」の設計を進めています。
半世紀後、今の子供たちが両親の選択に共感できる住まい。北国北海道にとって普遍的な価値観に向き合い答えられるようにしたいと思いました。
来年早々には現在工事中の「福井の家」が完成します。見学会も予定していますので是非その節はお越しください。
来年の仕事始めは1月8日(水)からとさせていただきます。
年末はモーツァルトなんていかがでしょう