本日は、現在開催中の日本建築学界大会(北海道大会)のお手伝いの一環で、各現場をご案内させていただきました。平日の午前中にもかかわらず、快くお家を見せていただいた建て主のみなさま、この場をお借りして御礼申し上げます。ほんとうに貴重な機会をいただきましてありがとうございます。
住い手に、さまざまな質問が飛びます。(笑)みなさん意外な顔をされたのは、断熱建物が夏涼しいこと。多くの方が一般論として「断熱建物は冬暖かくとも夏は暑い」という印象をお持ちのようでした。
実際は、南側を全てガラス貼りにするような計画を行っても、建物の固定式の日射遮蔽(写真では縦格子)、深い軒の出、可変的に太陽光を遮光できる外付けブラインドを適宜操作することで、むしろ断熱建物は夏涼しく過す事が容易になること。厚い断熱により壁と屋根を暖まりづらくする方が通風、換気がよりよく作用することも説明させていただきました。北海道以外の研究者のみなさまの着眼点が、普段は道内のみのものの見方で凝り固まっている私には新鮮で、久々に頭を柔軟に様々な視点でものを捉える大切さを再認識させていただいた一日でした。これからもこうしたコミュニケーションを大切にさまざまな方々と交流し協働させていただくことで作り手としてもっともっと腕を磨きたいと思いました。遠くから北海道に来てくれたみなさん、ありがとうございます。またぜひお会いいたしましょう。
今日は大好きな松原正樹と今剛なんていかが?今聞いてもカッコイイデス!