2021年5月11日火曜日

南沢の家 解体工事

 


「築30年の住宅を耐震&断熱改修する」プロジェクト「南沢の家」の工事が始まりました。

ご担当いただくのは、南区が地元の飛栄建設株式会社さん。「南円山の家」、「常盤の家」をはじめとして、今までたくさん300mm断熱の家を作っていただいた工務店さんです。今回は新築とはまた一味違う難しさを持つ性能向上リフォームに一緒に取り組みたいと思います。

飛栄建設株式会社HP https://www.hiei.co.jp/

現在では構造基準改定の関係で中々建設が難しくなった1階RC+2、3階木造の住宅を現代的な性能に再生します。

外装は過去一度、改修しているそうで、竣工時の外装材の上に現在のサイディングが張られた状態です。築30年ですから外壁廻りに耐力面材は当然ながら使用していません。

今回の改修では耐震性を上げるために大工さんにより構造柱の表面まで丁寧に解体し、構造用合板を貼ってまず建物外周を丈夫にします。

その上で新たな気密&断熱層をその上に作って被せてしまおうと考えています。

技術的な根拠としては、以前私も少し製作をお手伝いさせていただいた「住宅の性能向上リフォームマニュアル」(編集.発行:北海道建設部住宅局建築指導課 北方建築総合研究所)を使おうと思います。

「住宅の性能向上リフォームマニュアル」 http://www.hro.or.jp/list/building/koho/pdf/taishindannetu.pdf

いわゆるたてもの全体に渡る大規模な「性能向上リフォーム」の場合は、解体と修理も大切な工程です。

例えば解体は建物本体ではなく、庭木やホームタンクを一時撤去して、足場囲いを可能にしたり、資材の置き場や仮加工場、工事車両の出入りを考えて行います。

またその際に出る廃棄物は当然ながら全て分別し自治体のルールに従って処分します。

写真は建物正面左の塀を解体し、一台分の駐車場を確保しようとしているところ。

今日はアヴァロンジャズバンドなんていかがでしょ(笑)