2019年7月31日水曜日

芦別の家 気密測定1回目

本日は「芦別の家」の気密測定でした。
 
政田棟梁の気合の入った仕事のおかげで通常風量による1.2.3回目はエラーで測定不能。
 
ここら辺は清水組さんアルアルで測定者から「どーしましょう?差圧測れません・・」
 
自分的にはもうもう既にこの段階で「ホッ!」と一安心・・・

平たく言えば、通常風量で家の中の空気を外に吸い出したくらいでは外気が入ってこないために差圧が測れないくらい気密性が高い状態。
 
稼働するファンがもの凄く静かでモーター音しか聞こえないのも良い兆候。

さすがに立て続けに3回測定不能となったので、ファンの出力を上げて高差圧状態を作り出して強引に測ることにしました。
 
この方法はある意味両刃の剣・・モーターを最大出力で回すと言うことは気密シートやテープに大きな負荷をかけると言うこと。これらの留め付けによほど自信がないと気密の弱い部分から一気に破け逆に気密性能が落ちてしまう。
 
なので1~2回が限度。もちろん強引に室内を減圧状態に持って行くと言うことは一番弱いところに漏気が集中することも意味するので、見かけ上の隙間特性値は悪化しやすい。
 
 

 
結果は果たしてC値:0.1cm2/㎡ やっと測れました。(笑)

結果にホッ!とする政田棟梁とT主任。みんな最高の笑顔でした。(笑)
 
今日はAC/DCで行きましょう! いやあ~よかった最高!
 

2019年7月30日火曜日

YKKAPセミナー甲府

突然ですが8/2(金)に山梨県の甲府までお伺いいたします。お盆前の追い込みでお忙しい時期と存じますがぜひご来場いただければ幸いです。当日は北海道のお話し、私のお話し、地元で取り組んでいる新築とリノベについて45分楽しくお話しさせていただきます。(笑)
 

今日はJ.サンプルなんていかが・・・しかし暑いですね~(笑)
 


2019年7月27日土曜日

ディテール マニアック

大工さんへ
 
エコシラ合板の枠は柔らかく手に馴染むように太鼓状に面を取りたいとこだわる設計者に対し一枚一枚手加工で穏やかな太鼓面を取っていただきました。ありがとうございます。
 
みなさまのお心遣いに心より感謝申し上げます。
 
うーん・・・柔らかくていい感じ(笑)
 
タイル屋さんへ
 
腰壁に味わいはあれど決して精度の良くない外国製のタイルを張りたいと設計者がこだわったためにコーナーの役物のない製品の中から特別精度の良いものを選別しコーナーを美しく納めていただき心より感謝申し上げます。
 
この目地の美しさ、単にタオルで拭いただけではなく目地一本一本に専用の目地こてを後から入れて整えているとは・・・教えていただくまで当方気が付きませんでした。
 
違いの分からない設計者でスイマセン。更に精進させていただきます。

L型コーナー用役物の用意がない外国製タイルでコーナーをピシッと平物のみで納めてくれるタイル屋さん。
 
普通は自信ないんで役物使わせて~となります。分かるけど(笑)
 
 
大工さんへ
 
塗装や壁紙等内装のコーナー部分には全てコーナー補強のためにプラスチックの役物を入れていただきました。ありがとうございます。
 
住まい手さんが普段の生活の中でとかくぶつけてしまい易い角の部分。仕上がると見えませんがこの補強があればめったなことで壁の角が欠けるようなことにもなりません。
 
みなさんのさりげない心遣いはしっかり住まい手さんにお伝えしておきます。


大工さんへ
 
設計者が室内から見えるサッシの枠を隠し、分厚いトリプルガラスが壁から生えているように見せたいとこだわった結果・・・サッシの枠を2mmだけ残して美しく納めていただきありがとうございます。
 
本当に白い壁の中にガラスが埋め込まれているように見えます。

 
表具屋さんへ
大工さんが残した2mmの枠に沿って均一にパテと寒冷紗を貼り完璧な下地を作って塗装用壁紙を貼っていただきありがとうございます。 

大工さんへ
 
サッシの枠を隠すことはもちろん窓の廻りはレッドシーダーの木口が見えぬよう45°にトメ切りした材料で美しく納めていただきありがとうございます。
 
 
 
 
窓上の右上がり斜めの線がピシッと一直線で通っているのは壁に張った杉材の厚み8mmを見せないようにトメ(留)切りで精度よく納めてくれているから。
 
 
出来上がってきました。後もう少し、引き続きよろしくお願いいたします。
 
今日はオフィシャル髭男dismなーんていかが
 

2019年7月24日水曜日

畑が実ってまいりました!

ここ一週間で一気に色付いたトマトにピーマン、ナス等々・・・
 
完熟トマトはそのまま食べても甘くて美味しいし、トマトソースにして冷凍保存も丸!もちろんパスタやサラダにも大活躍。立派なナスが取れたので今日はナスのピリ辛炒めにでもしようかな?(笑)
 
忙しく現場を行き来しながら畑と週末のBBQが楽しみな季節が来ますね~(笑)

今年も土作りが上手くいったみたいでできたトマトはぜーんぶ水に沈みました。
 
こりゃあ~糖度が高くて甘そ~っとばかりに食べると・・・大正解でした。(笑)

やっぱりナスと一緒にピーマンも炒めて彩り良く!なーんて少しお腹が空いてきました。
 
今日は大好きなIgrek-Uの演奏と共にマーボナス動画なんていかがでしょう(笑)

2019年7月23日火曜日

芦別の家 上棟式

昨日は「芦別の家」の上棟式でした。宮司さんをお迎えし住まい手さんの家内安全、併せて現場の安全も祈念していただきました。
 

政田棟梁の良い仕事のおかげで外観はほぼ完成。日差しによって色合いを増すカラマツの外壁がとてもきれいでした。

直来(ナオライ)は住まい手さんに用意していただいた美味しいお弁当。本当に幸せな気分になります。

日向は中々暑くて30℃超え・・・対する室内は26°。外から中に入るともの凄く涼しい。
 
断熱って温暖化にとっても相性抜群の技術ですよね。あらためて・・ちょっとびっくり(笑)
 
今日はチェロでも聞きましょう(笑)この二人大好きなんです。

2019年7月22日月曜日

第10回JIA.テスクチャレンジ設計コンペ

 
昨日は毎年恒例の「JIA.テスクチャレンジ設計コンペ」でした。コンペに参加してくれたみなさん、審査委員の先生、そして実行委員のみなさん本当にごくろうさまです。

先進的な外断熱工法を開発する地元企業㈱テスクと公社)日本建築家協会北海道支部が共催する環境系設計コンペ、「JIA.テスクチャレンジ設計コンペ」も今年で10周年。数年前から参加資格を国内全てに拡大し、寒冷な北海道の敷地を想定した様々な環境建築の提案が全国の大学、高専、専門学校から多数寄せられるようになりました。

 
 
今年は参加者も多く、神戸、大阪、名古屋、東京、また北海道内も合わせて全80作品が集まりました。

 
特に二次、三次審査では普段ほぼ想定外の北国の審査員特有の突っ込みに一生懸命に答えようとする姿が見られたり、道外参加にもかかわらず模型まで持ち込んでスクリーンと合わせて意図を伝えようと奮闘する姿には、道内勢も大きな刺激を受けた様子でした。厳しい審査を勝ち抜いた入賞者のみなさんおめでとう!みんなかっこよかったデス!また残念ながら選外となったみなさんもぜひ来年のチャレンジをお待ちしています。

 
無事白熱した審査も終わり、参加者全員に労いと感謝を伝える遠藤支部長。
 

 
近年増加する道外からの参加者たちにとって自校以外の先生からの講評や励ましは貴重な体験。コンペ終了後の意見交換会は今年から導入され多くの参加者にたいへん好評でした。写真は審査委員長の魚住先生と談笑する東京理科大チーム。
 
 

2019年7月19日金曜日

新琴似の家Ⅱ 建て方開始

本日7/19(金)より「新琴似の家Ⅱ」の建て方が始まりました。

写真は床の合板を敷く前に土台の下を室内側から気密処理しているところ。もちろん防湿シート一体の気密レールを用いますが、二次気密はこんな風に外周部を全て丁寧に行います。
 
現代的な断熱(古来からある茅葺屋根のような開放系断熱以外のもの)は気密を併用することではじめてその効果を発揮しますから非常に大切な仕事です。
 
ちなみに断熱の黎明期には断熱とは気密を伴うものであるという認識が希薄でした。1980年代以降同じ断熱厚さのままで飛躍的に暖かい家に変貌して行く背景には気密の重要性の発見(理屈ではなく体験を通した)がありました。
 
こんな風に家全体の気密に気を付けることに加えて、必ず最後には気密試験を行ってその確実性を定量的に把握します。
 
大工さんが必要な手間をかけることはいつの時代も大切なことです。一方それが確実にもれなく成されているか否かを確認すことは結果として大工さんの仕事を手落ちの無い真に価値あるものに高めてくれます。
 
気密試験をまるで大工のアラ探しのように勘違いする人が居ますが、自らのミスを自ら発見できないところに仕事の本当の難しさがあります。むしろ次の工程に進む前に早く見付けてくれてよかった。
 
こんな意識を普段から現場に根付かせておくことが住まいの品質を守るコツだと思います。

ですから棟梁自ら行います。
 
 
敷地は三方をぐるりと隣家が迫る住宅街の真ん中です。

資材置き場や搬入経路は北側道路側に僅かしか取れません。そこで道路に最も近づくアプローチ上屋を別棟としそこを資材の仮置き場とできるように建物を敷地奥に配置しました。
 
要は手前の資材を使って奥の建物から作り、資材がなくなったところで道路に最も近いアプローチを作って仕事が終わるように考えました。
こちらは断熱構造を作る上で必要となる屋根廻りの役物加工図。これも私が描いてそのデーターを基にプレカット工場で加工して現場に搬入します。
 
充填断熱には必ず下地が必要になりますからそれらも極力現場加工とならぬように事前に解決しておきます。
 
写真では大工さんとの打ち合わせの結果2の部品は不要となったことを示しています。
 
午後からの雨で残念ながら建て方は中断。明日は屋根まで頑張ろう!
 
今日はパオロ フレスのペットでも聞きますか・・・
 
 
 
 
 

2019年7月17日水曜日

桂岡の家 お引渡し


7/15(木)は「桂岡の家」のお引渡しでした。丸三ホクシン建設の首藤社長、Z所長、私と住まい手さんご夫妻の5人でテーブルを囲み、お引渡し書類の確認、取り扱い説明、残工事の確認、設計図書の納品等々を行いました。
 
想えば奥様からメールをいただき最初に桂岡の家に伺ったのが2018年の4月22日。まだ寒さの残る明るい曇りの日でした。お宅の第一印象はペチカのある大きくて立派な家です。
 
きっと当時、街から設計者を頼んで図面を引いたであろう内装や、住まい手がそれほどこの家での暮らしを愛していた様子が伺えました。特にペチカは家の中心に構造の一部として据えられ、それを囲むように田の字の間取りが作られています。それまでの日本の家と異なり冬になると納戸からストーブや火鉢を引っ張り出して来て置くのではなく、最初から建築の一部として暖房設備が設えられた本物の北国の住まい。
 
上棟式は発見された棟札によれば1970年の8月3日とのことですから、50年前の大阪万博の年にこの家を考えた住まい手さんや設計者はいったいどんな人たちだったのだろう?と空想しました。
 
その一方で寒さにずっと悩まされて来たこと、夫婦で引き継いで暮らそうにも寒さと光熱費の不安を除く必要があること、色々と将来を考えて札幌の街中から小樽への転居を決めたこと、奥様にとっては、たとえ古くとも楽しい幼少時代を過ごした大好きな祖父の家であること等々・・・
 
いつものようにお話しをお聞きしている内になんだかやる気が湧いてきたのでした。
 

 
「寒い家を暖かくなおす」
言葉にすればたった1秒で終わりですが、これを実現するとなると建物の根幹から手を入れねばなりません。
 
かつての北海道では部分断熱リフォームが大流行しました。飛び込みで営業する業者も多く、当時の寒い家の多くが、玄関には後付けの風除室を取り付け、予算に余裕のある人は居間の掃き出し窓の外にサンルームを増設し冬は暖か夏は居間空間が広がりますよ~なーんて怪しげな口コミもよく聞いたものです。
 
その後も効果の薄いこうした後付けの部分断熱リフォームはエスカレートし続け、内窓を断熱性の高いプラストサッシに交換、結露防止のウレタンを裏打ちしたサイディングを断熱サイディング?と称して風除室とセットで販売、設備業者が絡めばこれに水廻りとFF式石油ストーブが加わり、内装業者が加われば内装一式が付いて来るといった具合に・・・工務店と設計者が新築ばかりにかまけている間にりフォームといえば怪しげな印象が深まってしまったのでした。
 
今でこそ断熱は部分的に直すことが最も困難であることは地域の共有することとなりましたが残念ながら当時は誰も気付かなかったのです。
 
「桂岡の家」も風除室が後付けされ和室の障子はプラストサッシに交換されていました。実はこの部分断熱リフォームは原因を直さないことが前提のいわゆる対症療法ですから、いつまでやっても目覚ましい効果は上がりません。確かに工事費は少額かもしれませんがずっとお金が掛かり続ける構造が住まい手に長期に渡り負担を強いるのです。
 
話しを戻しますが、こうした対症療法を重ねてきた「桂岡の家」を直すには本来あるべき断熱構造を耐震補強と同時に新たに作り出す必要があったのです。自分に求められているのがもはや、痛みの緩和なんかではなく根本的な解決であることはその場の空気で伝わったからです。
 
 
 
こんな感じで、今までお世話になってきた丸三ホクシン建設さんを頼み、住まい手さんにも数々のご無理をお願いして計画は走り出したのでした。
 
写真は改修前の姿・・・ほんの一年前なのに凄く昔に感じます。
 
今日は工事写真を整理しながら当時を想い出しています。
ジョンレノン・・やっぱいいですよね~ https://www.youtube.com/watch?v=YkgkThdzX-8

2019年7月16日火曜日

桂岡の家 気密測定

7/12(金)は「桂岡の家」の気密測定を行いました。
 
恐らく完成直後から・・・約50年間に渡り、様々な断熱改修を重ねてきた「桂岡の家」。しかしその試みの多くが必ずしも住まい手に取って満足すべき結果をもたらさなかったことは、家の各部を解体し調査を重ねる中で充分感じることができました。
 
断熱材だけでも2回に渡る大きな改修の痕跡が見つかり、創建時の5cm厚のグラスウールに1回目の断熱改修ではアルミ箔付の5cmのグラスウールを増し張りし、2回目の断熱改修では床32坪分全て5cm厚のボード状断熱材(XPS)を追加する等・・・住まい手の寒さに対する苦労が偲ばれました。
 
開口部に至っては内窓の樹脂サッシへの交換や風除室の設置、居間の窓を樹脂製断熱サッシに交換する等・・・当時の寒い家がたどったお決まりの「部分断熱改修」の終わりなき道をあらためて再確認することができました。
 
当時も「窓は熱の逃げ道」とか「絶対的な断熱性の不足」等々・・・専門家の言うことは今とあまり変わりませんが、ほんの少しだけ変わったことがあります。それは50年間の間に積み重ねられた膨大な実践によって、「原因と結果」が概ね明らかになったこと。もう一つは「原理的には正しくとも実践の難しいものとそうでないもの」が少なくとも地元では広く知られるようになったことです。
 
想えば・・・50年も掛けて亀のような進歩だと笑われてしまいそうですが、そのささやかな知識に照らして見ると「桂岡の家」の苦労の原因が今では明快に分かります。
 
その原因とは主に二つ。
 
一つ目は断熱性の改善が部分的な断熱改修の積み重ねで解決すると思い込んでしまったこと。
 
二つ目は断熱性の向上にとっていかに気密性と防湿性が大切かを理解していなかったことです。
 
真剣に断熱性を向上させたいのなら、今年は玄関フード、来年は窓だけ、再来年は屋根の断熱を増やして、次は壁、最後に床・・・のような考え方自体がそもそも無理筋です。「桂岡の家」では窓の断熱性と気密性を上げることによって一旦は窓辺の寒さや結露が減りましたが、その代わりに今まで結露などしなかった和室の天井が結露し始めたり、窓からの漏気が減った分、壁内の通気量が増えてぜんぜん暖房費が減らないというジレンマに陥りました。
 
壁を解体した時に出てきた黒く汚れたグラスウールは暖房で暖められ多くの湿気を含んだ室内空気が大量に壁内を通過したときに生じる特有の現象です。防湿気密シートにより私たちの生活で発生せざるを得ない湿気から守られ、壁内を煙突のように吹き抜けていた空気を抑えることができていたら、今まで二回に渡り追加された断熱材でも結果はぜんぜん違っていたと思います。
 
そんな過去の苦い経験を踏まえ今回の断熱改修は1:床+壁+屋根+窓は一体的+総合的に考える。2:できるだけ気密性を確保する。この二つを断熱改修の基本としています。
 
 
 
上が結果ですが、最終的なC値は0.8cm2/㎡と充分なものになりました。北海道の一般的な断熱気密住宅の場合、新築でC値が1~0.6程度ですからほとんど変わりません。
 
気密性の向上は、涼しく静かな室内、1階と2階の窓で充分換気ができるようになる等、従来に比べて明らかに違いが体感できる水準です。
 
まだ今年の夏は暑くないですが、これからの様子、そして冬の違いをじっくりとお聞かせいただきたいと思っています。
 
最後にここまで性能を引き上げてくれたZ所長、S棟梁、K棟梁、そして私たちを信じて仕事をお任せいただいた住まい手さんに心より感謝申し上げます。
 
今日はビートルズなんていかが
 
 
 

2019年7月9日火曜日

家庭菜園

 
いよいよ畑の野菜たちが食べごろになり始めましたね~(笑)。毎年続けてきた家庭菜園もいよいよ16年目に突入。今ではすっかりコツもつかんでたくさん採れるようになりました。(笑)
 
上の写真はミニトマト・・・ある日気付くと突然赤く色付いていて・・それを最初に発見し家族の誰よりも早く今シーズンのトマトの出来を確認するのが毎年の密かな楽しみになりました。
 
うーん今年もかなり甘い~(笑)
 
実は建て主さんたちにもよく提案しています。みなさん中々お忙しいのでいきなり庭づくりというのもけっこう敷居が高いそうで・・・家の周りやアプローチの舗装くらいから始めて、私の事務所ではまずは畑づくりをお勧めしています。
 
子供と一緒に楽しめる、出来た野菜を美味しく食べるという目的が家族で共有できる。家の前に出る機会が増えるので近所の人と話す機会や町内に必ずいる、畑名人に直々の指導を仰げる。
 
土に触れあうことに抵抗がなくなるので屋外に興味が広がる。
 
地域の文化である週末のBBQが楽しみになる!
 
出来た野菜は近所に配りたくなって・・また感謝される・・等々 メリット大です!(笑)
 
本当に小さなスペースから始められる家庭菜園、みなさんいかがでしょ(笑)

野菜のお花はたくさんの蜂を呼び寄せます。彼らのおかげで受粉してたくさんの実になるので、畑にとっては大切なお客様。

今年のナスは小粒のものが沢山なる種類のものにしました。こちらも順調順調(笑)

こちらはししとう・・・庭にピーマンと一緒に二~三本植えておけば、これからのBBQシーズンはとっても助かります。
 
調理法は簡単、実を摘んだらよく洗い、ざっとキッチンペーパーで水気を拭いたらオリーブ油、塩コショウの順番で下味を付けて・・・後は焼くだけ。
 
同じ方法で、キノコ類や長ネギ、ピーマン、ナンバンなんかもまとめてボールで焼き野菜として作ってしまいます。
 
簡単で美味しいのでとってもお薦めです!(笑)

こちらはナンバン。青ければ刻んでトマトと一緒にサルサソースに、秋まで待てば色付いて唐辛子に、もちろん辛いのOKな人はBBQでそのまま焼いても美味しいです。

こちらは大葉、和食の薬味やサラダに入れると独特の香りと苦みが加わって味がしまります。
 
意外にパスタにもよく合うのでペペロンチーノを作って最後に刻んだ大葉とお醤油少々をさすと一気に和風になります。

こちらはサラダ菜のレッドウェーブ。家族4人なら5~6本も苗を植えておけば1カ月はサラダが楽しめます。
 
もちろんこの他にルッコラやパセリ、バジルなども美味しいサラダの材料になります。

こちらはパセリ。刻んで使ったりサラダに入れて味をしめたり、お肉と一緒に煮て臭みを取ったりします。
 
本当に万能の香味野菜です。

こちらは赤しそ、夏場はこのジュースがたまりません。庭の隅に2~3株植えておくと、お子さんはジュース、おとうーさんはこれでよく冷やした焼酎を割って飲んでみて下さい!
 
美味しくてきっとびっくりしますよ(笑)
 
さて・・・設計も楽しみながら貴重な夏の恵みを味わいたいと思います。
 
今日は久石さんのピアノなんていかがでしょう、夏の感じがします。

2019年7月6日土曜日

桂岡の家 床断熱工事

 
 
 
7/2(火)から始まった「桂岡の家」の床断熱工事。通常の基礎の低い木造二階建てと違い内部は大人が入れる充分な広さがあります。
 
そこで床の断熱を大引き(床梁)ごと吹付ウレタンで包み断熱性を回復させるために必要な気密性も同時に取ってしまおうと考えました。
 
上の写真二枚はZ所長が撮ってくれたものですが・・・全身防護で32坪(畳64畳)分の上向き作業は体に堪えると思います。
 
断熱材屋さんに心より感謝です。
 
 
こんな風に冷えやすい玄関土間の裏側もバッチリウレタンによる断熱を行います。
 
 
「桂岡の家」の大引き(床梁)は軽量溝形鋼が使われています。そこでまず梁同士の隙間にグラスウールを詰め込み、グラスウールが落ちぬように蓋をしてからこんな風にウレタンで吹き固めてしまいます。
 
要は北国で一般的な鉄骨造の断熱&防露の方法を取り入れました。
 
新築よろしく、床を全て解体して気密シートやグラスウールを新たに入れる方法も考えましたが、室内には住まい手さんの荷物が残され、防犯上の事も心配ですから、当プロジェクトでは徹底的に建物の外側から治す方法を選択しています。

外壁は道南杉にウットロングエコをドブ漬けした材料を丸三ホクシン建設さんの土場で作り、K棟梁とS棟梁で貼っていただいています。

札幌圏なら地元言葉で青木(アオキ)と呼ばれる白木の松類、道北圏なら唐松、道南ならば杉材と様々な材料を外壁に貼ってきましたが、貼って見ていつも感じるのは周囲に多いサイディングの家々との圧倒的な迫力の差。一枚一枚の色味の差が生み出す表情の生物感。
 
昔の棟梁たちの誇らしげな気持ちを少しだけ分けてもらったように感じました。
 
さて・・・あともう少し、Z所長とS棟梁、K棟梁共々頑張りたいと思います。
 
それからこのブログをいつも見ていただき完成を楽しみにしていただく住まい手さんそしてご親族のみなさまに心より感謝申し上げます。
 
今日は最近はまっているKIRINJIの弓木ちゃん、確かにキラーかもしれません。