2015年7月8日水曜日

山の手の家 気密測定直前 各部確認

本日は、気密測定の前の確認1回目です。いつもは新築が多いために気密測定の数値は概ね予想ができますが、今回の大規模リフォームはどのくらいの数値が出るのか楽しみです。できる限り新築の状態に近付けるべく「チーム山の手」一同、頑張りました。 写真は既存の壁に付いていた窓を撤去し、断熱して塞いだ上から気密ビニルを貼って、室内側の付加断熱用の間柱を立てた状態。気密ビニルは元の石膏ボードとこの間柱でがっちり挟み込まれて高い気密を実現します。

こちらは壁のビニルを天井側に折り返し天井野縁の上に貼っている状態。床断熱と同様に気密ラインの向こう側に配線配管を行うと貫通部で気密処理の必要が生じます。その部分は念入りに行わねばなりません。

古い給気口は気流止めのGWを詰め込んで塞ぎその上からビニルで気密を取ります。

こちらは新しい浴室(ユニットバス)の天井部分です。前のユニットバスの天井は気密シートが無く、浴室内の湿り空気が全てGWの中に逃げるという構造でした。その結果、湿り空気内のホコリだけがGW内に残るフィルター効果を生じ天井のGWを真っ黒に汚していました。今回は写真のように気密ビニルを先行して貼り、先に一度天井を作ってから室内にユニットバスを置く方法を取ります。これでもう浴室の湿気は絶対に天井のGWには逃げないようになりました。
 
以前のユニットバスの天井GWの様子 http://ako-re.blogspot.jp/2015/05/before-after.html

こちらは窓の下の板金水切り。この後テーピング処理され、外装の木を貼ります。

道路側の連窓部分は継ぎ手を設けて精度よくピシッと通します。鼻先の折り曲げ部分の見付けは15mmです。

こちらは窓上の通気部材。万が一通気層に吹き込んだ雨水はこの通気部材から水切りの上に落ちて下に流れるという設計にしています。
 
今日は大好きなバンプ。カバーなんですけど凄くいい声。これはいいです。

省エネ住宅、設備セミナー

 
 

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