中央の大きな窓の中心には向かいの公園のプラタナスの大木が見えるようにレイアウトしてあります。2階の階段を下りるときにいつも木々の緑を感じられるように。
通りからの眺めです。
庇は見事に頑丈に付いていました。棟梁にどうせなら60cmなんて言わないで1mくらい跳ねだせばよかったかも??(笑)なんて言ったら「やめましょうよ~」と顔で言われてしまいました。
親子鷹で現場を仕切るS棟梁、お父さんと同じ現場でまして自らが棟梁なんて素適でしょ?お若いのにご覧の通りのきれいな仕事。現在32歳とのことです。
管の貫通部分をしっかりウレタン充填します。
この建物は、圧力を掛けて気密測定を行ないます。今年から自分の現場は全数気密測定を標準で盛り込むことに決めました。道内の建築家の中ではまだまだ珍しいけれど、デザインと性能が両立して長く使える家を作りたいと思います。言い忘れましたが極力窓の上に庇を設けるのも、外断熱の場合は壁の仕上がりよりもサッシを引っ込めるのも、地味ですが窓を湿気から守り、建物を長持ちさせる工夫なんですよ。
それではみなさんよい週末を。
うーん水鏡!じゃありません。深さ1cmのプール。
黒いところは表面のセメント成分が流されて細骨材(砂)が出ています。隣の白い部分は表面にセメント(トロ)が残った状態です。








定規を布基礎に打ってゆきます。
オレンジが床下の給気温調整用のエキセルパイプ(樹脂製暖房用管)のサヤ管です。150Φが給気管です。このように基礎伏せ図を確認したときに出る管類を全て確認します。相手がコンクリートなので忘れると厄介です。

外部に出る管にも断熱が施されます。給水管を凍結から守ると同時に、室内の熱も不用意に地中拡散しないように考慮 した結果です。
塩ビ管の外周に断熱を施したさや管の中に水道管等を通します。
アースチューブの様子:画面奥の上に見える給気管から吸い 込まれた空気は地熱で予熱され、画面中央の2本の管より 室内に取り込まれます。極力機械を用いないで、外部の冷気を穏やかに加熱するのが目的です。









棟梁ありがとう!すごい!綿密な段取りで1日で上棟する。工期圧縮と工事費節減、高さ制限の厳しい1種低層地域でも十分な階高と天井高で北側斜線(高さ制限)をクリアできる新開発の小屋組みで両隣に比べてぐっと建物高さを抑えたプロポーション(縦横比)となります。
後付けホールダウン金物 。今の建築基準法は新築を前提に仕様基準が書かれている。 しかし30年前にはそんな基準自体がなかった。さてあなたならどうする?(ホールダウン金物:土台と柱は鉄筋コンクリート製の基礎に埋め込んだボルトにより接合せねばならない。*
外壁に外貼り断熱の下地と筋交いを兼用した合板を貼り付けます。その際、設計者は釘頭のめり込みに特に注意が必要です。写真は正しく打ち込み深さを調整した釘打機で打ったCN65釘と合板です。
ECOは経済だ!と誰かが言いました。みなさんはどう思いますか?今のまま地球が温暖化するとほんとうに大変ですが建築家としてできる事はないのでしょうか?そんなことを考えながら作ったのが昨年の新川の家でした。でも残念ながらここまでが建築家個人の私の力の限界です。今ほんとうにECOな建築を作ろうと思ったらもはや私という建築家一人の知見ではとても足りるものではありません。
新川の家は暖房費的には大成功でしたが、断熱本来の意味、開口部の設計の自由度や性能、パッシブ換気の進化等の部分ではさらに発展の余地がありました。銭函の家ではそれらを強化するために、熱環境コンサルタントや道内のサッシメーカー、商社、先鋭的な工務店といったその道のプロフェッショナル達の協力を得て私は主に全体的な統括や契約業務、クライアントの予算や工程を監理しながら、コンセプトや建築空間の追及に集中できるといった分業システムで楽をしながら設計できました。以前とは違い、熱分野や開口部分野の専属のスタッフが常時私をサポートしてくれます。個人的な美学や好みの押し付けを減らし、彼らを信頼して任せることで思いもよらないアイディアや発想が生まれました。 「建築家の作品ではなく時代の求める美しい道具を作ろう!」きっとコラボレーションが自分の殻を破ってくれる。








