2019年10月5日土曜日

芦別の家 お引渡し



本日は「芦別の家」のお引渡しでした。電気屋さん設備屋さんガス屋さんキッチン屋さんに建築屋さんと私で取り扱い説明を行いました。
                     
クリナップさんによる機器説明

給水&給湯&暖房設備はまとめて階段下の機械室にて取説します。

最後まできれいに作っていただいた清水組さん。ありがとうございます!

私の事務所のある商店街のお花屋さんで作っていただいたフラワーアレンジ。住まい手さんの好みや年齢をお伝えしていつもとっても素敵に作ってくれます。

白樺の床、そして屋根の唐松が美しいLDK。政田棟梁さんT所長さんが最後まで頑張って下さいました。 
収納たっぷりでも見た目スッキリの玄関ホール

階段下の機械室からは床下に全て潜れるようになっています。家は長く住むもの。配管の交換や点検がいつでもし易いように床下には照明も完備しています。

階段ホールからキッチンを見る

階段を拡大してみました。白樺の合板を用いています。

こちらは手摺の拡大。握り易くかつ丈夫に!

玄関の上がり框を拡大。

キッチンカウンターを拡大。


キッチンはオールストッカーにしました。クリナップ直需事業部の石川さんに感謝ですね(笑)

あれだけの収納が扉を閉めるとスッキリです!

こちらは和室の引き込み戸

御馴染みの床ガラリは旭川家具製

匠工芸さん!ありがとうございます。

今日はスピッツで行きましょう!



2019年10月4日金曜日

高砂台の家 外壁木貼り

外壁の唐松板貼りが始まった「高砂台の家」。今日の写真は現場を担当していただいている若きS主任に撮っていただきました。

昨日の昼間まではなんとか天気はもったものの、夜半から降り出した雨で本日は札幌も敷地のある旭川も雨・・・なので内部の工事を進めています。

もうブログをご覧になってお分かりになった方も多いと思いますが上手に工事を進める上で欠かせないのが天候との付き合い方。まさか・・おてんとうさまにこちらの都合を聞いていただくわけにも行かないので(笑)現場側で工夫をします。

それがずばり「屋根」と「壁」具体的には屋根の防水工事と外壁のタイベック(防水&防風&透湿シート)貼りです。

要は濡らしてはいけないものを守ることができるところまでが仕事の一区切り。ここまでをいかに天候と上手に付き合いながら、作業出来高と品質を両立させながら進めて行けるのか?そこが優秀な棟梁と現場監督の腕の見せ所なんです。

もし近所の現場があったらぜひ注意してみて見ましょう。1:屋根の防水がいつまでも終わらない。(板金屋さんや防水屋さんが来ない)とか・・2:壁のGW(グラスウール)が見えたまま又はボード状断熱材(例えばスタイロフォーム等)が見えたまま・・・なーんて言う現場はあまり感心しません。(例外:同じ木造であってもツーバイフォーみたいに壁先行で屋根が最後の作り方は話が別です)
上の写真は清水組さんがいつも作ってくれる美しいカラマツ材の外壁材。元は荒木の貫材ですが大きな加工場を持つ清水組さんはその貫に軽くブレーナーを当て、保護材をスプレーで塗布してくれます。

出来上がりは荒木特有の荒々しさが抜けて茶色が強く出、色むらもなく凄く上品になります。北海道の厳しい気象に耐えるのが第一目的ですから、多少の粗さも味の内と考えるのも一理ありますが、貼った直後から美しいこともとても気持ちの良いものです。

                    
上は明日お引渡し予定の「芦別の家」の外壁ですがこんな風に穏やかな茶色が映えます。きっと厳しい雪の白にも似合うだっろうなあ~・・・なんて考えながら明日の準備をしています。(笑)                     
ちなみに上は北海道では通称「青木」と呼ばれる白肌のエゾ、トド松に同じ保護材を塗ったもの。ぜんぜん色合いが違うのに驚きます。

                     
しかし一年経つと・・あら不思議・・白かった肌がこんな風に味わい深く色変わりします。                      
木肌は赤身とは異なるシルバーグレー(銀白色)に変わって行き・・唐松とはまた違った色合いを楽しめます。

今日は大好きなTSUTOMUさんの演奏でパラシュートのカバーなんていかが




2019年10月1日火曜日

高砂台の家 板金工事

「高砂台の家」はなんとか先週板金が完了いたしました。それまでは週末になると雨が続いてひやひやでしたが、鍛冶川棟梁の丁寧な養生のおかげでなんとか屋根が葺けて一安心。外部も見ての通り全てタイベックが貼られて、現場用語で言うところの「囲われた」状態。

今後は外部と内部に分かれ、天気が良い日は外壁貼りを、悪ければ室内の工事を進めて行きます。

毎度ながらここまでが一仕事・・・清水組のSさん、鍛冶川さん、引き続きよろしくお願いいたします。

もうすっかり御馴染み、壁のタイベックと連続した屋根通気層のタイベック。屋根の通気層に雨が吹き込むと勾配なりに水が流れて、壁の通気層から地面に排水される仕組み。

軒0の屋根を作る際のコツは連続した通気層で屋根と壁を覆うこと。通気層を屋根と連続させておくと風圧が原因の漏水もぐっと減ります。

こちらは腰水切り。正面の見付は15mm。これくらいが細くてきれいです。

今回は広い敷地なので安全に雪が落とせます。ですので久々に蟻掛け葺き。但しルーフィングは従来の22Kgものじゃあなくてブチルを使った高性能品です。

こちらは外気に接する床の中を横断する排気管。がっちり防露のラッキングをして、絶対に外気に触れないように重めのブローイングをびっちり吹き込み充填します。

今日はダフトパンクなんていかがでしょう・・



2019年9月27日金曜日

芦別の家 出来てきました!


清水組さんのT所長をはじめ政田棟梁、タイル&左官を担当していただいたMさん、竣工を目指して頑張っていただいたみなさんのおかげで、やっとできてまいりました!(笑)
                     
玄関のステップはちょっと斜めに振って上がり易く・・なんて設計屋の私は気楽なものですが・・タイル屋さんはピシッと目地を割り付けて、小さな三角形にタイルを加工して丁寧に貼ってくれました。        
こちらは政田棟梁が加工してくれたテーブル。天板の断面が柔らかな太鼓面をしていて優しい手触りになっています。

本日は芦別市役所の完了検査も無事終了!さーてあと少し現場を楽しみたいと思います。

今日はアレサ フランクリンなんていかが


2019年9月23日月曜日

芦別の家 内装&建具工事


内装がほぼ終わり、器具付けや細かな調整を行いながらあともう少しで完成が見えてきた「芦別の家」です。

内装はおなじみのカバのフロアや積層合板の生産者である住まい手の材料をふんだんに使い、長い芦別の冬を楽しく暮らせるように明るく木質感豊かに考えました。

こちらは客間の建具ですが、和風が出過ぎないようにふくりんは広葉樹を使い普段使いで気にならない洋風の和室としました。

以前は白木の和を強く感じる障子格子を作っていましたが、最近は障子という和を強く感じる建具をあえて洋材(広葉樹)を用いることで普段の暮らしに馴染ませることが多くなりました。

もちろん人によっては、伝統的な白木にこだわる作り手も多いのですが、ふと過去に目をやれば日本中で最初に洋風化された地域が北海道であり、ここ20年は特に住まいの中から和室が消えてしまった地域とも言えます。

理由は核家族化や自宅での法事の衰退、習い事やライフスタイルの変化等々色々と考えられますが・・・一番大きな理由は私たちの暮らしが以前に比べて必ずしも和室を必要としなくなったことが大きいのかもしれません。

*:上はタモ材で作った障子格子で窓を結露させぬように通気スリット切ったものです。障子自体は意外に断熱性と気密性があるのでこんな風に現代の事情に合わせてひと手間加えます。

だからこそ・・・伝統的な和室にこだわりたい!という気持ちも分からなくもありませんが、私はむしろ現代的な暮らしに合わせて変えて行くことで新たな魅力が再発見され、それが結果的に和室を更に魅力あるものに変えて行く方が住まい手にとっても和室にとっても幸福な気がします。

かつて和室が愛された理由はそれが暮らしの中で必要とされたからであり、同時にそうした暮らしが魅力的だったからだと思います。現代ではその必要性や魅力が昔とは変わってしまった・・・と言うのであればそれを寛容に受け入れて自ら変わることを選ぶのも和室が生き残る新たな道ではないか?和室を心から愛する作り手の一人としてそんな風に感じます。

*:上はふすま紙の代わりに布を貼ったふすま。伝統的で繊細な和紙が正統なふすまの作りだが、張地を布にまで拡大することで様々な表情を演出できる。その一方で見栄えが変わったからと言って、張替えがきくとか、隣り合う部屋に合わせて意匠性の自由度が高いとか、ふすま本来の特徴はなんら失われることはない。

今日は吉田兄弟でも聞きませんか






2019年9月20日金曜日

APWフォーラム2019松山 無事終了

ブログが遅れてしまいましたが、先週おかげさまでAPWフォーラム2019松山、無事終了いたしました。お忙しい時期にもかかわらず会場にお越しいただいたみなさまに心より御礼申し上げます。 
また四国支社長さまをはじめ愛媛支店長さま、支店のみなさん、講演をご一緒させていただいた吉本さま、リノベーション事業部のみなさん・・会場の手配から司会進行まで本当にごくろうさまでした!人も最高、気候も穏やか、そして地元で愛されているとっておきのお店・・・益々松山が好きになりました。(笑) 

もっともっと日本の住まいと窓に断熱性を!みなさまの挑戦をいつも応援しています!

今日はB.エバンスなんていかが

2019年9月15日日曜日

新琴似の家Ⅱ気密測定

昨日は「新琴似の家Ⅱ」の気密測定(1回目)でした。

結果は1回目でC値0.2cm2/㎡が出て・・開始早々15分であっけなく検査終了でした。
現代的な断熱は十分な気密を必要とするところが従来との大きな違いです。。伝統的な茅葺屋根のように気密を伴わない断熱もありますがそれらは主に部位の表面温度の改善には寄与しても室内全体の環境改善までには届きません。

断熱による家全体の改善を目標にするなら気密試験は現場毎に必ず行う必要があります。

意外に知られていませんが、新築測定時の気密が十分でも経年と共に気密は疲労し低下する場合があります。気密が落ちやすいのは気密シートに遊びのある部分。

例えば気密シートと天井下地の間に空間があるような場合です。毎日の調理で使うレンジフードは500m3/h以上の排気能力を持っていますから天井下地で気密シートが膨らまぬようにしっかり押さえていないと簡単にシートジョイントの口が開いて気密は低下します。

上の写真は壁ですが室内側の付加断熱下地と柱で気密シートを挟み付けて同様の効果を狙っています。こうしておくと大きな差圧を掛けてもシートが膨らんで破れないので結果として測定の幅が広がります。

気密性能の劣化とその対策は先輩からの大切な教え、私も伝えて行きたいと思います。

今日はパフィュームなんていかが?


2019年9月9日月曜日

大人気「南幌町みどり野きた住まいるヴィレッジ」第二期開始

南幌町みどり野きた住まいるヴィレッジの第二期分譲が始まります。

https://www.replan.ne.jp/articles/11941/?fbclid=IwAR0kvA1EiDzQkis_oljzY9-zG_JFo5Z5kOjKYIgDgj5vCSD8sEhthJ_IxL0

詳しくは上のリンクを貼っておくのでぜひご覧ください。
ここではこのプロジェクトの特徴をダイジェストでお伝えします。

1:地域工務店と地域の建築家の協働による家づくりです!
性能とデザインを両立した住まいが手に入ります。

2:価格に関わらずヴィレッジには性能基準があります。(詳しくはリンク参照)「うちは予算がないから断熱なんて最低にしかならないんだろうな~」という心配は無用。ヴィレッジには独自の性能基準があってそれを下回る性能の家を建てることはできません。

3:きた住まいるメンバーが設計と施工を行います。
設計を担当する建築家も工務店も「きた住まいるメンバー」です。この「きた住まいるメンバー、建築家なら建築士、工務店なら建設業の許可と言った最低限必要な資格や登録はもちろんのこと、BIS(ビルディング インシュレーション スペシャリスト/断熱技術者)と呼ばれる断熱・気密・計画換気・計画暖房に関する専門資格と国が義務付けた住宅省エネ技術講習会の受講者がメンバーとなります。

きた住まいるメンバーとは?  https://www.kita-smile.jp/member

BISとは?          http://hobea.or.jp/bis/

住宅省エネルギー技術講習会  http://www.do-ba.net/info/wp-content/uploads/2018/10/8e6884c6783cc5aaeb2fef90294c0e3c.pdf


4:住宅取得に当たってはさまざまな優遇施策が用意されています。
正直言って、札幌の郊外の住宅地を探しているのなら、手厚い補助と移住に前向きな南幌町をお薦めします。安価な土地価格や購入に関わる様々なインセンティブ、住まうまちとしてのインフラの充実度は非常に恵まれています。
支援制度の紹介 https://www.kita-smile.jp/kitasmilevillage







2019年9月6日金曜日

野幌の家Ⅱお引渡し

本日は午後から「野幌の家Ⅱ」のお引渡しでした。3月から丸々半年。ついに完成!・・・ほっ・・

「チーム野幌Ⅱ」のみなさん!小川さん、貝塚さん、佐山さん、クリナップの石川さん、匠工芸の桑原さん、新宮商行の瀧川さん、瀧澤ベニヤの瀧澤さん・・・そして現場をまとめていただいた飛栄建設の松田所長さん、U棟梁・・本当にごくろうさまです。

オーダーキッチンを担当していただいたクリナップさんの取説。いつも本当に丁寧な仕事をありがとうございます。

タイルと見切りとクロスの取り合い・・・いつものように基本的にタイルのネット貼りはナシ・・全て一枚一枚割付・・端部の役物もナシ・・・飛栄建設さん本当にありがとうございます。
北海道産ニレ材のフロア・・・瀧澤べニアさまありがとうございます。虎杏がワイルドで住まい手さんにとても気に入っていただきました。

住まい手さんのご要望・・・気軽に掘りごたつ(笑)。こちらも見事にU棟梁に作っていただきました。ありがとうございます。

おっ!基礎断熱ならではの手軽さで掘りごたつ・・・ふっふっふっ・・鍋の季節は足元のコンセントが大活躍(笑)

おおっ!

お見事!パチパチパチ・・

超硬質セラミックの天板にエコシラ合板(白樺積層合板)の扉
タイルは住まい手さん好みの翡翠色

床の換気ガラリもピシッと


開けると網戸用ネットが貼ってあります 

あらためて最新の一種換気をEU品質で使ってみようと思いました。結果はなかなか設計も大変・・・でもすごく静かで各種機能も凄く進化していてびっくり。

もう国産には戻れないかな~(笑)まあ・・大口径スパイラル配管の設計と施工が命ですけど。

こちらはリモコン。例えばリフレッシュモードは日常の窓開けのように大量の外気を導入してスッキリしたい時に使うモード。もちろん外気温と室温を比較して熱交換が不合理な夏場は熱交換を自動キャンセル。冬場は古臭い電気デフロスター(熱線)なんて使わないで勝手にバイパスモードに切り替わり熱交換素子の結露を防ぐ。もちろん結露水用にドレンは完備、薪ストーブを焚きたい場合は着火時に大量の空気が必要なので一定時間給気量を増量・・もちろん今書いた機能はほんの一部でそれらの組み合わせや実行停止をスマホにて外部より遠隔操作可能・・等々・・あんま言いたくないけど進んでます・・

丸ヨイケウチの小川さん、そしてスパイラル配管を担当していただいたカイヅカ電気の貝塚さん、ありがとうございます。

でも・・これって完全に窓を否定してない?(笑)・・ 
天井のRAグリルも照明ラインに合わせてピシっ!とね(笑)風切音はとっても静かです。

こちらはエコシラ合板で作ったトイレのキャビネットカウンター。強度のあるエコシラの天板に手すりを彫り込み加工。U棟梁ありがとうございます。 
こんな感じで掘り込み部分にまで握りやすいように太鼓面取り・・恐れ入りました。
本日は昨年の胆振東部地震からちょうど一年・・・全道ブラックアウトの教訓から、普段使いできるPVシステムを導入。まちの巨匠、佐山さんは元大手電機メーカーのアイディアマン。身近な電気部品で予算に応じた自家発電システムを設計製作してくれます。

想えば・・去年このシステムが付いていたらなあ~

最後にまた新たな挑戦の機会を与えていただいた住まい手さんに心より感謝申し上げます。今までお待たせして申し訳ありませんでした。そしてこれからもよろしくお願いいたします。

本年二軒目のお引渡しが完了。今はホッと一息・・・明日は道東からお客様。

また来週から頑張りまーす!(笑)

今日はスティングでも聞いてワインでも飲むことにします。