2026年11月6日金曜日

西野の平屋 2026.11.06

 

西野の平屋の基礎工事が始まりました。基礎の形式は布基礎ですがべた基礎の長所も取り入れて建物の底面を浅く総掘りし砂利を敷き詰め転圧しています。

山裾に位置する西野地区はここ一週間で一気に気温が下がり紅葉が進みました。

転圧された砂利層の上に防湿フィルムを敷き土間下にEPS(ビーズ法発泡ポリスチレン)を5cm厚みで敷き込みます。床下空間を冷やすことなく結露から守り全て使えるようにするためです。

変わり易い秋空の対策として全面ブルーシートによる雨養生をして今日のところは終了

指定通りの断熱材が使われている旨確認いたしました。

今日は弓木ちゃんのギターで行きましょう!



2026年11月3日火曜日

釧路の家Ⅱお引き渡し 2026.10.31


先月末は「釧路の家Ⅱ」のお引き渡しでした。想えば・・最初にお問い合わせをいただいたのが2024年。2年間に渡り粘り強くお付き合いいただくと共に度重なる建材費高騰にも負けず、この日を迎えることができて今は感無量です。建て主さまには心より御礼申し上げます。

また計画当初より厳しさを増す環境の中で最後まで現場をご担当いただいた八百坂建設さま、現場監督として腕を振るっていただいた小根部長さま、新人ながらご担当いただいた泉さまにも合わせて感謝申し上げます。お仕事をご一緒出来て幸せでした。

そしてこの厳しい建設物価高騰に対して特段のご理解と商圏を越えたご支援を頂きましたパラマウント硝子工業のMさま、恐らく釧路地域で初となる可変透湿シート類、また内装の木製品や玄関ドアを供給いただきましたリアライズインターナショナルの長沼さまにも心より感謝を申し上げます。みなさまの商圏を越えたご協力なしでは到底現場をまとめることは困難でした。
晩秋の低い日が家の奥まで差し込む二階のリビング。以前の家が寒過ぎたとのことで、暖かで明るい家をとのご要望を大切に設計いたしました

ペレットストーブの燃える広々としたLDKに面した対面型キッチンはクリナップ札幌営業所の石川さん作。もちろん仕上げ材はおなじみ瀧澤ベニヤのエコシラ合板(白樺積層合板)。

間取りの中央を上下に貫く開放的な階段室。視線を適宜抜くことで空間に奥行きを与え狭さを感じさせない空間としてデザインしました。またこの空間を使って床下で作り出す暖房熱の効果的な拡散、パッシブ換気のリターン回路としても機能します。

奥行きの異なる壁面の仕上げをあえて変えて効果的な奥行き感とアイキャッチなインテリアとしてデザインしました。材料は今や非常に貴重となったレッドシーダー材。棟梁さんのセンスで手前が赤身材、奥が白太材と色分けして空間に景色を作っていただきました。老舗の工務店さんはやっぱり違いますね/笑

さて本日は、最近はまっているYMOのバロックアレンジ。東風も美しいです!



2026年10月27日火曜日

釧路の家Ⅱ 完成見学会

 


10/31(土)、11/1(日)建て主さまのご厚意により完成見学会を開催させていただきます。見学希望の方は八百坂建設(担当:小根)まで直接ご連絡をお願いいたします。ご予約後、現場住所をお伝えいたします。

山本は10/31のみ終日現場に居ます

連絡先:八百坂建設(担当:小根)会社 0120-80-3019(フリーダイヤル)

    八百坂建設HP https://yaosaka-kensetsu.com/

    見学時刻   10/31(土) 10:00~16:00

           11/1(日)  10:00~12:00


2026年10月19日月曜日

西野の平屋 地鎮祭 2026.10.19


本日は「西野の平屋」の地鎮祭です。神職をお招きし現場の安全、そして建て主さまの安全を記念していただきました。

現場をご担当いただくのは飛栄建設さん。自社大工(職員)のいる工務店さんで当事務所の仕事も多く引き受けて頂いています。昨年の「南6条の家」に続き平屋のご依頼が増えていますが、結局のところ住宅は一時の流行はあっても普遍的な暮らしやすい形に戻って行くのかなと感じています。

話しは変わりますが、2026年10月、現在は完全なインフレ。建設物価も同様です。住宅建設に欠かせない住宅ローンの金利もここ半年で急上昇。戸建て住宅にとっては冬の時代の到来です。合理的で費用対効果の高い設計、将来を見越した早い意思決定、在庫や手持ちを見直して使えるものは工夫を加えて使う、勿体ない精神の重視・・等々

できる事は何でもしながら今後想定される値上げの中で家づくりに取り組んでまいります。困難をバネに頭を使い体を使い自身の更なる成長につなげて行こうと思います。

神職による四方祓い。敷地の四つ角を清めて頂きました。また地鎮祭終了後は建て主さんと共に4つ角を回り、お米、お酒、塩をまいてお清めをしました。

今日はYMOをバロック様式で・・・最初は??と思いましたけどこれが結構よい/笑



2026年9月26日土曜日

釧路の家Ⅱ 2026.09.26

 

難関だった北側の外壁を貼り終えました。北国の建物のデザインというものは極力シンプルに行わねばなりません。要はアッサリ・・その単純明快さが長期的に見れば様々な利点として生きてきます。

対する釧路の家Ⅱの北側といえば二階のテラスと物置の下に一部、1階の下屋が飛び出す構成。当然ながら壁の凹凸やコーナー部分、金属と木材のような異素材との取り合いも多くなります。今回は二人の熟練の大工さんと現場監督の小根部長さんのお力できれいに納めて頂きました。

こちらは二階テラスに併設された食品庫&物置。内部も本来ならば合板で十分なところですが、外壁と同じように貫材を丁寧に貼っていただきました。

こちらはテラスの床板の載る梁。天端が腐りにくいように板金を貼っていただいています。

こちらは雨樋。昔の人は「えっ北海道の家に雨樋??本州じゃないのに・・」なんて言っていましたが、30年以上前から積雪寒冷地用の雨樋はカナダや北米から輸入されています。樹脂製で寒さに強く取り付けると、ポタポタ軒尻から雨が落ちなくなるので建物の腰回りを傷めにくくなります。

しっかりと強度を勘案し雨樋を受けられるように下地を作っていただいています。

外壁の陰影深さと共に雨樋の下地が一定のリズムを刻んで夕日に映えます。

今日は久々にHSCCで行きましょう!



2026年9月1日火曜日

釧路の家Ⅱ 2026.09.01

 

釧路の家Ⅱの外壁が進行中です。外壁は約300㎡弱あるので貼るのも中々たいへん。平板を貼った後は同じ面積を今度は押縁で留めて行きます。

北側からの眺め。北側は下屋とテラスがあるので貼り方も複雑になります。いつもとても丁寧な仕事をしてくれる大工さんに心より感謝です。同様にこまめに図面を見て現場を進めて頂いている小根部長と泉さんにもこの場をお借りして感謝申し上げます。

2階のテラスが下屋の上を跨ぐちょっと複雑な構成です。二階のテラスからは北側に広がる林を眺めることができます。縦格子を掛けることで通りを歩く人の視線も気にならなくなるのでとてもくつろげるテラスになります。

今日はテンペストなんていかがでしょう


2026年8月10日月曜日

釧路の家Ⅱ 2026.08.10

現在の釧路の家Ⅱは外壁の木貼に移行しました。木質保護材を塗装した貫板を縦貼りして行きます。緑に映える外壁が少しづつ出来上がって行きます。

東側の外壁貼の様子。この後、板と板の間を押縁で留めて外装が完成します。経年と地域性によって板の色変わりは様々。昔はいかにも新しい感じのピカピカ&ツルツルの外装が好まれた時期もありますが最近では経年で陳腐化しないもの。かえって味わいを増す外装が好まれるようになりました。自然で環境的なものを重視するようになった時代の変化も大きいですが、一番の変化は住まい手の美意識だと思います。以前は古いものはダサいもの・・でしたが今は古さが味に変わるものがとても好まれます。

窓が外壁よりも引っ込む彫りの深い印象の外観です。まだまだほとんどの新築が窓枠が額縁のように外壁より飛び出す納まりが多いのですが、厚みのある付加断熱を利用して当事務所では逆に窓を引っ込めます。この方が結露や窓廻りの寒さが軽減されて、住まい手さんには好評です。
8/7には住まい手さんに札幌にお越しいただいて、キッチンのお打ち合わせをいたしました。担当していただいたのはクリナップの石川さん。国内を代表するメーカーであるクリナップさんはクリンレディやSS等の人気ブランドを生産していますが、札幌だけは特注対応ができる珍しい会社。カタログにはない様々なキッチンのスタイルに対応し、道産材を用いた美しいキッチンを毎回作ってくれます。

8/1.2で行われた構造見学会の様子です。

見学者のために仮設の手摺と階段が掛かり安全性もばっちり。

今までの工事写真は工程が全て細やかに記録され出来上がると見えなくなってしまう部分が丁寧に解説されています。地域のゼネコン(総合建設業)でもある八百坂建設さんらしい仕事。札幌と釧路という離れた環境でお仕事をしていてもすぐにポイント部分の写真が出てくるので非常に安心。

今日はバッハでも聞いて図面を描きたいと思います。


2026年7月27日月曜日

釧路の家Ⅱ構造見学会 8/1~8/2

 


本日は釧路の家Ⅱの構造見学会をご案内いたします。釧路の厳しい冬を笑顔で過ごせる住まいをテーマに取り組んできた釧路の家Ⅱ。一日8時間程度の暖房で24時間室温を18℃に維持できる秘密にぜひ触れて頂ければ幸いです。

ご興味のある方は直接、八百坂建設さんにお問い合わせください。住所をお伝えいたします。(担当は小根(コネ)又は加茂(カモ)まで)

注:現場は週末の住宅街です。お車でのご来場は可能ですが、駐車の際は近隣へのご配慮を賜れば幸いです。


2026年7月25日土曜日

釧路の家Ⅱ 2026.07.25

釧路の家Ⅱの現在の様子です。窓の上には深い庇が掛かり建物の外観がかなり分かるようになってきました。今後は木外装を貼りながら外部と内部に分かれて作業を進めて行きます。

シンプルな片流れですが南側に明るく大きな開口部を集中させた二階居間型プランです。晴天率の高い冬の釧路を念頭に冬の低い日差しは室内に取り入れ、夏の高い日差しは庇で防ぎます。

室内では電気配線工事と充填断熱工事が進行中です。 


板金屋さんによるデッキ下の笠木工事です。屋外テラスの木床の下に水が回り難くなるように処理していただきます。

今日はFromisu9なんていかが・・・


2026年7月10日金曜日

釧路の家Ⅱ 2026.07.09上棟式

 

7/9(木)は釧路の家Ⅱの上棟式でした。朝から現場をご担当いただいている八百坂建設さんの指揮の下、現場を清掃し午後からの式の準備をしていただきました。

晴れの釧路は意外にも暑かったのですが北側以外全て付加断熱が完了した現場内は涼しさが印象的でした。

みなと釧路といえば厳島神社さん。朗々と響く声で祝詞を上げて頂きました。現場一同、残りの工期を精一杯務めようと心を新たにすることができました。

二階の四角に隅餅をお供えし・・・

建て主さまと一緒に心温まる上棟式となりました。

今日はサラ・ブライトマンで・・・


2026年7月8日水曜日

釧路の家Ⅱ 2026.07.08

 

釧路の家Ⅱは外部の付加断熱から作業を進めて頂いています。

理由は屋根と同様に、早期に雨に対する不安を除くため。今の時期、不意の雨はグラスウールをはじめとする繊維系断熱材にとって天敵となります。

理由はシンプルで繊維系断熱材の断熱性の源は繊維の間に抱え込んだ動かない空気・・・雨に濡れるということは・・その繊維間に抱え込んでいた空気が水に置き換わってしまうということ・・・その結果、断熱性自体を大幅に失ってしまうのです。

繊維系断熱材の扱いに慣れたプロ(大工さん)は厚み14cmにも及ぶ付加断熱をきれいに・・かつ素早く充填し・・急いで防水透湿シートで覆うことを最優先に工事を進めるのです。

こっから先は余談ですが・・みなさんの身近にある現場で、いつまでもグラスウールがむき出しのところを見つけたら、「ところで雨は大丈夫かな?」と・・今日の話題を思い出してください。日本人のよくない点として・・大手信仰とネットへの過信が言われますが、こうした本物のノウハウこそ現場からしか得られない貴重なものです。

仮に大手住宅メーカーなら平均的な品質維持を重視しますから、数百棟規模の視点で物事を考えざるを得ません。要はすぐに防水透湿シートで覆うべきだと分かっていても、そうできる現場もあれば翌週に延びてしまう場合だってある。実際には1週間以上も差があるのに数百棟で割り算すれば・・すぐにシートを貼った計算になってしまう。まさに数字のマジック。

もう一つはファクトチェック不要のネット情報の罠・・・最近、不正選挙の疑いも浮上していますが・・今や誰でも取材や裏取りなしで自由に発信ができてしまう時代。そもそも現場取材&下調べもなしのぱっと見の印象で情報発信ができてしまう。真実が勝つのではなく感情的で声の大きな人が取り上げられる困った状況。そんな時ほど現場とのコミュニケーションを大切に。信頼感の醸成はよい仕事の基本です。

きれいに充填された外部の付加断熱グラスウール。厚みは14cmもあるので充填は中々大変な作業。ちなみに性能が売りの北王系住宅メーカーは14cmのみ。付加断熱&シート張りが終わると室内側から充填10・5cmに移行します。付加断熱+壁充填断熱で24.5cm厚。このくらいあれば道内どこでも暖かく涼しい家にし易くなります。もちろん現場の丁寧な施工が大前提ですが/笑

こちらは屋根の充填作業。二層目の様子です。ちなみに一層目は23.5cm、二層目で10.5cm合わせて34cmの屋根断熱が寒さと暑さから室内を守ります。

今日はJAZZ~


2026年6月26日金曜日

釧路の家Ⅱ 2026.06.26

 

釧路の家Ⅱは屋根のシート防水が完了いたしました。天候が不安定な季節に早く仕上がるシート防水は心強い味方です。

釧路の家Ⅱくらいの屋根であれば約2日で屋根が完成します。たとえ気まぐれな雨に降られても漏る心配がなければ他の作業に集中できます。

アップグレードされた小さな突起と手前の列は雪止めです。緩勾配ですが雪が滑って軒先から落ちると危険。なので見た目は勾配屋根でも無落雪となるようにデザインしています。

今日はAvalon Jazz Bandなんていかが、EUの香りが/笑


2026年6月21日日曜日

釧路の家 2026.06.21

釧路の家Ⅱは現在、屋根の外張り断熱工事を終え、防水屋さんを待つまでとなりました。日本の木造建築に言えることですが、雨期の長い国内事情に配慮して建て方後は、屋根から作ることが一般的とされています。道東(特に帯広近辺)に多いツーバイフォー工法は組積造のように下から順に床と壁を積み上げて最後に屋根を載せますが、在来木造の場合は骨組みは下から上へ、それが終わると屋根を完成させてから外壁の工事に移行する流れで作ります。

早期に屋根を決めることで雨にも安心ですし、断熱も同時に行うことで特に夏場に掛かる工事は室内の作業環境(室温)がぐっと下がります。従来は屋根の断熱が一番最後でしたから、夏場の二階仕事はきつくて大変でした。

屋根の断熱約35cmの充填が完了すると、ウルト社の防水透湿シートの上に通気垂木(45×105)を載せて固定して行きます。通気垂木には通気垂木の直行方向にも空気が流れるように細かく切り込みを入れています。

野地板(構造用合板24mm)を載せて固定した後は防水屋さんに渡します。

北側のテラスもできてきました。

雨を避けて屋根の外張り断熱工程が完了し少しホッとしました。

今日はHSCCでマイケルのカバー行きましょう!