2020年9月26日土曜日

南円山の家断熱工事

 

                   

「南円山の家」で初実戦投入したHGGW38-32。普段使い慣れた16~20kgとは段違いに重たく硬い断熱材です。形状安定性が高いので・・ある意味ふにゃふにゃな16kgに比べるとビシッ!と入るんですが・・厚みが50mmまでしかできないのと切断にコツが要ります。でも硬くて厚み5cmでも板のように自立可能・・大工さんは大変ですけど・・ごめん(笑)

柱面から7~8mm浮いてきたところです。

入り方はきれいなのですが、この上にボードを取り付けるのが大変そうです。


2020年9月12日土曜日

南円山の家 玄関ドア

 

「南円山の家」の玄関ドアはオリンピア(新宮商行製)です。

        

外部の表面材はローステッドアッシュで狂い最小。重量ドア用の三次元丁番で調整楽々・・レバーハンドルはHORIのLAR、ロックは同じくHORI製トライデントロック×2、ドアチェックは本体が見えないコンシールドタイプ。

       

断熱性能はU:1.1W/㎡Kで色はオリンピックステインで自由になります。
寸法は980×2180・・もちろん北海道製(笑)  
ドアチェックが扉内に格納されているのでスッキリ納まります。

レバーハンドル&シリンダーはHORI製です。

今日は久しぶりにバンプなんていかが




2020年9月2日水曜日

宮の森の家Ⅱ お引渡し


今日は午後から「宮の森の家Ⅱ」の取説&お引渡しでした。竣工のお祝いにお花を買って伺いました。

各協力業者さんからはそれぞれ取り扱いの説明があり・・・(写真はクリナップさんによる各種キッチン機器の説明の様子)

お花はいつも妻がお花屋さんに頼んでくれるのですが、今回は優しい黄色とピンクで室内が華やかになりました。 
4カ月半現場を取りまとめてくれた丸作吉田建産㈱のN所長、そして吉田社長ごくろうさまでした。
またこの大変なコロナ禍の中で私たちに大切なご自宅を任せていただいた建て主さまに心より御礼申し上げます。おかげさまで最後まで仕事をやり遂げることができました。今日からはご自宅としてみなさまで楽しんで住みこなしていただければ幸いです。(笑)

数カ月の間にすっかりと色変わりした外壁。空はそろそろ秋の色が感じられるようになりましたがこれからさらに味わい深く色変わりするのが楽しみです。

家の中心に吹き抜けを持つ「宮の森の家Ⅱ」ハイサイドライトで拡散された光が降り注ぐLDKです。 
こちらは玄関土間を見返したところ。土間にはペレットストーブを置きました。

吹き抜けの中に設けられた階段です。


吹き抜け南側のハイサイドライト。拡散光が空間全体を明るく照らします。

こちらは二階の洋室。窓はFIX+ドレーキップです。

こちらが玄関土間。LDKと列柱で曖昧に仕切ることで狭さを感じることなく明るさを引き込みます。

右側の玄関収納は床から天井までの大容量。玄関廻りにものが多い北国の暮らしに役立つ間取りです。

もちろん玄関用のルンバを走らせられるように収納扉は10cm以上床から上げてあります。 
私の事務所オリジナルデザインの椅子は旭川家具の老舗、匠工芸製。写真はひじ掛けと脚の接合部分。ビスを使わずウオルナットの楔を打ち込んで止めています。 
玄関土間からLDKをチラリ・・屋内は極力オープンな間取りで明るく開放的に。最近は随分、北海道らしさとしてこうした間取りが市民権を得るようになりました。

寒い玄関だと絶対に不可能な間取り、反対に室内から不要な寒さを除くことができれば寒さを理由に付けられていた扉や間仕切りはもう必要ありません。

そんな風に寒さの解消で不要になった扉や壁をどんどん取って行ったら・・30坪の小さな家でも・・・意外や広いこと、広いこと・・・

厳しい冬を抱える北海道では・・断熱は当初、光熱費の節約のような生活防衛の手段として始まりましたが、現在では間取りにも大きな影響を与えるようになりました。本州に比べるとまだまだ歴史の浅い北海道ですが、少しづつ地域性が形になるような気がして・・地域に生きる設計者としては嬉しく思っています。

今日はハリーコニックJr.かっこいいです!



2020年9月1日火曜日

南円山の家 キッチン打ち合わせ

8/30(日)はクリナップ直需事業部の石川さんと「南円山の家」のキッチンのお打ち合わせでした。

想えばキッチンスペシャリストの石川さんと仕事を始めて早10年・・・その間に信頼性の高い同社の純正部品で作るオーダーキッチンはすっかりクライアントさんに定着。今では、”生/なま”いしかわさんに会うのを楽しみに打ち合わせに来るお客さんも増えました。

そもそもクリナップ株式会社さんのイメージは大きな街のショールームで「クリンレディー」や「SS」といった同社お馴染みのブランドを展開する大手住設メーカーさん。ショールームの爽やか笑顔のお姉さんとキッチンを選ぶ光景はきっとみなさんお馴染みだと思います。

その一方で同社の中にはそうした既製品ではなく、主に一点物を扱う直需事業部というセクションがあり・・そこに所属する石川さんは主に私たち建築家がお客さんという訳なのです。 
例えば、「床の材料とキッチンの面材を合わせたい!」とか「天板のステンレスを特殊な磨き方で仕上げてほしい」とか「コの字のレイアウトって可能?」とか・・・私たち建築家の作る空間にピッタリの製品を・・ある意味、無理難題をものともせず作ってくれる心強い仲間なのです。 
キッチンの基本的なレイアウトや大きさは私とクライアントさんで決めておき、調理器具や水栓、天板やシンクに食洗器等は実際に現物を見ながら、丁寧な説明を交えて決めて行きます。

そうして出来上がるキッチンはもちろん各家のオリジナル。その内、各家のキッチンだけの特集をしてみたいと思います。もちろん石川さん特集になりますね~(笑)
コの字レイアウトが特徴的な「澄川の家」のモデルM.M
吹き抜けから吊り下げた照明とダブル水栓が特徴の「東光の家」モデルH.M
キッチンの横にストーブを置き、6人掛けのテーブルを作り付けにした「北広島の家」モデルA.K
アイランドレイアウトが特徴的な「野幌の家Ⅱ」のモデルY.N ブラックのセラミック天板とタッチセンサー付きダブル水栓が特徴。

今日はJolie Mômeなんていかが