ところでみなさん、最近の家の見積書って何枚くらいあるかご存知です?(笑)
写真は、3社による見積もり合わせを行った案件と格闘する妻。お母さん頑張れ~!
各社により若干の違いはあるもののだいたい一社40~50ページ。クライアントさんの要望はすなわち夢の裏返しですから当然、夢の方がお財布(現実?/笑)を上回る方がほとんどです。そこでクライアントさんの代わりに細かく数字を確認して誤りがないのか?平均的な価格で全体が作られているか?複数の目で手分けしながら確認してゆきます。実に地味な作業ですが数字というやつはその地道さに最も弱いのです。そうやって複数の見積もりを分解してゆくと見積もりを作った人の様々な気性や性格まで見えてきます。基本は最もお安いところ(会社)となりますが、忘れてはいけないのがこの性格。そう安くても安いだけで忘れ物だらけ、おまけに荒っぽかったり...以前はサッシをまるっきり忘れた工務店さんもいましたっけ(笑)、そりゃ~一番安いけど仕事は頼めないわね~(笑)
もちろん価格も大切ながら、質の良し悪しだって無視できません。ここが建築物価の難しいところ、細かく図面を見てくれていて忘れ物が少ないばかりか価格も納得!そんな最高の作り手を退屈な数字の中から見つけ出すためには公正な競争も必用です。相手に勝つためには複数の仕入先から見積もりを取る。今まで当たり前と思っていた工程や作り方をもう一度見直す、工夫に工夫を重ねてなんとか結果を出そうとする。その創意工夫の源泉が「クライアントさんの夢」なんです。そうすることで、工務店はノウハウと競争力を、設計者は本物をかぎ分ける嗅覚を維持することが出来るのです。まあ~持ちつ持たれつ産業の代表みたいな感じでしょうか。
さてさて見積もりの傾向と中味が一通り分かったところで、最も有効な方法で価格調整に入ります。
もちろん、ここから先は きぎょうヒ.ミ.ツ!(笑)
今日はレインボー な気分ですね~ キルザキング!