2011年7月22日金曜日

今日の出来事とこれからの出来事へ

本日は、十勝より住宅に真剣に取り組んでいる工務店さんのご一行が菊水の家を見学に来られました。代表のA氏は大学時代の先輩、それにいつもお世話になっている住宅雑誌リプランのM編集長のご推薦とあっては、しっかりご案内せねば。でも相手もプロだとなかなかに緊張してしまいます。(笑)なによりお客様が快く見学をお許しいただいたので無事、実現いたしました。この場を借りて御礼申し上げます。

緑に映える赤い木壁、お隣も工事が始まった様子です。


話は変わりますが、今年は300mm断熱プロジェクトが目白押し。
断熱工法も、グラスウールによる300mmや複合断熱、完全外貼りとバラエティー豊か。要は断熱方法別の設計スキルを高めることで、あらゆるスタイルの内装を自由自在に実現する事が今年のテーマです。

「宮ノ丘の家/平成開拓者の家」
 以前にもお話しましたが、厚く断熱すること。それ自体に大きな意味はありません。断熱することで得られる効果が大切なのです。外貼り断熱を極めれば、本物の柱や梁を室内に自由に顕わすことができます。日本の伝統的なデザインである真壁(シンカベ)は室内から見て柱が見えますよね~。(笑)...そうです~っ!もうお解かりのように壁の外側で断熱してしまえば本物の柱や梁を使った和の内装が自由に寒冷地でもできます。冬の期間が長い北海道では屋内の暮らしが大切になります。飽きずに日々暮らして味わい深いこと。ペレットストーブの燃える「炎のある暮らし」。内装は極力白くなりすぎず...(笑)、リラックスできる木肌の家が目標です。

「西野の家
グラスウールを用いた300mm断熱は社会普及のための願いを込めて、リーズナブルなコストデザインを心がけています。今年で3年目を迎える300mm断熱プロジェクトですが、3.11の大震災以降、耐震性とささやかな断熱のみでは寒冷地の住まいの備えがあまりに不十分であることを痛感いたしました。電源途絶しても凍えない家、エネルギーを非常時のライフラインとしない発想がいかに大切か...そんなことを考えているうちに、300mm断熱を標準仕様にできないか?と考えるようになりました。震災以前は主に省エネ+自然エネルギーのスタンスからの普及目的でしたが、おなじみ丸稲武田建設さんを巻き込んで、耐震性のほかに、最低限の熱的なサバイバルスペックを住宅に持ち込もう。そんなテーマで臨みます。
 
「旭川の家/春光BASE」
複合断熱を用いて、断熱性や静粛性といった異なる要望を両立し、外に開かず中庭を介して内側に開く家。平屋でありながら各部屋に塔屋を持ち、独立した天窓から採光と通風さらには熱回収も行うユニークなサスティナブルデザイン。外観は一見城壁のようでもあり、Dr.タギ氏の故郷のマルシェ(市場)の排気塔の立ち並ぶシルエットにも少しだけ似ている。
暖房方式はほとんどの人が「あっ!と驚く...」
 
今日は大好きなバンドアパートで!
 
とにかくかっこいいです!! http://www.youtube.com/watch?v=d_FdvgXFdC8

もう一つ凄いの見つけたんで... http://www.youtube.com/watch?v=sqxYJhNLyKs&feature=related