
2009年10月24日土曜日
2009年10月22日木曜日
西岡の家 +現場につく間に
本日は、西岡の家に行く途中で素適なカフェを見つけました。
昔の建具を上手にアレンジしながら、楽しんでいるのが素適だと思わない?手作り感がまた気取らなくて、控えめで、えばった感じがないのがいいなあ~と思います。おそらくかなりのところが手作りのこういうカフェ、最近とても増えましたね~。嬉しいです。特に若い世代の人たちは僕らの頃と違って、インテリアや照明といった、建築的な感受性が高いように思います。毎日図面を引く私にとってこんなふうに建築を理解してくれる人たちが増えるのはとてもとても嬉しいのです。それが同業でなくてももちろんです。
インテリアが、建築家がつくるみたいに白くてすっきりしていないのがまた○!感激!!建築家が作るとこんな風に荷物や調度を入れると妙にきたなく見えます。ものを入れたり置いたりしたときに丁度よいくらいのさじ加減で内装を設計できるような建築家はごく少数です。でもそれがほんとうのマエストロなのよ!クライアントの家具や絵なんかが入ると、とたんに部屋がきたなく見えるようじゃお客に恥をかかせているような気がしない?そんな意味でこの絵はいい。生活の全てが見えているのに、写真を撮るとびしっとアングルが決まって絵になるでしょう?
スープは私には甘すぎたけれど、サンドイッチは美味しかったです。今は非常に珍しい赤ラワンのテーブルに無地の白い食器がとっても似合っていました。
民家を改造しているせいもあるのだろうが、茶色い木部が闇を作り出す。光大好き明るいのマニアの建築家とは反対に、だからこそむしろ光の大切さを感じる室内。暗いことはなにも悪いことではなくて落ち着きや、時代、歴史の流れなんていうものを連想させてくれる。現代の建材ではけして出すことの出来ない味わいを感じない?
本日の西岡の家、光に照らされると茶色が明るく変化します。
隠し格子を棟梁に作っていただきました。私は居間と玄関ホールの間に扉をほとんどつけません。でもどんなに小さな家でも、玄関を開けると居間が丸見えなんていうのは設計失格です。そこでいろいろ考えます。居間の食卓からは玄関戸が見えませんが、角度を変えると........
すーっと、玄関ホールの中に視線が通ります。こんな風にして空間を孤立させることなく、気になるところだけをどうにかする工夫をしています。
昔の建具を上手にアレンジしながら、楽しんでいるのが素適だと思わない?手作り感がまた気取らなくて、控えめで、えばった感じがないのがいいなあ~と思います。おそらくかなりのところが手作りのこういうカフェ、最近とても増えましたね~。嬉しいです。特に若い世代の人たちは僕らの頃と違って、インテリアや照明といった、建築的な感受性が高いように思います。毎日図面を引く私にとってこんなふうに建築を理解してくれる人たちが増えるのはとてもとても嬉しいのです。それが同業でなくてももちろんです。
インテリアが、建築家がつくるみたいに白くてすっきりしていないのがまた○!感激!!建築家が作るとこんな風に荷物や調度を入れると妙にきたなく見えます。ものを入れたり置いたりしたときに丁度よいくらいのさじ加減で内装を設計できるような建築家はごく少数です。でもそれがほんとうのマエストロなのよ!クライアントの家具や絵なんかが入ると、とたんに部屋がきたなく見えるようじゃお客に恥をかかせているような気がしない?そんな意味でこの絵はいい。生活の全てが見えているのに、写真を撮るとびしっとアングルが決まって絵になるでしょう?
スープは私には甘すぎたけれど、サンドイッチは美味しかったです。今は非常に珍しい赤ラワンのテーブルに無地の白い食器がとっても似合っていました。
民家を改造しているせいもあるのだろうが、茶色い木部が闇を作り出す。光大好き明るいのマニアの建築家とは反対に、だからこそむしろ光の大切さを感じる室内。暗いことはなにも悪いことではなくて落ち着きや、時代、歴史の流れなんていうものを連想させてくれる。現代の建材ではけして出すことの出来ない味わいを感じない?
本日の西岡の家、光に照らされると茶色が明るく変化します。
隠し格子を棟梁に作っていただきました。私は居間と玄関ホールの間に扉をほとんどつけません。でもどんなに小さな家でも、玄関を開けると居間が丸見えなんていうのは設計失格です。そこでいろいろ考えます。居間の食卓からは玄関戸が見えませんが、角度を変えると........
すーっと、玄関ホールの中に視線が通ります。こんな風にして空間を孤立させることなく、気になるところだけをどうにかする工夫をしています。2009年10月21日水曜日
銭函の家 ガラス工事
本日はガラス工事です。サッシ工事とどこが違うのか?サッシは枠でガラスは枠の後ということになります。(笑)このガラス工事もたいへんです。北側に広がる美しい石狩湾の眺めを取り込みながら、高い断熱性能も両立せねばならず設計者としても実に頭の痛いところです。そこで最小限の部品でガラスを柱間に貼り付ける方法をとります。前回もお話した通り、サッシの枠はそのままだと大きな熱の逃げ道になります。ガラスをどんどん大きくしてゆくとむしろ熱の逃げ道となる枠自体がないほうが性能上は合理的になりますが、当然それには窓の専門家の高いスキルが要求されます。まさに地元の窓メーカー飯田さんの力の見せ所。特に担当者のWさんは、現場経験も豊富でキュートな女性です。数十枚に渡る、施工図を描き、私の無理な性能要求に答える開口部をデザインしていただきました。
トリプルガラスを柱の間にはめ込もうとしているところ。手前がWさん。3層ガラスともなると、この大きさで重量は125kgにもなります。運搬は当然人力。2階と3階まで男6人で運び上げます。

壁に立てかけたガラス。車のショールームなんかに比べたらたいしたことないけれど作業は見ていてかなり緊張感あります。
2枚のLOW-E(熱反射)ガラスに2層のアルゴンガス+普通ガラスで極限まで窓ガラスの断熱性能を高めます。この状態でK値は0.9W/㎡kくらい、厚さは4cmを超えます。
吹抜け部分にガラスを持ち上げているところ、大の男6人がかりです。
トリプルガラスを柱の間にはめ込もうとしているところ。手前がWさん。3層ガラスともなると、この大きさで重量は125kgにもなります。運搬は当然人力。2階と3階まで男6人で運び上げます。
壁に立てかけたガラス。車のショールームなんかに比べたらたいしたことないけれど作業は見ていてかなり緊張感あります。
2枚のLOW-E(熱反射)ガラスに2層のアルゴンガス+普通ガラスで極限まで窓ガラスの断熱性能を高めます。この状態でK値は0.9W/㎡kくらい、厚さは4cmを超えます。
吹抜け部分にガラスを持ち上げているところ、大の男6人がかりです。
学生の頃、寒地住居論という授業で、「北国の住宅の開口部は熱の逃げ道だ」と教わりました。先生によっては、そんな土地柄なのだから窓などは極力小さくするのがよいとおっしゃる方もいました。しかしここ数年は、毎年窓のサイズが大きくなるばかりです。大きな開口部の気持ちよさに慣れるともう小さな窓には戻れません。「小さくすれば悩みもしないのに、大きくするから難しくなる。」なんていう人もいますが、まず性能が大切なのではなくて気持のよい自然さがあって、それを安全に実現させるために技術や性能が必要なのだと思います。カッコだけではかっこよくなく、性能のみでは味気ない。芸術でも科学でもないところに建築の奥深さと難しさを感じます。
2009年10月20日火曜日
銭函の家 サッシ工事
本日は雨、悪天候の中工事は進みます。みなさん足場の作業気をつけて!


本日は、サッシの搬入です。外部はアルミ、本体は木製の複合サッシですが、断熱性も特別に考えてあります。ガラスの性能UPのみでは限界があるので今回は、地元のサッシのメーカーである、飯田さんと議論を重ねた末、木製の断熱インサート枠を作っていただきました。

中央に見えるのが、断熱インサート、左側のアルミ枠が(外部)、右側が(内部/室内)になります。見ての通り、枠内部を熱が貫流する際に断熱材が抵抗する仕組みです。おそらく木製サッシでは世界初の二重枠スタイル。コラボレーションは様々な可能性を生み出してくれて、建築家として可能性を感じます。
ダブルスキンテラスドア、壁の厚さが40cm以上になるのを利用して、熱の逃げ道となるドア周りは、外開きと内開きを合体した作りになっています。


本日は、サッシの搬入です。外部はアルミ、本体は木製の複合サッシですが、断熱性も特別に考えてあります。ガラスの性能UPのみでは限界があるので今回は、地元のサッシのメーカーである、飯田さんと議論を重ねた末、木製の断熱インサート枠を作っていただきました。

中央に見えるのが、断熱インサート、左側のアルミ枠が(外部)、右側が(内部/室内)になります。見ての通り、枠内部を熱が貫流する際に断熱材が抵抗する仕組みです。おそらく木製サッシでは世界初の二重枠スタイル。コラボレーションは様々な可能性を生み出してくれて、建築家として可能性を感じます。
ダブルスキンテラスドア、壁の厚さが40cm以上になるのを利用して、熱の逃げ道となるドア周りは、外開きと内開きを合体した作りになっています。西岡の家 造作工事
縦の押し縁が終了し、現在塗装中、しっかり仕上げの色を入れてゆきます。色が剥げたら素人でも簡単に塗れて何度でも新品並みに生まれ変わる外壁仕上げ、18mmの貫板を用いて定期的にメンテを行なえば50年以上、木の外壁は大丈夫。


2009年10月15日木曜日
西岡の家 家具探し
2009年10月14日水曜日
西岡の家 ディテール
西岡の家も、あと少し。各部のディテールを決めてゆきます。今回は階段や床、枠等々を、得意のタモ(アッシュ)ではなくニレ(エルム)で作ります。写真はスケルトン階段の細部(ディテール)です。段板を支える力桁やコマの寸法や大きさに気を使います。部材をごつくすると強度は出ても、空間に威圧感のようなものが出て、軽やかな感じになりません。逆に華奢すぎると揺れたり不安感をイメージさせてしまいます。さりげなく、さりげなく...(笑)

窓を壁より引っ込めて納めます。理由は、開口部は長期的に見ると弱点になりやすいからです。樹脂の窓と木製のもの両方を使っていますが、どちらも壁より内側に引っ込めて納めています。付帯的な効果として、窓の外枠が目立ちづらくなりよりすっきり納められます。

下部は水切を両端部を立ち上げて水が無理なく切れるようにしています。

全体を見るとこんな感じです。窓が壁よりも少しだけ引っ込んでいるのが分かります。

窓を壁より引っ込めて納めます。理由は、開口部は長期的に見ると弱点になりやすいからです。樹脂の窓と木製のもの両方を使っていますが、どちらも壁より内側に引っ込めて納めています。付帯的な効果として、窓の外枠が目立ちづらくなりよりすっきり納められます。

下部は水切を両端部を立ち上げて水が無理なく切れるようにしています。

全体を見るとこんな感じです。窓が壁よりも少しだけ引っ込んでいるのが分かります。
2009年10月10日土曜日
西岡の家 外壁工事

外壁は、トドマツの貫板18mm縦貼、もちろん板の表面はざらざらの挽きたてに外部用ステインを塗ってます。写真を見て「おっ!」と思った人はさすが(笑)。通常は無塗装の板を貼ってから、最後に塗装屋さんが塗装を行ないますが、私の現場ではあらかじめ塗装した材料を貼り、最後の仕上げを塗装屋さんにお願いしています。理由は木の裏に水が廻っても塗料があれば木は断然長持ちするからです。反面塗装を最後にすると、見えるところしか塗れないことになります。表面をノコで挽いた状態のざらざらで仕上げるのも、このけば立った状態が一番水をはじきますし、かんなを掛けたつるつるの木より2割も多く塗料を吸うからです。当然塗料の量が多い方が木材の耐久性は上がりますし色抜けも抑えられるというわけです。木はとかく腐る、狂う、割れる、燃える、等のネガティブな特性ばかりが取り上げられますが、使い方を間違えなければ、CO2を固定し、最も安価に耐久力を維持できる材料です。素人が塗っても、仕上がりがおかしくないようにカラーコーディネートしておけば、メンテも楽ですしなにより安価。ガルバリュウムもそろそろ飽きてきましたし、もっと見直されてもいい材料だと思うのですが。

デザイン上、大切なのは、各部の寸法(スケール)をバランスよく作ること、弱々しすぎても、ごつすぎてもいけません。今回の庇はすこしだけ根本が厚過ぎました。もっとこうスマートにシュッと作らないといけません。破風の板金の凹凸も少し気になります。「そんなこと建築家しか気にしない。」なんて言われますけど、見た目に丁度良いバランスは大切なのです。
吹抜けの窓から真正面に見えるプラタナスもずいぶん色づいてきました。駆け足で秋が通り過ぎてゆきます。
2009年10月5日月曜日
西岡の家 公開気密測定
昨日は、西岡の家の公開気密測定でした。家全体の隙間を測定し気密工事がどの程度成功しているかを判別します。この数字が十分低ければ、計画換気も計算通りに行きますし、室内の湿気が壁内に逃げてゆく冬型の結露も抑えられます。
ちなみに元の西岡の家ではこの隙間面積が概ね新聞紙一枚くらいでした。その結果、壁の中に湿気が逃げて柱が腐り非常に危険な状態になっていました。
新築以上を目指す「西岡の家」、検査を担当するのは、弊社の「建築物理」をお願いしているDr.T氏。あだ名じゃなくてほんとうに北海道を代表する工学博士です。残念ながら現在もほとんどの建築家が断熱や気密といった温熱性能の分野は、自らの経験に頼ったり、旧公庫の仕様規定の範囲で設計しているのが実状です。もちろん北海道の経済状況の中、厳しいのは設計費も一緒ですが、ぜひこのブログをお読みの方は相談してみることをお勧めします。かくいう私も目からウロコが落ちた一人。合理的で安全な設計が分かってきっと自信がつきますよ。(笑)
ちなみに元の西岡の家ではこの隙間面積が概ね新聞紙一枚くらいでした。その結果、壁の中に湿気が逃げて柱が腐り非常に危険な状態になっていました。

家全体で25cm2、3回計りましたので、間違いないと思います。(笑)
ということは家全体で、5cm角の隙間。新聞紙1枚から名刺半分の面積になりました。
一般的なC値に直すと:25÷121=0.2cm2/㎡
新築の一般的な基準が2cm2/㎡以下ですから、10倍くらい良い結果となりました。
新築の一般的な基準が2cm2/㎡以下ですから、10倍くらい良い結果となりました。
もちろん、一番安心したのは、棟梁と工務店の社長さん。
おもわず 「ホッ」が出てました。
2009年10月3日土曜日
銭函の家 断熱工事開始
秋晴れの中、工事は進む。
大工さんには、ほんとうに頭が下がります。
私の苦労なんて、彼らの技に比べたら小さなものです。
なんだかんだ言いながら
不完全な二次元の図面から、完全な三次元(本物)を作っちゃうんだからね~。
ブログを読んでくれている人たちにこの気持が伝わるだろうか?きっと伝わると思う。(笑)
クライアントと小さな図面の中で作り上げた建築が、日々形になる喜び!
何度経験しても飽きることのない最高のものづくり。
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一番いいところを、室内に取り込んで不必要な視線や風景を隠す位置に窓を設けます。