2020年3月28日土曜日

常盤の家 基礎脱型工事

常盤の家は基礎工事の脱型(コンクリート型枠を外す事)が完了した状態。後は土間コンクリートを1回打ってコンクリート工事は終了となります。

こちらは基礎パッキンを挟む予定の基礎の天端。凄くきれいで滑らかなのはセルフレベラーセメントのおかげ。この水平精度がしっかり出ていないと土台の下の気密が取れない。なので凄く大切なところです。

こちらはパッシブ換気の床下導入管。コンクリートのノロが回って穴が塞がらないようにしっかり養生済み。

埋め戻し前のベースを確認。建物内に引き込みを行う場合は基本、電気や電話、その他通信線、ガスも地中埋設にて行っています。

設備屋さんの材料が入ってきました。排水管や電力、通信線のために必要なCD管も地中にセットした後、埋め戻しを行います。

お隣の家がほぼ完成した様子。当方の現場は4月の頭に大工さんが乗り込み建て方開始の予定です。コロナウイルスに気を付けつつも一気に賑やかになりそうです。

今日はルカサーの歌でも聞きませんか


2020年3月22日日曜日

宮の森の家Ⅱ 地鎮祭

本日は「宮の森の家Ⅱ」の地鎮祭でした。ここ一月ほどで雪も随分融けましたが、敷地内にはまだまだ雪があります。宮司さんは西野神社さんから。朗々と響くよい声で祝詞を上げていただきました。

「宮の森の家Ⅱ」をご担当いただくのは初めてご一緒させていただく丸作吉田建産株式会社さんです。

専務の吉田さんは設計畑出身ということもあり、自社工法の改良や工夫に凄く積極的。お見積りの最中も様々な刺激を頂きました。そろそろ300mm断熱も10年の節目。大胆なリニューアルを思い描いています。

現場所長のNさんは本日の写真を担当。少し春の土の匂いを感じながらもうすぐ現場がスタートします。

今日はレミオロメン・・この季節になると聞いちゃうんですよね(笑)




2020年3月21日土曜日

常盤の家 型枠工事

本日の「常盤の家」の現場です。現場では基礎の型枠工事が進行中です。
写真は排水管を後ほど通すケーシングを忘れていないか確認しています。

「常盤の家」を担当していただくのは飛栄建設さん。昨年は「野幌の家Ⅱ」と「新琴似の家Ⅱ」をご担当いただきました。多くの工務店さんが大工さんを現場毎に外注することが多い中、飛栄さんの大工さんは社員さん。ですから私の現場に来てくれる大工さんはみなさん顔馴染みの人ばかりです。

そこでは過去の現場の改良点や様々な提案を頂く訳でそれを基に図面を毎回改良することができます。そんなことに無頓着だった昔は、毎回異なる外注大工さんに、現場毎に同じ話を繰り返すばかりで、中々成長が感じられないと悩んだ時期もありました。

現社長の松田さんはキャスティングを考えてそこを上手く調整してくれます。良い建物を作るためには設計者の精進はもちろんのこと、精一杯打ち込める環境が欠かせません。

話しは変わりますが「常盤の家」の住まい手さんは、飛栄建設さんの現場をお見せしたことがきっかけで指名を頂きました。

不思議なことですが・・素人と言っても、自らが家づくりをする立場になると自然に心の目が開いて今まで見過ごしていた他の現場が気になるようになったりします。そこで私の事務所では工事中の現場に図面をやり取りしている作り手さんをよくお連れします。

実はどんなことが大切なのか?良い仕事と並みの仕事はどこが違うのか?そんな話をしながら現場を回ると見る見る目利きになります。

基礎断熱は160mmのEPSです。非常に丈夫で紫外線にも強く費用対効果も高いボード状断熱材です。山本設計の定番になりました。

こちらは基礎断熱とそれ以外の部分の取り合いです。指定の厚みで断熱材がしっかり使われているかどうか確認して行きます。

今日はQueenなんていかがだろう




2020年3月16日月曜日

北方型住宅2020



「北方型住宅2020」北海道の住宅の新たなスタンダードが登場!

詳しくは下記のリンクから
https://kita-smile.jp/north2020?utm_source=Facebook&utm_medium=CPC&utm_campaign=hoppou2020&fbclid=IwAR0hCrqRKdsymvUt8k5dQShWd9dW7Bv1O_Dx3jnXCVwoj3d-G5Skc8p5Mic

2020年3月12日木曜日

常盤の家は北方型住宅2020!


パリ協定による温暖化ガス削減目標やSDGsに見られる地球環境の保全と持続可能な社会を目指して北海道が定めるあらたな住まいのスタンダード「北方型住宅2020」

「常盤の家」は北方型住宅2020の基準クリアをスタートにしました。今回はBELSもちょっぴり頑張って一次エネ削減率も4割超え・・さらに頑張ろう!(笑)

「北方型住宅2020」の仕様を簡単に説明すると、国の長期優良住宅に下記の8項目を加えた内容です。

1:外皮性能 UA:0.34W/㎡K以下。要は1.2地域のG1同等
2:耐震等級 等級2以上 通常より耐震性を25%UP
3:BEI   等級5以上 BEI:0.8以下   
4:C値   1.0㎠/㎡以下 
5:履歴保管 設計図等は専用クラウド(きた住まいるSS)に保管
6:性能の見える化 ラベリングシートを発行
7:設計者  建築士資格の他にいわゆる断熱専門資格BIS
8:高齢者対策 等級3 なんで長期優良の項目にないの?(笑)

つまり国内最強の内容となっています。北海道の住まい手さんは幸せだと思います。
疑い深い人は上記の内容を有名ハウスメーカーの仕様とぜひ比べてみて下さい。(笑)

北方型住宅2020とは? https://www.kita-smile.jp/portal/blog/kentiku/2019/files/200304_2020tirasi.pdf?fbclid=IwAR15z_bP7CSYYAF0sY_cNjTsQEaJ6SRR2VXYR09dcr2ggNNDcVZ7qsMzqNo

ピチカート5っていかがでしょう?おしゃれ(笑)

常盤の家 鉄筋工事

常盤の家の基礎配筋がほぼ組み上がり検査に行ってきました。

地盤の冷たさを拾って床下の土間コンクリートが結露を生じないように一旦水平に防水し断熱します。

鉄筋の間隔は20cmを越えないこと。あちこちにメジャーを当てて写真を撮ります。

床下を安全な室内空間として使うためにはメンテナンスが可能な天井高が必要です。また全ての床組みを見上げて目視点検が可能なように人通口の位置と設計に注意を払います。

床下という一般的には中々目の届きにくい場所を普段の暮らしを通して自然に維持管理してもらうためには中に人が入れる寸法で設計することや照明を設置する事、そしてそこを定期的に使う動機を作ることだと思います。もちろん温熱計画的に充分安全側に設計することも重要なのですが、住まい手さんが極力簡単に使えて、たとえ少々使い方が良くなかったとしても深刻な状態に陥ることの少ない設計がとても大切なことをここ10年くらいは特に意識するようになりました。

平たく言えば・・従来の断熱気密住宅はその良さを充分引き出して暮らそうとすると、日本人にとってはかなり馴染み難い住まい方を憶え慣れねばなりませんでした。もちろんそれが、寒かった今までの家と違うのだ!ということがセールスポイントになった時代もありましたが、今では極力そうした特別な約束事や住まい方のコツ?を住まい手に押し付けることなく、一年を通して気持ちよく過ごせる住まいを目指しています。

なにも高性能好き住宅マニアでなくとも(笑)・・すぐに住みこなせること、断熱気密住宅にとって本来ならNGとなる・・使わない部屋の暖房を切って回っても、安全な温湿度を知らないうちに維持できること。換気も必要な時期に必要な量が自然に供給され、主に夏場の窓開けだけで年間換気量をほぼ満足できるようにすること・・住まい方は少しでも易しいものにしたいと思います。

ふと見ればお隣りの家がもうすぐ竣工の様子。見慣れた北海道の住宅街にちょっぴり違う風景を作りたいと思います。

きょうはキリンジなんていかがでしょう・・



2020年3月8日日曜日

常盤の家 着工しました

基礎屋さんが敷地の雪かきをしてくれて、無事着工した「常盤の家」です。

本日、2020年の3月8日(日)は新型コロナウィルス肺炎の流行で北海道内に緊急事態宣言が出て二回目の週末に当たります。そんなこともあって中々私たちも出歩き難い日々を送っています。早く収束しいつも通りの日常が戻ることが待ち遠しいですね。

設計者的にはやはり水気が少なく地盤の良い山側の土地が好きです。実際に掘り始めてみると・・今年は暖冬のせいもあって地盤凍結はなし。かといって水も出てこない良好な地盤です。          
敷き込む砂利の厚みは全体に水平となるように、丁寧に入れては高さを計りながら進めます。写真はレーザー式のレベル測定器。頭から四方に向けて水平にレーザーを照射しものの高さを計ります。ぴったり同じ高さが出たらそれは敷き込んだ砂利の面が水平になった証し。傾いた面にコンクリートを流しても精度は出ませんから、後からやり直しの効かない地味なれど大切な仕事です。
        
完成した住宅の床下は地盤面より下に掘り下げ、室内の延長として使うことが多いので止水措置のし易そうな地盤の状況に一安心です。

土も水分量が少ない黒土が表土

基礎下の増し固めと水位の低減を狙って砕石を充填して充分転圧します。

土間下に用いるEPS50mmです。

今日は阿部真央なんていかがだろう・・いいね~