昨日は「野幌の家Ⅱ」のプレカット打ち合わせ。今まで当事務所の仕事を多く手掛けてくれている㈱ニッショウさん。CADオペのMさん営業のAさん。そして飛栄建設のM所長とU棟梁そして私。
数年前から各プレカット工場の加工能力を研究し、手刻みでは難しい構造デザインをCADオペさん棟梁さんと協働しながら作り上げてきました。
私:ここは赤みの強いカラマツ材の柱を20cm間隔で建てて透過性のある壁柱みたいに見せたいんですよ。
Mさん:金物は見せられませんよね~?
U棟梁:Mさんのお手並み拝見だね~(笑)
Mさん:はい。実は考えがあるんです。クレーンは建て方の時にあるんでしたよね(笑)
みたいな感じで、私が描いた二次元な図面に現場感覚というリアルを与えてくれます。この時に指摘されたことを大切にしてすぐに詳細図や標準納まりに反映させて現場ごとに絶えず図面を改良し続けます。こうした決定事項や共有事項を打ち合わせの時だけのことにせず川上に位置する設計者の図面品質の向上に使うことで工事中の打ち合わせは大きく減り、建物の出来上がりも飛躍的に良くなります。絵だけ描いて解決は現場に丸投げという設計者もいますが、現場を始める前の時間の使い方を少しだけ工夫すると設計者、施工者、生産者、全員にとってよりよい現場となります。
今日はダフトパンクなんていかが?
https://www.youtube.com/watch?v=QOngRDVtEQI&start_radio=1&list=RDQOngRDVtEQI