「釧路の家」を担当する八百坂建設のK部長から、気密測定の結果が届きました。結果はC値が0.2cm3/㎡(1回目)となっています。今までの300mm断熱の現場とほぼ同じ数値が出てホッとする反面。最初の挑戦ながら懇切丁寧に取り組む作り手のみなさまに心より感謝したいと思いました。
実はこの気密性能をいかに出すかが後の断熱性能を決めるといっても過言ではありません。極端な話し、20年以上前に現在の断熱水準と全く変わらない断熱設計がされているにもかかわらず、寒くて仕方がない。(断熱の量だけ見れば今と同じだが質がほぼ伴っていない)という家も残念ながら多数存在します。従来は気密測定と断熱の品質を結び付けて考える知見に乏しかったのが原因ですが、今では身近に断熱性能の良し悪しを事前に判定できる「気密測定」という方法が認知されているのですから、作り手なら積極的に取り入れて工事中から完成後の不安を取り除くべきだと思います。私の事務所が各案件ごとに必ず気密測定を行うのはそうしたことが主な理由です。
今日はこれから「南幌のバスツアー」なのでB.ホーンズビーでも一緒に聞きませんか(笑)