2018年7月1日日曜日

高湿度環境な今日この頃 南幌

最近、北海道はずっとぐずついた天気・・・雨が多いですね~。冬の間に工事を行い、6月の頭に次々にオープンしたみどり野きた住いるビレッジ。現在では北大のK研究室の測定器が全棟に取り付けられ既に計測が開始されています。
 
私とアシスト企画さんで担当した「南幌まちなかの家」もそろそろ床下には注意が必要とのことで約2週間に渡り床下を予熱しながら基礎コンクリートの乾燥を進めてきました。本日はその裏を採りに来たというわけです。床下の温度:24.6℃、相対湿度:76.5%、天気:雨、絶対湿度は14.79g/Kgです。

それに対して床下が結露する温度(露点温度)が20.2℃。ひとまずは安心でした。
 
要は初夏に完成し、床下の暖房が使われるのはまだ約半年も先。といった今回のような現場は気を許すとダンプネス(高湿度環境)が深刻な被害をもたらす場合があります。一番分りやすいのが床下の結露を見逃した(放置)したことによるカビの発生。大概は暖房の入る冬が近付くと匂いで気付く場合が多く、不審に思った住い手が懐中電灯片手に床下にもぐって発覚する場合が多いです。最近はすっかり梅雨の季節のある北海道・・・夏場も適宜床下を余熱して安心にお過ごし下さい。 
床下には照明が設置されいつでも住い手さんが点検出来るように考えてあります。

冬が近付くと基礎の隅角部から露点になり易くなりますから温水配管はそうした弱点をカバーできる位置に設置しています。