ちいさな四角い家「発寒の家Ⅱ」が着工します。明日はいよいよ地鎮祭。完成予定は来年の3月です。担当していただくのは株式会社アクト工房さんです。札幌では外張り断熱を得意とする工務店グループ「ソトダン21」に所属する同社は性能もさることながらデザイン指向の高い工務店として知られています。
㈱アクト工房HP http://www.actkoubou.com/
実は「発寒の家Ⅱ」は壁にボード状断熱材を用いた300mm断熱。私の事務所でここ最近定番化している全てグラスウールの300mm断熱とは異なる仕様です。実は2010年の「南あいの里の家」と「菊水の家」で類似の工法を用いたこともありましたが室内の水蒸気を防ぐ防湿シートは充填断熱と同様に室内側でした。しかし今回は完全な外張り断熱よろしく防湿シートは全て柱の外側に梁の外側。要は構造を防湿シートですっぽり一度ラッピングしてその外側に主となる断熱構造を作ります。この構造はなかでも非常に高い気密が出ますので今から楽しみです。どうぞよろしくお願いいたします。(笑)