室内にボードが貼られ内装がどんどん進む「西野まちなかの家」。リビングに掛ける階段をどうしようか?と色々と悩みましたが、店舗什器製作所さんに素敵な階段を作っていただきました。材質はカバの集成材。段板は北海道産白樺の合板です。オイルで拭くと温かな木目が引き立ってとてもきれい。残念ながらありふれて感じるせいなのか・・・北海道の人にはぜんぜん人気のない白樺ですが、私は大好きで使い続けています。(笑)
階高が2520mm、蹴上げ180mmなので14段目が2階の床。1階の天井高は2150mmと抑えて行きます。2階の床の厚みに相当するフトコロは370mm。高断熱+高気密空間として設計するとダクト空調はもちろんのこと、天井フトコロを要しないパッシブ換気のようなダクトレス空調が使えるので矩計(カナバカリ/垂直方向の寸法設計)の自由度が増します。階段の段数を抑えることが出来るので最近多い30坪以下の間取りとの相性も悪くありません。
段板の厚みは24mm。丈夫な白樺合板なら意外にもぜんぜんたわまず大丈夫です。お子さんが落ちないように手摺の間隔は狭く詰めますが空間を圧迫しない充分な開放感だと思います。
(有)店舗什器製作所HP http://tenpo-kagu.jp/
瀧澤ベニヤ株式会社(白樺積層合板)HP http://www.takizawaveneer.co.jp/