2014年9月12日金曜日

澄川の家 被害甚大

9/10、11と北海道の石狩地域を襲った集中豪雨は場所によっては100mm/時を越え、激しい雷とともに札幌市の全域で避難勧告が出される事態となりました。運よく西区方面は雨雲の通過ルートから外れたために大きな被害は出なかったものの、道路が冠水し一時、住宅街が孤立した南区では地盤の緩み等から二次災害も心配され、現在も南東側の空には真っ黒な雲が広がりポツポツと大粒の雨が落ちています。
実は先ほど避難地域だった南区の「澄川の家」に行って来たんですが、三重のブルーシートによる厳重な養生も空しく、屋根のグラスウールは水没。被害甚大。M所長とM棟梁は疲労の色濃く、ガックリ・・・(泣)
 
ゴミ箱には、たっぷり水を吸って使えなくなった20kg超高性能GWが山のように溢れています。1週間分の工程と資材が丸ごと水の泡となり、心折れそうに落ち込む大工さんたち。工期は10月一杯、今すぐやり直そうにも、まずは屋根をばらし、水を吸ったグラスウールを全部取り除かねばなりません・・・
さて、みなさんが監理担当建築士ならこんな時に現場の全員に、どう声を掛けますか?
 
ずぶ濡れになったグラスウール。

野地板を切断し濡れたグラスウールを取り出しているところ。

 
豪雨は気密シートの裏にも回り部分的に構造用合板を濡らしている。