2013年9月9日月曜日

JIA建築家大会2013北海道 無事終了

みなさまのおかげを持ちまして無事、JIA建築家大会が終了いたしました。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。大会中はたくさんの方々にお越しいただき有意義な催しとなりました。私たちの活動を少しでも皆さんに知っていただけたことは大きな喜びです。会場を訪れていただいた方々より励ましのお言葉を頂戴し、たくさんの元気をいただきました。これを励みによりよいものづくりに向けて更に精進したいと存じます。

舞台裏の風景その1 私の担当した教育文化会館は式典をはじめたくさんの会議や講演会が行われました。写真は慌しく準備の様子。マイクの本数は?演台の位置は?机の配置は?なんて感じでみなさん大忙し。(笑)しかしチームワークで乗り切りました。

ビシッと準備万端の朝の会場風景。あと30分でセミナー開始。

9/5.6と二日に渡りたくさんの方々に会場に来ていただき、セミナーはどれも盛況!盛況!

 

さーて、終了後は素早く現状復帰+翌日のセッティングの慌しさ。
 
後片付けもなんとか終わり式典の後半に間に合って、以前から注目している環境ジャーナリストの村上敦さんのお話を聞くことが出来ました。

式典終了後のレセプション。建築家の仲間たちとしばし歓談。

賛助会のみなさんや先輩、若手のみなさん全員で盛り上がりました。(笑)

Sさん、Iさん、そしてTさんほんとうにごくろうさまです。
 

挨拶には札幌市の上田市長も駆けつけていただきました。

二次会でも、講演者の村上さんをはじめたくさんのみなさんと親交を深めることが出来ました。各界で先進的な取り組みや研究を行っているみなさんとお話できたことは何物にも変えがたい時間となりました。
 
最終日前日のチカホ会場は、「北からの提言」と題し、まち起こしやエネルギーシフト、北海道に暮らすことの意味や歴史的なアイヌの建築、観光と北海道の未来等々、有意義なセミナーが満載。 
前日に引き続き、朝からのセミナーにも登場いただいた村上氏。

北海道において先進的なまちおこしを行っている下川町さんのお話し。まさに私たちの近い将来のお話しでした。困った嫌だな~と問題を後ろ向きに捉えるのではなく「課題の先進地」と考えればどこより早く問題を解決するスキルが身につく。うーんまさに目からうろこです。高齢化、少子化、都市のスプロール、エネルギー、雇用、社会保障等々、私たちの身のまわりは確かに課題だらけですけどそんな課題をチャンスと捉えられるメンタリティーがあるからこそ、若い人が街に帰って来る元気な街になれたのかと思いました。

北海道の環境工学の黎明期を支え、雪や寒さは欠点ではなくむしろ恵みであると説いた荒谷先生の言葉を、過去の原稿からリニューアルし、この度一冊の本としてまとめることが出来ました。北海道に住まう設計者や市民のみなさまにもぜひ読んで欲しい1冊。写真は音頭を取って頂いた小室氏の挨拶の様子。

何度聞いても、荒谷哲学には聞きほれてしまいます。
欠点対応から良さ発見型の視点へのシフトこそ、厳しい環境に暮らす私たちの財産である。そんな前向きなメッセージは会場に未来を想起させる空気感を作り出していました。
 
荒谷昇著 「住いから寒さ暑さを取り除く」 http://www.shokokusha.co.jp/?p=5300
 
最後になりますが、建築家大会の開催に当たりたいへんお世話になった、教育文化会館の篠原さま、岩田さま、JIA本部の宮下さま、浅尾さま、国際会議担当の新井さま、岩間さま、JIA環境行動ラボの大野さま、三木さま、寺尾さま、日本版CABE担当の連さま、お手伝いいただきました和田さま、JIA北海道支部の櫻井さま、大坂さま、小杉さま、大杉さま、目黒さま、大塚さま、伊賀さま、賛助会の五十嵐さま、星さま、井上さま。 この場をお借りして心より御礼申し上げます。